子どもの歯磨きに歯磨き粉はいるの?#歯科衛生士の歯磨き教室

子どもの歯磨きに歯磨き粉はいるの?#歯科衛生士の歯磨き教室

大人と同じように、子どもの歯磨きになんとなく歯磨き粉を使っていませんか?
あるいは、なんとなく使わないまま習慣化してしまっていませんか?

そもそも、子どもに歯磨き粉って必要なのでしょうか?
今回は、子どもの歯磨き粉についてわかりやすく解説していきます。

子どもの歯磨き粉は、必須ではないがおすすめ

子どもの歯磨き粉は、必須ではないがおすすめ
(画像出典)pixta

歯磨き粉は、絶対に使わなければならないものではありません。
しかし、歯磨き粉を使うことで歯を強くしたり、薄い着色を落としてくれたりする効果があるので、なるべく使うことをおすすめします。

今の歯磨き粉にはいろんなフレーバーがあるので、好きな味の歯磨き粉を使うことで歯磨き嫌いがマシになることもあります。親からすると、歯磨き粉で悩みを解決できたら助かりますね。
もちろん、歯磨き粉が苦手な子どもに無理やりすすめる必要はありません。

子どもの歯磨き粉を選ぶ時のチェックポイント

子どもの歯磨き粉を選ぶ時のチェックポイント
(画像出典)pixta

子どもに歯磨き粉を使う時は、次の4つのことに注意が必要です。

うがいの要否

3歳以下の子どもはうがいがほとんどできないので、うがい不要の歯磨き粉を選びましょうペースト状の多くはうがいが必要ですが、ジェル状の歯磨き粉にはうがいなしタイプもあります。

フッ素濃度

フッ素は歯を強くしてくれる成分で、フッ素の濃度はppmという単位で表します。
厚生労働省では、フッ素を使うことを推奨していますが、歯が生えてから未就学児の間は、フッ素濃度が500ppm以下の歯磨き粉を使うように定めています。

高濃度のフッ素を過剰に体内に取り込むと、嘔吐や悪心の症状がでる場合があります。しかし、幼児用の歯磨き粉に含まれているフッ素は低濃度で、多少の量であれば飲み込んでも安全なように作られています。

研磨剤・発泡剤の含有量

乳歯は永久歯よりも柔らかい歯です。研磨剤を多く含む歯磨き粉では、柔らかい乳歯を傷つける可能性があります。
また、発泡剤で泡立つだけで歯磨きをした気分になってしまったり、泡が多いと仕上げ磨き時に歯が見えくくなったりします。

発泡剤では、ラウリル硫酸ナトリウム。研磨剤では、無水ケイ酸やリン酸水素ナトリウムなどが使われていない歯磨き粉や低研磨・低発泡と表示されている歯磨き粉がおすすめです。

添加物の有無

歯磨き粉に含まれる添加物の代表例として、サッカリンナトリウムがあります。
サッカリンナトリウムは、人工甘味料として歯磨き粉にも使われているのですが、発がん性の危険があると言われています。
しかし、厚生労働省はサッカリンナトリウムの毒性は弱く、がんにはならないと結論を出していて、食品添加物としての使用は認められているのです。

歯磨き粉でも添加物が心配な方には、無添加や天然香料を使っている歯磨き粉もありますよ。

子どもにおすすめの歯磨き粉4選

ここでは、ジェルとペーストのタイプ別におすすめする歯磨き粉を紹介します。

ピジョン 親子で乳歯ケアジェル状歯みがき

研磨剤不使用で、うがいなしで使えるジェルタイプの歯磨き粉です。
発泡剤が使われていますが、無添加の素材であまり泡立たないため、泡立ちすぎて歯が見えない!なんてことはありません。

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アロベビー 歯みがきジェル

食品成分だけで作られている無添加・無着色の歯磨き粉なので、赤ちゃんにもおすすめです。もちろん、うがいをせずに使うことができますよ。
また、フッ素の代わりにキシリトールや乳酸菌が使われているのが特徴です。キシリトールや乳酸菌は安全性の高い成分で、虫歯菌の働きを弱めてくれる効果があります。

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ライオン キシリデントこども歯みがき

フッ素濃度が約900~1,000ppm含まれているペーストタイプの歯磨き粉です。フッ素濃度が高めなので6歳以上で虫歯になりやすい子どもにおすすめです。

また、ぶどう味でほのかに甘みがあるのは、キシリトールが使われているからです。

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シャボン玉 せっけんはみがき みかん味

添加物をほとんど使用していない(合成界面活性剤・着色料・酸化防止剤不使用)、ペーストタイプの歯磨き粉です。
フッ素が含まれていないので歯を強くする効果はありませんが、発泡剤に無添加の石鹸を使用しているので、泡立ちが少なくて歯全体を磨きやすくなっています。
また、歯磨き粉では珍しいみかん味なので、味としても楽しめますよ。

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キシリトールガムやタブレットは歯磨き粉の代わりになる

歯磨き粉を使わず、歯磨き後にキシリトールガムやキシリトールタブレットを使う選択もあります。習慣化できれば、虫歯予防の効果も期待できます。
※あくまでも「歯磨き粉の代わり」であって「歯磨きの代わり」ではありません。

次の3つのことに注意して下さい。

キシリトール100%の製品を選ぶ

キシリトールは、虫歯菌を減らす働きをします。
しかし、キシリトール以外の糖が含まれていると、逆に虫歯になる場合があります。キシリトールが100%使われているガムやタブレットを選ぶようにしましょう。

摂取量を守る

摂取量が少ないとキシリトールの効果が感じにくいです。逆に量が多いとお腹が緩くなる可能性があります。表示されている適切な量を、摂取しましょう。

3か月以上は続ける

キシリトールガムやタブレットは虫歯予防なので、虫歯がない場合は特に口内の変化を実感できません。
虫歯予防効果を得るには継続が必要なので、最低でも3か月は続け毎日の習慣にしていきましょう。

歯磨き粉は楽しく歯磨きをする道具のひとつ

歯磨き粉を使っていなくても、子どもが歯磨きを嫌がらなければ何も問題ありません。歯磨き粉は、子どもが歯磨きの習慣を身につけるための道具だと考えましょう。歯磨きを嫌がる子や歯磨きが雑すぎる子の場合は、歯磨き粉やキシリトールガムで工夫してみるといいですよ。

記事監修:林 徹(歯科医、はやし歯科医院院長)

林徹先生

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