淡いピンクの色調で、どことなく春を感じさせるロゼワイン。もちろん通年楽しめますが、「桜を思わせるから」「お花見のシチュエーションに合うから」といった理由で春はロゼワインの需要が増えます。
そしてなにより、実はロゼワインは「春が旬の食材と相性が良い」って知っていましたか?今回はロゼワインと相性が良い春の食材と、今年注目のロゼワインを3本紹介していきます。
目次
ロゼワインと春の食材の相性は抜群!
寒い冬が終わって春が訪れると、スーパーにもおいしい旬の食材がたくさん出てきます。今回はロゼワインに合わせて「春野菜」と「旬のシーフード」をピックアップします。
ロゼワイン×春野菜
アスパラガスや菜の花、そら豆、クレソン、ルッコラといった緑の野菜は彩りもきれいで、ロゼワインと一緒に食卓を飾れば一気に華やかな印象になります。
なかでもおすすめは「アスパラベーコン巻き」。
ロゼワインはもともと赤ワイン用のぶどう品種を使っているので、白ワインよりもタンニン(渋み)があります。ベーコンのジューシーな味わいにも負けず、むしろ口中をさっぱりと仕上げてくれる効果があるんです。旬のアスパラガス本来の甘みとベーコンの塩気が辛口のロゼワインとよく合います。ぜひ試してみてください。
ロゼワイン×シーフード
鰆(さわら)やしらす、アサリ、エビ、タコといった旬の海産物も、ロゼワインと非常にマッチします。鰆のソテーや、エビやタコのマリネ、アヒージョなんかはとても相性が良いです。
なかでも、潮干狩りのシーズンをむかえるアサリは旨味がたっぷり詰まっていて、ミネラル感のあるロゼワインとのペアリングはバッチリ。
ガーリックをきかせたボンゴレビアンコと合わせたり、春キャベツと一緒に酒蒸しにしたり。アサリをたっぷり使った海鮮パエリアもおすすめです。
【ソムリエセレクト】春の食材に合うロゼワイン3選
では、春の食材に特に合うロゼワインを3種類、ご紹介します。
ボナーノ ピノノワール ロゼ カーネロス
【アスパラベーコン巻きやきのこソテーに合わせて】
ボナーノ(BON ANNO)はイタリア語で「良い年」を意味します。イタリアからアメリカに移住してきた若手のワインメーカーが造る、ピノ・ノワール100%の旨味たっぷりのロゼワイン。
カリフォルニアの銘醸地、ナパのカーネロスで育ったピノ・ノワールは、メロンやチェリーのような甘みのあるフレーバーと、いきいきとした酸味が特徴。
このワインとのペアリングは、ずばり先ほどご紹介したアスパラベーコン巻き!
ジューシーなベーコンと旬のアスパラを用意して、ボナーノロゼをいただきましょう。ピノ・ノワール由来の爽やかな旨味がしっかりあるので、鶏肉の香草焼きやきのこソテー、カポナータもおすすめです。
マクナブリッジ グルナッシュロゼ
【アサリや鯛などの海産物に合わせて】
グルナッシュという品種のぶどうで造るカリフォルニアのロゼワイン。見た目の色調はかなり薄く、「少しピンクがかった白ワイン?」と思うかもしれません。
スミレの花やストロベリーのアロマで、飲み口はドライな辛口。マクナブリッジのロゼはできれば屋外のテラスやピクニックといったアウトドアシーンでいただきたいワイン。春の陽気にぴったりの、軽快な味わいのロゼワインです。
白身魚のムニエルや旬のハーブを入れたグリーンサラダ、新玉ねぎのステーキ、ボンゴレビアンコなどとの相性good!
ドメーヌ・ポール・マス ル・ロゼ
【山菜や春野菜に合わせて】
フランスのラングドック・ルーション地方で収穫されたぶどうを巧みにブレンド。アメリカンチェリーやザクロのようなアロマと、フレッシュな果実味の余韻が長く続きます。
そして、コルク栓でもスクリューキャップでもない「ガラス栓」であることにも注目!空き瓶はカラフェや花瓶に使ってほしいという想いから、エチケットもシールではなく瓶に直接プリントされています。飲み終わったル・ロゼのボトルに桜の挿し木をしたら、一気に家の中が春模様に。
見た目を裏切らないフレッシュで華やかな味わいで、価格もリーズナブルに抑えたい方におすすめ。春の山菜を使った天ぷらや菜の花の和え物との相性が良いです。
まとめ
春の気持ち良い陽気でついつい外に出たくなるけれど、まだまだ自粛ムードが続くと思うと気が滅入ってしまいます。
近所の公園にお弁当を持っていったり、桜の挿し木をして自宅内で楽しむのもいいですが、ぜひ「春の食材とロゼワイン」のペアリングにトライしつつ、春を存分に満喫してください。
来年こそは大きな桜の木の下で、ロゼワインで乾杯したいですね。
【画像協力】
デプトプランニング
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【当記事につきまして】
ライター吉川大智が企画し、掲載許可を得て記事を作成しました。