「歯磨き粉はどうやって選んでいますか?」と聞かれたら何と答えますか?
例えば
- 価格(安さ)
- 爽快感の強さ
- 人気ランキング
- 好きな俳優さんがCMをしているから
なんて答えもありそうです。
でも、できれば自分に口に合った効果的な歯磨き粉を使いたいですよね。
歯科医院でおすすめしてもらうのがベストですが、身近なドラッグストアで手軽に買える商品も便利。
そこで、今回はドラックストアで買える歯科衛生士おすすめの歯磨き粉5種類をご紹介します。
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目次
歯磨き粉は目的で選ぼう
歯磨き粉の選び方のポイントとしては、「何が目的で歯磨き粉を使うのか」になります。
例えば歯周病になりやすい方がホワイトニング用の歯磨き粉を使っても、歯周病予防にはなりません。
歯周病を予防するのか、着色が付きにくくするのかの「目的」によって歯磨き粉を使いわけないと効果を感じにくくなります。
そのため、自分の口の症状・悩みと一致する歯磨き粉を選びましょう。
口の中の主な症状・悩みは次の通りです。
- 虫歯
- 歯周病
- 知覚過敏
- 口臭
- ホワイトニング
など。
それぞれの症状に対して、効果的な成分や注意することを簡単に説明していきます。
虫歯
虫歯になりやすい方には、フッ素が入っている歯磨き粉がおすすめです。フッ素は、歯に浸透することで虫歯になりにくい、強い歯にする効果があります。さらに歯の表面に膜を作るので、一時的に菌から歯を守る働きがあります。
虫歯になる理由
歯垢(プラーク)の中で増殖した虫歯菌が糖質(ショ糖)から酸を作りだし、その酸が歯を溶かすことで虫歯になります。虫歯になる人とならない人がいるのは、
- 体質(歯の強さや歯並び、唾液の量など)
- 食事の内容(糖質の量など)
- 歯磨きのタイミング(虫歯菌が増殖する時間)
といった複数の要因が重なるからです。
歯周病
歯周病の方は、歯周病菌の増殖を防ぐために、殺菌成分であるイソプロメチルフェノール(IPMP)が歯磨き粉に入っているかを確認しましょう。
歯周病になる理由
歯周病の原因も、歯垢(プラーク)。歯垢の中の歯周病菌です。
しかしこちらも体質や生活習慣、喫煙習慣などの複数の要因が絡みます。
知覚過敏
歯がしみる方は、象牙質(歯の中の黄色い部分)が露出している可能性があります。研磨剤が多く入っている歯磨き粉を露出した象牙質に使うと、傷つけてしまい痛みが悪化する場合があります。研磨剤が入っていない、または低研磨の歯磨き粉を使うようにしましょう。
知覚過敏になる原因
知覚過敏の原因は、露出した象牙質を通して刺激が神経に伝わること。象牙質が露出する原因は、虫歯で歯が溶けたり、歯周病による歯茎が下がったりすることです。
ホワイトニング
歯を白くしたい方や薄い着色を歯磨きで落としたい方は、研磨剤が入っている歯磨き粉を選びましょう。しかし、研磨剤が多く入っている歯磨き粉は、歯の表面を傷つけて着色が付きやすい状態を作り出してしまいます。研磨剤だけでなく、歯を守る成分が入っていることも重要になります。
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