チーズプロフェッショナル推薦!春に食べたい特別なチーズ5選

チーズプロフェッショナル推薦!春に食べたい特別なチーズ5選

暖かくなって外に出る機会が多くなるこの季節。でも、外だけじゃなもったいない!テーブルにもチーズを取り入れて春を感じましょう。

その上チーズはタンパク質、脂肪、カルシウム、ビタミンの宝庫で万能栄養食品なのです。この季節を感じながらチーズの発酵パワーで強い体をつくりましょう。

リード
(画像出典)PIXTA

皆さんはチーズにも旬があることをご存知でしょうか?
その顕著な例は、山羊と羊。出産は春先と決まっているため、その新鮮なミルクから作るチーズが食べられる春~夏が「旬」と言えます。現在は乳量調整(出産時期の調整)や冷凍保存技術の進歩等で1年中食べられるチーズも多くありますが、自然のサイクルによるしぼりたてのミルクで作ったこの時期のチーズを逃してはもったいない!ぜひ食べてみてください。その他この時期ならではのおススメのチーズをご紹介します。

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さくら(日本/牛乳)

(画像提供)共働学舎 新得農場
(画像提供)共働学舎 新得農場

「春におススメのチーズは?」と聞かれて真っ先に思い出すのはこの「さくら」です。
桜の葉の上に真っ白いチーズ、その上にピンクの桜の花をのせた姿は美しく、まるで和菓子のよう。国産ナチュラルチーズ作りのパイオニア、北海道・共働学舎新得農場で造られる季節限定のチーズです。

桜の風味、薄く柔らかい外皮、生地はきめ細かく滑らかで優しい味わいです。日本茶やほうじ茶、ロゼワインや爽やかな辛口の日本酒に合わせて、お花見のお供にもぴったりです。お花見に行けなくても春を感じることができるこのチーズ、春のチーズプレートの真ん中に置いて下さいね。

さくらアフィネ
(画像提供)共働学舎 新得農場

このチーズをさらに1か月熟成させた「さくらのアフィネ*」というチーズもあります。とろりとした食感で濃厚な味わいが楽しめます。こちらもとってもおススメです。

*アフィネ=affineフランス語で熟成の意味

さくらを買えるサイト

共働学舎新得農場お買い物ページ
ナチュラルチーズ専門店 Fermier(フェルミエ)
ふるさとチョイス(新得町へのふるさと納税返礼品)など

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セージ・ダービー(イギリス/牛乳)

セージダービー
(画像提供)フェルミエ

「癒しの草」といわれるハーブ「セージ」の葉緑素に漬け込んで造ったチーズ。緑の大理石模様が鮮やかです。

イギリスには「長生きしたければ5月にセージを食べよ」という言葉があるほど長寿と結びつけられている薬草で、長年家庭の万能薬として使われてきました。5月はセージが開花する季節なのです。歴史あるチーズ「ダービー」を基にセージでアクセントをつけたこのチーズ、味わいは優しく、わずかにスッとハーブの風味が爽やかです。

もともとは収穫祭やクリスマスのお祝いのために造られ、現地では冬に食べることも多いチーズですが、このビジュアルゆえ春のチーズプラトー(盛り合わせ)や新緑のピクニックに人気です。白ワインやフルーティーな赤ワインの他、ビールやハーブティーとの相性も◎
この大理石模様のチーズは他に紫(ポートワイン)やこげ茶色(黒ビール)もあって美味しいだけじゃなく目にも楽しいチーズです。

セージ・ダービーを買えるサイト

チュラルチーズ専門店 Fermier(フェルミエ)
ほか

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フロマージュ・ブラン(フランス、日本他/牛乳、山羊乳、羊乳)

フロマージュブラン

Fromageはフランス語で「チーズ」、Blancはフランス語で「白」、つまり白いチーズ。
ミルクを乳酸菌と酵素で固めただけの熟成させないフレッシュチーズです。栄養価が高く消化がいいのでフランスでは赤ちゃんの離乳食にも使われます。

味わいはヨーグルトによく似ていますがミルクのコクが違います。日本では牛のミルクのフローマージュブランが主流ですが、春にはフランス産や日本産の山羊乳や羊乳のものも登場します。

