今すぐキャンプしたくなる!料理コミック『絶品 空の下ごはん』を読んでみた

今すぐキャンプしたくなる!料理コミック『絶品 空の下ごはん』を読んでみた

みなさん、料理コミックを読んでお腹がぐ~っと鳴った経験はございませんか?
今回は私が読んでいてぐ~っと鳴ってしまった、アウトドア料理コミック『絶品 空の下ごはん』をご紹介したいと思います。

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『絶品 空の下ごはん』はどんな本?

『絶品 空の下ごはん』(世界文化社)は、2021年10月に発売されたレシピ付きアウトドア料理コミック。「家族のため」「失恋した友達をなぐさめるため」「疲れた友人を元気づけるため」……、誰かを思って作って食べる幸せな「キャンプごはん」をテーマに、11人の作家によるキャンプめしのストーリーが描かれています。

さらに、アウトドアコーディネーター兼料理人の小雀陣二氏監修、漫画に出てきた全ての料理の再現レシピも掲載され、読むだけでなくすぐに料理を再現、堪能できる1冊です。

世にいろんな料理コミックが出ていますが、私がアウトドアを描いた料理コミックを読むのは初めて。私自身キャンプが大好きなので、その内容の面白さに一瞬でのめり込みました。
まずは、私が読んで感じた、3つの魅力をご紹介したいと思います。

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読んで感じた『絶品 空の下ごはん』の3つの魅力

読むだけでキャンプしている気分に!リアル感がたまらない

漫画
『絶品 空の下ごはん』「ウルトラライトキャンプ飯」作/コウノコウジ より

1つ目の魅力は、スキレット、ダッチオーブン、メスティン、携帯用バーナー、ポケットストーブなど、実際に販売されているキャンプギアが登場していること。キャンプあるあるも描かれていて、リアル感があって面白く、実際の体験と重ね合わせながら読めました。なかなかキャンプに行けずウズウズしている私もちょっぴりキャンプ場にいる気分になれましたね。

臨場感溢れるごはんシーンにお腹が鳴る

『絶品 空の下ごはん』「出会いの決め手は五香粉」作/伊藤伸平 より

2つ目の魅力は、美味しさが伝わってくるごはんシーン。料理がジュージューしている感じが伝わってくるんです。それぞれストーリーは違えど、ごはんシーンは全て臨場感に溢れ、何度お腹が鳴ってしまったことか……。これはお腹が空いている時に読んだら危険です。あまりに美味しそうなので、キャンプめしを作るためにキャンプに出たくなっちゃいます。

食べたくなったらすぐに作れるレシピ付き

『絶品 空の下ごはん』「出会いの決め手は五香粉」作/伊藤伸平 より

3つ目の魅力は、漫画の中で登場したキャンプめしの全レシピが掲載されていること。食べたくなったらすぐに実践できちゃうんです!(もちろん、食材と調理器具は必要になりますが)
ただレシピを見ただけでは「ダッチオーブンを使いこなすのは大変そう……」と思ってしまうズボラなキャンパーの私でも、キャンプめしのストーリーがあることで、こんなシーンを自分でも再現してみたいと思えるようになりました。また、親切にも調理器具の使い方や取り扱い方まで説明されているのでとても参考になります。

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印象に残ったストーリーはコレ!

『絶品 空の下ごはん』「ソロキャンプはじめてみた」作/市川ヒロシ より

11のストーリーの中で一番印象に残ったのは、キャンプをしたことがない女子がソロキャンプを始めるお話。キャンプは薪を割って火を起こして料理しなければいけない、と思っている妹に、お兄ちゃんが「料理はコレ(携帯用バーナー)でやればいい 別に焚き火をしなきゃいけないなんてルールはない 自分に合うスタイルで自由にやるのがキャンプだ」と伝えたシーンにグッときましたね。そう、キャンプに決まりはないんです。

携帯用バーナーで簡単に美味しくごはんを作っているシーンをはじめ、スマホの中では出会えないキャンプ場の絶景に感動するシーンにも共感。キャンプの素晴らしさ、醍醐味をシンプルに教えてくれるストーリーは、キャンプをしたことがない方にもぜひ読んでいただきたいですね。

