夏のおうちカフェに!自宅で簡単、ミルクのセパレートティー #ロンドン女子の英国日記

夏のおうちカフェに!自宅で簡単、ミルクのセパレートティー #ロンドン女子の英国日記

こんにちは、フリーライターの山田志桜里です。こちらの連載コラム #ロンドン女子の英国日記 では、私の大好きなイギリスや紅茶についての小話を毎月紹介しています。

普段は温かい紅茶を飲むのが好きだという方も、この時期になると暑さを吹き飛ばしてくれる、冷たい一杯が欲しくなることもありますよね。ペットボトルのアイスティーを買うのもいいですが、自宅でちょっぴり優雅にアイスティーを手作りしてみるのも粋なもの。

今回は、自宅で“ひとてま”加えるだけで、おしゃれカフェ気分を味わえる「ミルクのセパレートティー」の作り方をご紹介します。紅茶とミルクが二層に仕上がる、見た目も華やかな一杯です。

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用意するもの

できるだけ簡単に作れるように、ティーバッグタイプの紅茶を用意しました(先月ご紹介したイギリスの老舗ティールームBettysさんのオリジナルブレンドです)。イングリッシュブレックファーストやアッサム、セイロンティーは、ミルクとの相性が良い紅茶として有名です。
ミルクは、今回は成分無調整の「牛乳」を使いますが、お好みのもので構いません。

ポットは、紅茶を淹れるためのものと、冷やすためのもの2種類を用意し、よりおしゃれに仕上がるようにシャンパングラスを用意してみました。

そのほか必要なのは、紅茶を淹れるための熱湯、紅茶を冷やすための氷、混ぜるためのマドラー。蒸らし時間を測るための砂時計やタイマーもあると便利です。

今回はミルクを下に、紅茶を上の層にするため、ミルクの比重が大きくなるよう、ほんの少しだけミルクにグラニュー糖を加えます。
紅茶を下の層にしたい場合は、紅茶にグラニュー糖やガムシロップなどを加えてみてくださいね。

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作り方

紅茶を淹れる。

まずはアイスティーのベースとなる紅茶を淹れていきましょう。

通常、1杯分(目安150〜180ml)に対して、ティーバッグを1つ使用するのが一般的なのですが、紅茶を冷やす際に、氷が溶けて薄くなってしまうので、2倍の濃さの紅茶を作ります。

紅茶は、ポットの中で茶葉が浮き沈みする「ジャンピング」の最中に、香りや水色(すいしょく)、味が抽出されていきます。茶葉がしっかりジャンピングするように、できるだけ空気をたくさん含んだ沸騰したての熱湯を使うのがおすすめです。

ティーバッグを使用する場合は、ティーバッグの中できちんと茶葉が動くよう、ティーバッグの上から熱湯を注ぐのではなく、熱湯を注いだあとにそっとティーバッグを沈める方が良いと言われています。

紅茶を蒸らしている間、できるだけ高い温度を保てるよう、ポットに被せておく「ティーコージー」を使いました。ティーコージーをお持ちでない方は、タオルやふきんを被せても同じ効果が期待できます。

今回は3分間蒸らしましたが、商品によってベストな蒸らし時間は異なりますので、パッケージに書かれている蒸らし時間を参考にしてみてください。

紅茶を冷やす

蒸らし終わったら、氷をたくさん淹れたポットに紅茶を移し替え、マドラーでよく混ぜます。

熱い紅茶をゆっくり冷ますと、タンニンとカフェインが結合して濁ってしまう「クリームダウン」という現象が起きてしまいます。急激に温度を下げるとクリームダウンが起こりにくいので、できるだけ素早く冷やすようにしていきましょう。
紅茶にグラニュー糖などを入れて甘味をつけても、クリームダウンが起こりにくいです。

グラスに注ぐ

氷をいれたシャンパングラスに、まずは下層にするミルクを注いでいきます。ミルクと紅茶の割合は、ご自身のお好みで調整していただければと思いますが、今回はセパレートの様子がわかりやすいよう、グラスの半分ほどまで注いでみますね。

ミルクを注いだら、次は上層のアイスティーを。勢いよく注ぐとミルクと混ざってしまいますので、氷に当てるようにしながら、そっと注いでいきます。

紅茶を冷やす際に使ったマドラーに、アイスティーを伝わせるようにしながら流し込むのもおすすめです。

セパレートティーの完成!

綺麗に二層に仕上がったら「ミルクセパレートティー」の完成です。ミントで彩りをプラスしてみるのもおすすめです。

ストローでかき混ぜて飲むなど、お好きな飲み方で楽しんでいただければ良いのですが、「二層にセパレートしたまま、グラスから直接飲むのが好き」という方も多いのだとか。
ミルクの分量や飲み方を変えたりしながら、好みの味を探ってみてくださいね。

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さまざまなアレンジを楽しんで

また、ミルクだけでなく、ジュースを使っても美味しく仕上がります。写真は下層にイエローのグレープフルーツジュースを使ってみました。
グレープフルーツやオレンジ、レモンなど、柑橘系のジュースと合わせると、夏らしいさっぱりとした一杯を楽しめますよ。

さらにシロップを取り入れて3層にするなど、いろんなアレンジを楽しめるのもセパレートティーの醍醐味。この夏はぜひ、ご家庭でセパレートティーに挑戦してみては?

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hitotema

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