寒い時期に飲まれるホットワイン「グリューワイン」。 フルーツやスパイスを入れた冷たいワイン「サングリア」はかなり日本でも名前が知られるように なりましたが、グリューワインの名はまだまだ馴染みがないかもしれませんね。
でも近年、クリスマスシーズンになると輸入食品店などでグリューワインのボトルが並ぶようになり、徐々に浸透してきて います。スパイス香る甘い味わいは、赤ワインが苦手な方にも好まれているようです。
目次
グリューワインの本場はドイツ
さて、このグリューワインの本場はドイツ。 グリューには「赤々と燃える」いう意味があり、スパイスも入ったグリューワインはその名の通り、身体がポカポカ温まる飲み物です。

ドイツのクリスマスマーケットでは必ず売られている、冬の定番中の定番。お店ごとに素敵なカップで提供されるので、カップ目当てにお店を選ぶなんて楽しみもあります(ちなみに返却するとカップ代が返金されるデポジット式。そのまま持ち帰ることもできます)。
グリューワインのレシピ
グリューワインのポイントは、スパイスはパウダーでは なくホールを使うこと。いつもと違った赤ワインの深い味わいに、また新たな魅力を感じることで しょう。
材料(2杯分)

<A>
- 赤ワイン 375ml (フルボトル半分)
- 水 100ml
- シナモンスティック 2本
- カルダモン 3個
- スターアニス 2個
- クローブ 3本
- リンゴ(スライス) 1/4個
<B>
- はちみつ 大さじ2
- オレンジ(スライス) 2枚
作り方
1シナモンは少し砕き、カルダモンは中の皮を剥いて中の種が見えるようにしておきます。

2鍋に<A>を入れ中火にかけます。
3沸騰直前になったら<B>を加え、弱火で10分ほど煮ます。
4オレンジとリンゴを取り出し、漉し器で漉します。
5カップに注ぎ、4で取り出したリンゴとオレンジを半分ずつカップに入れます。
6半分にカットしたオレンジ(スライス・分量外)を添えて出来上がりです。

オリジナルレシピ作りも楽しんで
入れるスパイスやフルーツの種類や量によって味わいが変わるのがグリューワインの魅力。例えばグリューワインの定番フルーツのひとつであるオレンジを、みかんや金柑などの日本の柑橘にするのもいいでしょう。
微妙な違いを追求して、お気に入りの配合を探してみてくださいね。
【hitotema編集部より】
ハーブとスパイスの専門家、岩本りかさんのレシピともぜひ比べてみてくださいね。岩本りかさんのレシピは温州みかんバージョン。使っているスパイスやフルーツも少しずつ違いますよ。
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