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今月のレシピ ~ 香りのオイルで爽やかに
今回ご紹介するレシピには、和の香りオイルを使いました。
やはり香りが命なので開封後は早めに活用しましょう。
スパイスや薬味などを直接使うのと比べ、香りオイルはその香味を溶かし込んだ油を調味料として使えるので便利なこと、あとオイルによりまろやかさが加わるのが特徴です。
バジルやレモン、ガーリックや唐辛子なども定番ですが、わさびや柚子、山椒、葱など日本の薬味を使った香味油もあります。ベースのオイルもオリーブオイルやごま油を使うものや、オイル自体に香りのないタイプを使うものもあります。
製法もオリーブと一緒に搾るもの、エキス添加や漬け込み型、加熱型など様々で、風味の強さも異なります。
紀州山椒香味油
商品リンク:https://www.abura-ya.jp/SHOP/LM_d002.html
この紀州山椒香味油は、こめ油をベースに細かく石臼挽きしたぶどう山椒をじっくり混ぜたオイルです。ふわっと繊細で爽やかな山椒の香りが広がり、ぴりぴりとした心地よい刺激が追いかけてきます。
冷や奴や棒棒鶏(蒸し鶏サラダ)、冷麺やラーメンに回しかけてもいいし、このオイルをベースに塩焼きそばやイカや海老をさっと炒めたりするのにもおすすめ。
またこの爽やかな山椒の香りが柑橘類にもよく合うので、オレンジをのせたブランマンジェやチーズケーキにかけたりしても大人スイーツに。まだやってないけど、鴨のオレンジソースの仕上げにも絶対合うはず!
同じラインで完熟させた赤い山椒で作った香味油もあるのですが、そちらは無花果や苺などのベリー類によく合うんですよ。
グリルズッキーニと鶏ささみの山椒香味サラダ
さて今回はこの爽やかな山椒香味油を使ったグリルズッキーニのサラダをご紹介します。たっぷりのズッキーニもぺろりなので、多めに作ってお楽しみください!
材料(2人分)
- ズッキーニ 2~3本
- 鶏ささみ 3~4本
- 紫玉ねぎ 1/4個
- グレープフルーツ 1/3個(甘すぎない柑橘類で)
- パクチー(お好みで)
- 塩 適量
- 酒 少々
- 水 分量外
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- ナンプラー 小さじ2
- 山椒香味油 小さじ2
- レモン汁 少々
- ささみのゆで汁 大さじ1
作り方
1鶏ささみは小鍋で(電子レンジでも)酒少々を加えた水で蒸し煮にしてほぐし、Aを混ぜたタレを馴染ませておく。
2ズッキーニは5mmくらいの厚さに切り、グリルパンや魚焼きグリルで軽く塩を振りながら、しんなりして焼き目がつく程度に両面焼いて斜めに切る。(油は塗らない)
3グレープフルーツは身を取り出して薄くスライスする。
4紫玉ねぎはスライスして水に晒し水気を拭いておく。
5パクチーは葉の部分をちぎっておく。
6お皿にズッキーニ、鶏ささみ、グレープフルーツ、紫玉ねぎの順で盛り付け、鶏ささみの残りのタレを全体に回しかけ、パクチーを散らす。
ポイント
グリルすると焼き目が芳ばしく旨みが凝縮し、それでいて噛むと瑞々しさも味わえるズッキーニ。そこに味の染みた鶏ささみとグレープフルーツのほろ苦さに山椒の爽やかな香りがあわさったご馳走サラダです。ズッキーニが主役なのでたっぷり作って冷やしておけば翌日も大丈夫。少し味がぼやけたら、ナンプラーと山椒香味油を食べる前にどうぞ。
全く同じとは言えませんが、こめ油と粉山椒でもどうぞ。
山椒以外ならもっとマニアックですが、馬告(マーガオ)という台湾の山胡椒もレモングラス風味で合いそうです。
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