砂糖やジャムで甘くして食べることが多いですが、コショウやハーブを混ぜたり、ディップソースやドレッシング、お菓子作りやお料理にもよく使われます。フロマージュブランを使ったアルザスの名物料理「タルトフランベ」はご家庭でも簡単にできます。
加熱後にも少し残るフロマージュブランの酸味に一時期ハマって毎日食べていました(笑)。

薄いピザ生地を用意(市販のもので可。春巻きの皮を数枚重ねても代用できます)

フロマージュブランを塗って、刻んだ玉ねぎとベーコンをのせる。

トースターでぱりぱりに焼く。

ぜひ試してみて!

フロマージュ・ブランを買えるサイト

ナチュラルチーズ専門店 Fermier(フェルミエ)
共働学舎新得農場お買い物ページ
ほか

サント・モール・ド・トゥーレーヌ(フランス/山羊乳)

サントモールドトゥーレーヌ
(画像提供)フェルミエ

サント・モール・ド・トゥーレーヌという生産地の名前がついたこのチーズ、フランスAOPシェーヴルチーズ(公的機関お墨付きの山羊乳チーズ)の中で最も有名なチーズでしょう。

ブッシュ型で食用の炭をまぶし、チーズの中心に通る1本の藁が特徴的。型崩れを防ぐ役割をもつこの藁には生産者番号や名前が記載されています。炭は湿気を吸収する、雑菌からチーズを守る等の効果があります。カットするときはまず藁を抜いて、太い方から輪切りします。一度に食べない場合は最初に切った端っこのチーズは食べずにとっておいて残りのチーズの切り口が乾燥しないように、蓋として使用します。

若いものはヨーグルトのような酸味とミルキーで優しい味わい、熟成が進むにつれ硬く引き締まり、濃厚でホクホクとした味わいに変化していきます。熟成段階により違った美味しさを味わえるのがシェーヴルチーズの醍醐味!

シェーヴルはクセが強いから……と敬遠する声を聞くことがあります。そんなことはないですよ!先入観を捨ててぜひ旬のものを食べてみてください。ジャムやフルーツを添えてみたり、サーモンや野菜と一緒に食べるのもおススメです。

サント・モール・ド・トゥーレーヌを買えるサイト

ナチュラルチーズ専門店 Fermier(フェルミエ)
ほか

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ブラン・デュ・マキ(フランス/羊乳)

ブランデュマキ
(画像提供)フェルミエ

羊のフレッシュなミルクから作られたチーズに春の日差しを浴びた南仏のハーブをまとったこのチーズは、地中海にあるコルシカ島からの春の贈り物。ブランデュマキとはbrin=芽生え、maquis=植物群 を意味します。

ハーブはローズマリー、フェンネル、赤唐辛子等。ハーブの下のチーズは若いうちは酸味を帯びたミルキーな味わい、熟成とともに羊のミルク独特の甘味が増していきます。ハーブは柔らかくなっているのでこのままいただけますが、気になるようでしたら外して食べてもいいでしょう。

見た目も珍しいこのチーズ、ホールのままのインパクトもなかなかですがカットした切り口の真っ白い肌を見せて並べても素敵です。春のテーブルで食通のゲストも納得の美味しさです。

ブラン・デュ・マキを買えるサイト

ナチュラルチーズ専門店 Fermier(フェルミエ)
など

まとめ

春におススメの5種類のチーズ、なかなか個性的な顔ぶれではありますが、通信販売の他チーズ専門店やデパート、大型スーパー、輸入食材店等、最近は多くの場所で取り扱いがあります。店頭になくても是非店員さんに聞いてみてください。特に期間限定のものはすぐに売れてしまう可能性があるので入荷日を聞いてみるといいと思います。
いつもと違う特別なチーズで新緑の季節を楽しんでみてくださいね。

【記事作成協力】
株式会社フェルミエ様
https://www.fermier.co.jp/
共働学舎 新得農場様
http://www.kyodogakusha.org/

【当記事につきまして】
hitotema編集部が企画、ライターのAkikoさんがおすすめ商品を選定し、フェルミエ様、共働学舎様にお写真を拝借して記事を作成しました。

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