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豚肉も魚も。野菜もOK!
うっかり鶏肉ばかり紹介してしまいましたが、ほかの食材のレシピも豊富ですよ。
豚肉

豚のハムだって、2種類載っています。

今回はオーブンで焼きハムにして、表面をバーナーでちょっと炙ってみました。しっとり美味しかったです。が、かたまりの豚もも肉なので、鶏ささみや鶏手羽中ほどの劇的な変化は感じられず。

でも、豚もも切り落としとピーマンの炒めものは、柔らかくて飽きのこない味で最高でした。しっかり中まで塩糖水が浸透する形状のお肉のほうが、より効果が高いようです。
※このお料理はレシピ本にはありません。
魚

おすすめの魚は、鯛、鮭、タラ、サワラ、ブリ、カジキ…と紹介されているのを見て、「パサつきやすいカジキはともかく、ほかは普通に調理しても充分美味しいのでは!?」と思ってしまいましたが、説明を読んでこちらも納得。
塩糖水によってうま味が引き出されたり、よりシンプルな味付けでお料理が完成したりするため、塩糖水漬け前提でのレシピが役立つのです。

と言いつつ、まずはやっぱりカジキを。冷凍ではない生カジキだったのでもともとしっとりめでしたが、塩糖水を含んでふっくらしています。

レシピにあったトマト煮にしました。カジキなのに、パサつきはなし。ほろりと崩れる身はしっとりしていて、パスタを茹でたい衝動にかられました。冷凍のカジキでどこまで美味しいか、試してみたい!
野菜など
基本的には肉と魚ですが、野菜や卵、さらには豆腐やチーズといった食材を漬けることもできます。昆布やかつおと一緒に野菜を漬ければ、浅漬けみたいになりますね。

味付けも!変わり塩糖水

そして最後、レシピ本ならではのお役立ち情報が「変わり塩糖水」。塩糖水をハーブやレモンで風味付けしたり、塩を醤油やナンプラーに替えたりするアレンジ。レシピの幅は狭くなりますが、しっかり味がつくので「そのまま使える食材」としてはより便利になりますね!
エスニックフード好きなのでナンプラーアレンジが気になり、こちらはオリジナルで2品作ってみました。こちらも許可を得て、「ナンプラー糖水」の配合をご紹介!
<材料>
- ナンプラー 大さじ1
- 砂糖 大さじ1/2(5g)
- 水 100ml

こちらは、ナンプラー糖水の唐揚げ。食感よりも味付けしたいのがメインだったので、鶏もも肉を使いました。塩糖水の水分を切って片栗粉をまぶしただけですが、ジューシーでほどよい塩気。冷めても美味しかったです。

ゆで玉子を塩糖水に漬けるレシピは紹介されていましたが、ナンプラー糖水も美味!ごま油をかけてこしょうを挽いただけですが、おかずにもおつまみにも◎。パクチーがあれば添えたいところでした。
塩糖水ライフ、始めよう
記事のために数品作ってみるつもりが、便利で美味しかったのでついついたくさん試作してしまいました。素材をグレードアップさせる味わいや食感も魅力ですが、漬けておくだけで日持ちするという点もいいですよね。

そして、最後になりましたが、このレシピ本のおすすめポイント。ほとんどのレシピページに、塩糖水の分量が書かれているんです。同じことを何回も書かないのが普通だと思うのですが、毎回記載ページを探さなくて済むのはとてもありがたい。さりげないことながら、読者への配慮に感激しました。
特売で買いすぎた肉や魚を冷凍庫に詰め込んで忘れてしまいがち、という人。
メニューはその日の気分で決めたいけれど、食材はささっと調理できる状態にしておきたい!という人。
塩糖水は、そんな人に特におすすめですよ。
書籍情報

タイトル:おいしくなって保存もきく! 塩糖水漬けレシピ
著者:上田 淳子
出版社:世界文化社
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4418203117/
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/16404537/
【hitotema編集部注】
当記事は、広告記事ではありません。
レシピ本のご紹介をお願いしたところ、ご厚意でご恵贈いただきました。