今年も暑い夏がやってきました。エアコンや冷たい飲み物、麺類などで「涼」を求めるのもよいですが、インテリアの工夫で涼しげなお部屋に模様替えしてみませんか?
インテリアのカラーやファブリックの素材を夏仕様に変えるだけでも快適性がUP。夏の模様替えのポイントをご紹介します。
目次
夏のカラーコーディネートで人気の色は?

インテリアを涼しく見せるにはカラーコーディネートが重要です。カラーコーディネートの基本と、夏に人気のあるカラーをご紹介します。
インテリアのカラーコーディネートの基本
インテリアを構成する色の中で、最も広い面積を占めるのが天井や壁、床などの内装です。これは「ベースカラー」と呼ばれ、部屋全体の70%を占めるといわれています。
次にカーテンやソファー、ラグなど部屋の印象を決める「メインカラー」。部屋の25%程度の割合です。
最後にクッションや雑貨小物などの色を「アクセントカラー」と呼び、5%程度の割合で差し色を入れます。
模様替えでベースカラーを変えるのは難しいので、基本的にはメインカラーとアクセントカラーでコーディネートを考えましょう。
夏に人気のある色はブルー、グリーンもおすすめ
部屋が涼しく見える色は寒色系です。中でも水色やブルーが断トツ人気。海や空を思わせるカラーは清々しく、リゾート感が高まります。
寒色系をメインカラーで入れるか、アクセントカラーで入れるかによって印象が大きく変わるので、よく考えて配分しましょう。3つの参考事例をご紹介します。
ブルーをアクセントカラーに使う

クッションのブルー、ひざ掛けのミントグリーン。アクセントカラーに寒色系を入れたお部屋です。グレー×ブルーは涼しげながらも落ち着いた印象になります。
水色をメインカラーに使う

水色のメインカラーでマリンテイストなインテリアに。海の絵を飾ると夏のムード満点。熱帯夜も快適に眠れそうな寝室です。
グリーンで自然を演出する

夏の自然を思わせるグリーンも人気。写真のように壁紙を変えるのは簡単ではありませんが、カーテンに植物のモチーフを取り入れると似たような雰囲気が作れます。
真夏の太陽をイメージしたイエローのクッションがアクセント。ラグの素材も夏仕様で涼しげな印象です。
通気性のよい素材をコーディネートするポイント
夏を快適に過ごすには、お部屋のファブリックを夏仕様に変えるのも効果的。簡単にできる上、イメージもガラッと変わるのでおすすめです。
リネン

リネンは肌ざわりがよく、水分をすぐに発散させます。汗をかく夏の寝具カバーに最適といえる素材です。また、使い始めはハリのある生地が使い込むほどに肌になじんでいき、風合いを増していきます。快適な寝心地のため、通年リネンの寝具カバーを使う方もいるほどです。
また、リネンのカーテンは透け感があり、夏の日差しを柔らかく取り入れる効果があります。
コットン

気軽に洗濯できるコットンも夏に取り入れたい素材のひとつ。筆者は夏用のラグが欲しくて、コットンのラグを購入しました。洗濯しやすいよう、サイズは小さめがおすすめです。
夏限定で少し大胆なデザインを取り入れても楽しいですよ。
レース

レースもお部屋を涼しげに見せてくれます。レースのカーテンが定番ですが、ソファーカバーに取り入れても素敵。シャビー、アンティークなインテリアにピッタリです。
おしゃれで涼しげなアイテムをディスプレイ
最後の仕上げは雑貨や小物のディスプレイです。海や風、自然を感じられるアイテムを上手に飾って、夏のインテリアを楽しみましょう。
風鈴やモビール

風で揺れるアイテムは「涼」を演出するのにピッタリ。昔ながらの風鈴なら、音からも涼しさを感じられます。

ガラスがゆらゆら揺れるモビール。透明感がありシンプルなインテリアのポイントになります。
また、ペーパーモビールならデザインも豊富です。お気に入りの一点を探してみましょう。

北欧のヒンメリ。藁で作られたヒンメリはわずかな風でも揺れて涼しげ。ナチュラルテイストのお部屋によく合います。
シーグラス、貝殻、流木

海を思わせるアイテムは、ガラスの器に飾ると素敵です。眺めているだけで清涼感があります。
ドウダンツツジ

初夏から出回るドウダンツツジは花瓶に飾ってさわやかに。観葉植物と比べて枝物は手入れが簡単なので気軽に取り入れてみましょう。
カラフェ

ひんやりと冷えた飲み物が美味しい季節ですね。レモンやハーブをたっぷりと入れたデトックスウォーターで映えるテーブルコーディネートにチャレンジしてみては?
竹や籐のバスケット

自然素材で通気性のよい竹や籐のカゴは、生活感のある物を上手に隠してくれます。収納アイテムとしての使いやすさも上々です。
ハーバリウム

ブルーのドライフラワー×貝殻で夏仕様のハーバリウム。さわやかでおしゃれですね。ハーバリウムは簡単に作れて、玄関やトイレのような狭い場所にもディスプレイしやすいですよ。
まとめ
涼しげなインテリアにするには色の選び方も重要ですが、風や海を感じられるアイテム、自然の中にいるような雰囲気作りもポイントです。
あまりの暑さに疲れてしまうこともありますが、お部屋ではリラックスできるように今から環境を整えておきたいですね。