お酒がふわっと香る、大人味のケーキ。
「ブランデーケーキ」という呼び方が一般的かもしれませんが、いまや使われているお酒はブランデーだけではありません。
ラム酒やウイスキーなども人気なので、これは「洋酒ケーキ」と呼ぶしかありませんね(日本酒や焼酎を使ったケーキもありますが……)。
さて今回は、hitotemaで紹介した3種の洋酒ケーキをまとめてご紹介。
調理師免許を持つフードライターとして活動している、田窪綾さんが詳しく紹介している個別記事もありますので、そちらもぜひ併せてご覧くださいね。
目次
Happy Rummy(ハッピーラミー)

「一切れで酔える」という、なんとも魅惑的なコンセプトを持つ、「Happy Rummy(ハッピーラミー)」。
1ドライフルーツを洋酒に長期間漬け込む
2ケーキ生地に、漬け込んだドライフルーツをお酒ごと混ぜて焼き上げる
3焼いたケーキの6面すべてに1ヶ月かけてお酒を塗りこみ、寝かせて熟成させる
という驚きの製法で作られていて、原材料名のトップに来るのはなんと「洋酒」!小麦粉やバターよりもお酒が入っているのです。

濃厚熟成大人の洋酒ケーキ

「濃厚熟成大人の洋酒」シリーズのレギュラー商品は、
- レーズン(ジャマイカのダークラム)
- いちじく(アイリッシュウィスキー)
- アプリコット(カリブ海のスパイスド・ラム)
の、3種類。
いずれもホールで4,212円(税込)ですが、まずはスライス3種を楽しめる「濃厚熟成大人の洋酒ケーキ 3種セット」でお気に入りを探してみるのもよさそうです。

しっかりお酒が効いているので、平日昼間の休憩タイムではなく、夕食後にゆっくりいただきたいケーキ。となると、「必ずしもコーヒーや紅茶でなくても…」と、お酒好きは考えてしまいますね。
Happy Rummyを立ち上げたパティシエールの松尾裕子さんもお酒好きなので(「もっとガツンとお酒が効いた洋酒ケーキが欲しい」というのが開発のきかっけだったそう)、田窪さんの記事でチーズやワインと合わせるという魅力的なペアリングも指南してくださっています。
ラムボール「酔寿(すいじゅ)」

一見、普通のボンボンショコラに見えるこちら。実は、一切れどころか一玉で酔えるというラムボールです。といっても、ウイスキーボンボンのように液体のお酒が入っているわけではありません。
ダークラムに長期間漬け込んだレーズンを、熟成させたケーキで包み、ほろ苦いダークチョコレートでコーティングしてある逸品!一口かじるとどんな世界が広がるのか、楽しみになるチョコレートです。
「一切れで酔える」。そんな魅惑的なコンセプトをもつお店を横浜で見つけてしまいました! その名もアルコールケーキ専門店「Happy Rummy(ハッピーラミー)」。ネットショップを中心に販売を行っており、その商品はどれ[…]
シベール ブランデーケーキ

シベール ブランデーケーキは、1976年発売のロングセラー。三越伊勢丹ブランドということもあって、贈答用にも人気のシリーズです。
レギュラー商品は、
- プレーン
- チョコレート
- 紅茶
の3種で、「さくら」「マロン」「抹茶」などの季節限定シリーズを楽しみにしているファンも多いです。

ブランデーケーキといえば、レーズンが入っていたり、見るからにしっとりしていたり……ということが多いですが、シベールは普通のパウンドケーキのよう。
実際、お酒の印象は控えめで、食べ終わりにほんのりと風味が残る程度。アルコール特有のツンとくる感じはほとんどありません。
この控えめぶりが、40年以上にわたって愛されている秘密なのかもしれません。

チョコチップのアクセントが嬉しいチョコレートは、甘さ控えめでビター。

紅茶はアールグレイ茶葉を練り込んであり、ベルガモットがふわっと香ります。
それぞれの特徴やおすすめの食べ方は、こちらの記事でどうぞ!
昔から根強い人気を持つ、洋酒ケーキ。その魅力を知ると長年買い続ける人も多いためか、洋酒ケーキはロングセラーとなっている商品も多いんです。 今回は「ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD」ブランドの人気商品『シベ[…]
くにひろ屋「洋酒ケーキ」

レトロなパッケージととストレートなネーミングが魅力的なのは、広島県府中市上下町にある、くにひろ屋さんの「洋酒ケーキ」です。
上下町の名物でもあり、関東や東海、関西にも取扱店があります。

カステラをカットしてからお酒(ブランデーとラム酒)のシロップに浸すという独特の製法により、見ての通り、じゅわっとしみ込んでいます。
冷凍しても固くならないので、凍らせて食べても美味しいんですよ。
フランス菓子「サバラン」に着想を得て生まれたというこの洋酒ケーキは、50年以上の歴史があります。
詳しいストーリーは、田窪綾さんの記事でぜひご覧ください。
使っているお酒や材料、浸み込み具合までさまざまな個性があるのが面白い『洋酒ケーキ』。広島出身の方に勧められ、初めてその袋を開けたとき「こんなにお酒が入ってるの!?」と驚いた商品があります。それが今回ご紹介する『くにひろ屋』の洋酒ケーキ。 […]
関連リンク
Happy Rummy(ハッピーラミー):
https://hr-cake.com/
ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD「シベールブランデーケーキ」:
https://www.mistore.jp/shopping/product/900000000000000000421889.html
くにひろ屋「洋酒ケーキ」:
https://kunihiroya.jp/
【当記事につきまして】
リンク先の各記事はライター田窪綾が企画し、掲載許可を得て記事を作成しています。