こんにちは、フリーライターの山田志桜里です。
こちらの連載 #ロンドン女子の英国日記 では、ロンドンで在英ライターとして活動していた私が、イギリスで見つけた素敵なお店や紅茶にまつわるあれこれを毎月ご紹介しています。
コロナによる自粛期間が続き、外食や海外旅行も思うように楽しめない毎日。少しでもイギリスの味を自宅で楽しめたら……と、イギリスからお取り寄せをしてみることに。
今回は、以前こちらの連載でもご紹介させていただいた、ヨークシャー地方の老舗ティールーム「Bettys Tearoom(ベティーズティールーム)」さんのオンラインショップから、「Teatime Favourites」というセットを注文してみました。
目次
ヨークシャーの人気店Bettys

Bettys Tearoomは、創業1919年、2019年で100周年を迎えた老舗中の老舗のティールーム。
ロンドンから電車で2時間ほど離れた、ヨークシャー州に店舗を展開しており、Bettysを訪れるためにわざわざヨークシャーに足を運ぶ方も多いそう。中世の面影が残る古都ヨークにある店舗に、何度がおじゃましましたが、お昼時には店前に長い行列ができていたこともありました。
Bettysオンラインショップ

Bettysのオンラインショップでは、ティーバッグやリーフティーなどの紅茶はもちろん、チョコレートやビスケット、ケーキなどの焼き菓子が販売されています。
紅茶と焼き菓子がセットになったギフトボックスも豊富に揃っており、お値段も10ポンド〜と非常にリーズナブル。(2021年6月現在、1ポンド=約155円)

Bettysのオリジナルブレンドの紅茶、そしてイギリスらしいお菓子を楽しみたかったので、今回は「Teatime Favourites」という20ポンドのギフトセットを購入しました。
※送料はエリアや荷物の重さによっても異なるようですが、今回はイギリスから九州までで、21.95ポンドでした。
1週間ほどで自宅に到着!

荷物は、注文から1週間ほどで自宅に到着。追跡サービスがついているので、受け取りまでも安心です。
高級感漂うシンプルなデザインの白ボックスに、可愛らしいカードが添えられています。カードのイラストに描かれているのは、1940年代のBettys本店の外観なのだとか。今回は、自宅用に購入しましたが、贈り物としても喜ばれそうです。

「Teatime Favourites」に入っているのは、オリジナルブレンドの紅茶(ティーバッグ80個)、ヨークシャーティーローフ(紅茶のケーキ)、チョコレートショートブレッド、ヨークシャージンジャーブレッドの4品。
Bettys Tearoomで飲んだ思い出の紅茶と、イギリスのティータイムの代名詞ともいえる定番お菓子を楽しめる、まさに「ティータイムのお気に入り」を詰め込んだボックスです。
Bettys ティールームブレンド

日本のティーバッグは、ひもがついているものが多い印象ですが、イギリスではひものついたティーバッグは少数派。丸型のものも王道ですが、Bettysのティーバッグは四角のタイプとなっています。
2つのティーバッグが繋がっており、真ん中から切り離して使うタイプなので、やぶらないように気をつけて!(急いで淹れようとしてやぶってしまう…というのが、イギリスの朝のあるあるでした)

インドのアッサムとアフリカの紅茶をブレンドしたもので、ミルクをたっぷり入れても紅茶の風味がしっかり漂う濃いめの一杯。短い蒸らし時間でサクッと仕上がるのも嬉しいポイント。
私はストレートティーが好きなのですが、イギリスらしくミルクをたっぷり入れて飲んでみるのもおすすめです。
ヨークシャーティーローフ

こちらは、ハロゲイトのクラフトベーカリーで焼き上げられた紅茶のティーローフ。パウンドケーキとパンの中間のような食べ応えのケーキで、ヨークシャーの紅茶で味付けされています。

中にはチェリーやレーズンがたっぷり!しつこくない甘さがクセになります。日本ではなかなか出会えない味わいです。
ボックスの中では一番賞味期限が短く、期限は荷物到着から1週間後。冷凍すれば1ヶ月ほど持つとのことでしたが、家族であっという間に食べ切ってしまいました。
チョコレートショートブレッド

こちらは、イギリスのティータイムには欠かせない「ショートブレッド」。パッケージも可愛らしく、側面にはベイカーさんのイラストが描かれていました。

今回のボックスに入っていたのは、チョコレート味。バターとダークスイスチョコをたっぷり使ったリッチな味わいで、濃く淹れた紅茶との相性も抜群です。
チョコレートではなく、通常の「ショートブレッド」も販売されており、お値段は1箱4.75ポンド。
ヨークシャージンジャーブレッド

日本ではあまり見かけませんが、イギリスではおなじみの生姜のクッキー(ジンジャーブレッド)。
生姜の風味がほんのり香るというよりも、しっかり生姜の味わいを感じられるお菓子で、甘く仕上げたミルクティーと合わせると、良いアクセントに。生姜が好きな方なら、きっと手が止まらなくなる美味しさです。
しばらく食べていなかったので、ピリッと効いた生姜に少し驚きつつも、イギリスでの懐かしさが込みあげてきて、もう一つ追加で頼んでおけばよかった…と少し後悔。
本格的なジンジャーブレッドを食べたことがないという方にも、ぜひ試していただきたい1品です。
自宅がイギリスのティールームに!

イギリスでお気に入りだったティールームの一つ、ヨークシャーの老舗「Bettys」。自宅にいながら、あの本場の味を楽しめるなんて、まさに夢のようなひとときです。
イギリスでのティールームを恋しく思われている方、本場のティータイムを体験してみたい方、自宅でちょっと贅沢な紅茶時間を過ごしたい方はぜひ、Bettysさんのオンラインショップを覗いてみてはいかがでしょうか?
Bettys Tearoom 公式オンラインショップ:https://www.bettys.co.uk
ちなみにBettysの名物は、スコーンのような焼き菓子に、ナッツとチェリーで顔を描いた「ファットラスカル(太っちょのいたずらっこ)」というユーモアたっぷりのお菓子。
こちらは賞味期限や保存の関係で、残念ながら海外発送に対応していないのですが、またイギリスへの旅行が気軽にできるようになったら、ぜひ現地でしか味わえないメニューも楽しんでみてくださいね。
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