自家製クラフトコーラの簡単レシピ!スパイス香る炭酸飲料 #ハーブとスパイスの教科書

自家製クラフトコーラの簡単レシピ!スパイス香る炭酸飲料 #ハーブとスパイスの教科書

クラフトコーラとは、スパイスなどを使って作る手作りコーラです。
最近は伊良コーラなど自家製のクラフトコーラのお店も増えていますが、家でも作れちゃうんですよ!
自分で作ると安心材料で甘さも調整できるので、むしろ、「体に良いコーラ」と言えますね。
では、話題のクラフトコーラのおすすめレシピをご紹介しましょう。意外と簡単ですよ。

スポンサーリンク

コーラの発祥って?

リード
(画像出典)shutterstock

もともと、コーラ自体、お薬として作られました。
アメリカのジョージア州アトランタの薬剤師が1886年に薬剤の調合として、ハーブやスパイスや果実などを使用したときに偶然出会ったレシピ。それがその後、世界に広まったのです。

スポンサーリンク

クラフトコーラの基本レシピ

では、クラフトコーラのレシピをご紹介しましょう。手作りなので、砂糖の量はかなり控えめにしています。砂糖を増やすと市販の味に近づきますが、糖質の摂りすぎには気をつけてくださいね。
カラメル色素は加えないので色は薄めです。

材料(コーラ約600ml分)

コーラシロップの材料

〜コーラシロップ〜

  • シナモンスティック 2本(約8g)
  • クローブ(ホール)  3g
  • カルダモンシード 2g
  • 生姜 5g
  • レモン スライス 3枚
  • きび砂糖 50g
  • ハチミツ 大さじ1
  • バニラエクストラクト 小さじ1
  • 水 500ml

〜コーラ炭酸飲料にする場合〜

  • 強炭酸水 500mlペットボトル1本

作り方

カルダモンは、中身の黒いシードが香りが高いので、あらかじめハサミで半分に切っておく。

カルダモン

鍋に、分量の水と、砂糖とバニラエクストラクト以外の材料を全て入れて中火で煮る。

作り方2

砂糖とバニラエクストラクトを入れて沸騰させないように、ゆっくり煮詰める。5分ぐらいしたら火を止めてそのまま冷ましておく。

作り方3

茶漉しなどで濾してシロップは出来上がり。

シロップ:強炭酸水=2:1くらいで割って飲む。(濃度はお好みで加減してください)

完成写真

炭酸の強さと甘さはシロップの濃さで調整できます

水以外の材料を倍にすると濃いシロップができ、割る際に強炭酸水の比率を上げることができます(炭酸強めのコーラになります)。お好みの炭酸強度と甘さになるよう、ベストな水の量を探してみてくださいね。

コーラシロップの保存方法

コーラシロップは冷蔵庫保存で2~3日は持ちます。冷凍保存の場合は製氷皿に入れると1人分ずつのシロップとして使いやすいですね。香りが飛んでしまうので、製氷皿をラップしておきましょう。こちらは1ヶ月が目安となります。

カフェイン入りのアレンジ

カフェイン入りのアレンジ

カフェイン入りの場合はシロップを作る工程で紅茶小さじ1   (アッサムまたはダージリンなど)を入れてくださいね。この写真は紅茶入り。炭酸を注いだばかりなので、泡がシュワシュワで爽やかです。

コーラシロップの活用アレンジ

夏場であれば、かき氷シロップにしてもおいしいですよ。ゼラチンを溶かして冷やせばゼリーにもなりますし、お酒を少し入れるとカクテルにも。風味豊かなコーラシロップ、いろんなアレンジ方法を試してくださいね。

スポンサーリンク

使用したスパイスのご紹介

コーラの発祥は?

今回使用したスパイスについて、改めてご紹介しておきましょう。

シナモン

科名:クスノキ科  使用部位:樹皮  別名:ニッキ、桂皮 

甘くスパイシーで素晴らしい香りのシナモンは、カレーを始めさまざまな料理やスイーツなどに幅広く使われるスパイスのひとつ。体を芯から温めて、下半身の冷えにもよい。香りの成分は消化器系の調子を整えてくれるので、市販の胃腸薬にも使われている。抗菌作用が高く風邪予防や、吐き気止めの効果もある。

クローブ

科名:フトモモ科  使用部位:蕾  別名:チョウジ(丁字)

クローブの名前は、その形から『釘』という意味。肉に刺して煮込んだり、オレンジやリンゴに刺して魔除けのポマンダーを作るときにも使われることでも有名。防腐作用が高いので、ポマンダーは数年経っても腐敗しない。体を温める作用があり、冷えからくる諸症状を改善してくれる。鎮痛作用にすぐれていて歯の詰め物としても使われていた。『歯医者さんの香り』としても知られている。胃腸薬、口腔清涼剤などにも使用されている。

カルダモン

科名:ショウガ科  使用部位:種子  別名:ショウズク エライチ

『スパイスの女王』とも言われるカルダモンは、消化液を分泌して消化促進に役立ちます。一過性ではなく、持続的に脳の血流をよくすることがわかってきて、認知症予防にも期待されています。外側の皮の中に黒い種子があり、そこに香り成分が多く含まれているので、必ず皮をハサミなどでカットして使いましょう。

バニラ

科名:ラン科  使用部位:実

バニラビーンズは、収穫したては全く甘い香りがしませんが、温度と湿度を巧みに生かしたキュアリングという熟成方法で時間をかけて保管することで、独特の甘い香りのスパイスになります。その甘くなったビーンズを溶液に漬け込んで自然成分だけで抽出されたものが、バニラエクストラクトといいます。(人工的なものもあるので注意しましょう)バニラは、甘い香りでイライラを落ち着かせリラックスさせてくれて、安眠にもいいですね。同時に滋養強壮作用もあり、強い甘い香りは、活力を与えてくれる効果もあります。

自分好みのコーラを作ろう

まとめ

自家製コーラのいいところは、素材の安心はもとより、糖質を調整することも含めて自分の好きな味を追求できるところ。ナツメグやオールスパイスなど、いろいろなスパイスで試すと、思いがけない発見があるかもしれません。楽しみながら作ってくださいね。

ハーブとスパイスの基本はこちら

はじめまして。ハーブとスパイスのレシピを担当させていただくことになりました、岩本りかです。(ニックネームは、りかりんご) ハーブとスパイスの料理研究家として、料理レシピの開発や、普段は、ハーブやスパイスを使った講座や教室などを開催し[…]

ハーブとスパイスって違うの?レシピ付きで解説 #ハーブとスパイスの教科書
クラフトジンジャーエールの記事はこちら

アルコール以外でちょっと刺激的なドリンクが欲しいときに、ソフトドリンクとして選ばれるのは、ジンジャーエールが多いのではないでしょうか。車で外出して食事するときなど、アルコール代わりに私も時々注文します。今回は、ショウガをたっぷり使[…]

クラフトジンジャーエールの簡単レシピ!3種のスパイスが決め手 #ハーブとスパイスの教科書

関連記事

>hitotema

hitotema

贅沢・丁寧は、難しい。でも、節約・時短ばかりじゃつまらない。日々の生活を彩る、嬉しい情報を届けます。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。
Cookieなどの設定や使用の詳細については詳細をよくお読みいただき、これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになりますので、ご了承願います。

同意する