『絶品 空の下ごはん』「肉食系BBQ」作/ユルルマン より

他にも、キャンプめしで失恋した友人を励ますお話、普段かたくなに料理を拒むママが偏食の我が子に絶品の鶏煮込みを作るお話や、美味しいキャンプめしを作ったらそれが出会いのきっかけになったお話など、キャンプめしを通したさまざまな愛情や友情のストーリーがユーモアたっぷりに描かれていました。

誰かを思って「作る」「食べる」っていいな……。
私も早く家族のためにキャンプめしを作りたくなりました。よし、来月こそキャンプに行こう。

実際に作ってみたキャンプめし

11のレシピの中、読んですぐ「食べたい!」と思って実際に作ってみたレシピをご紹介したいと思います。

チーズ鱈とポルチーニ茸の炊き込みご飯

『絶品 空の下ごはん』「ウルトラライトキャンプ飯」作/コウノコウジ より

1つ目は登山をして山の上でキャンプをしたお話の中に登場する、「チーズ鱈とポルチーニ茸の炊き込みご飯」。今にもポルチーニの香りが漂ってきそうな絵じゃないですか?

実際に作ってみたごはんがこちら。レシピを見て驚愕。メスティンに水とお米、市販のチーズ鱈と乾燥ポルチーニ茸を入れて、火にかけるだけの簡単調理だったんです!漫画の中のごはんを再現できるってなんだか不思議な気分。ポルチーニ茸の香りがふんわり鼻を抜ける、想像通りの味でした。

今回用意したものがこちら。クッカーはトランギアの「メスティン」、バーナーはエスビットの「ポケットストーブ」に「固形燃料」、材料はお米、チーズ鱈、乾燥ポルチーニ茸、水、どれもコンパクトで超軽量ものでした。荷物を背負っていかなければならない登山キャンプにおいて、荷物は‟軽量が命”ですからね。今回はおうちキャンプで作ってみましたが、次回は山の上で作ってみたいですね。

焼きソーセージのサルサソースのせ

『絶品 空の下ごはん』「ソロキャンプはじめてみた」作/市川ヒロシ より

もうひとつ作ってみたのは、女子がソロキャンプに挑戦したお話の中に登場する、「焼きソーセージのサルサソースのせ」。

実際に作ってみたのがこちら。スキレットの上で野菜とソーセージを焼くだけの簡単レシピで絶品でした!これはお酒のおつまみに最高です(本の中では携帯用バーナーを使っていましたが、私はカセットコンロで代用しています)。

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心もお腹もいっぱいになって欲しい―心も温かくしてくれた1冊

最後に、この本を作られたきっかけや思いについて、株式会社 世界文化ブックスの編集担当の方よりコメントをいただきましたのでご紹介したいと思います。

「子供の時の遠足で食べるお弁当は、いつもの何倍もおいしく感じませんでしたか?ひと汗かいて、空の下で友達と一緒に食べるお弁当は、今でもおいしかった記憶が残っています。おいしい料理とは、舌で楽しむのはもちろんですが、食べるときの環境や気持ちで、より一層味わいが豊かになるものだと思います。料理本では表現できない、そんな気持ちまで作り上げられる本が欲しいと思い、企画を始めました。漫画を読んでストーリーにのめり込み、気持ち冷めやらぬまま漫画に出てきた料理を実際に作って食べたら、それはもう料理を超えてエンターテインメントです!料理書が得意な弊社だからこそできる、おいしいレシピと物語の融合した1冊で、ぜひ心もお腹もいっぱいになって欲しい!そんな思いでこの本ができました」

まさに、私は漫画のストーリーにのめり込み、そのまま料理を再現できたひとり。改めて、「アウトドアっていい!」「キャンプめしって心まで温かくしてくれるんだな……」としみじみ感じさせてくれる1冊でした。
自分へのご褒美にごはんを作る、誰かのためにごはんを作るって幸せですね。キャンプにはこうしなきゃいけないという決まりはありません。気張らなくてもOKですし、なんならおうちキャンプでもOK。私はこの本1冊でキャンプめしのレパートリーが増え、レベルアップできました。まだ発売されたばかりの本ですが、第2弾も発売されないかな~と次への期待も高まりますね。
ぜひみなさんも『絶品 空の下ごはん』でお腹をぐ~っと鳴らしながら、幸せなごはんを想像してみてください。みなさんなら、誰にキャンプめしを作りますか?

【当記事につきまして】
世界文化社様からご案内を受けてhitotema編集部が企画し、ライター中島誠子さんが記事を作成しました。

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