日本人には、ヨーグルトのイメージが強いブルガリア。
実際、毎年7月にはヨーグルトのお祭りが開かれるほどですし、前回はヨーグルトときゅうりを使ったスープ、タラトル(タラートル)をご紹介しました。
でも、ブルガリアはヨーグルトだけの国ではありません。各地で農産物が豊富で、黒海に面した東の地域では海産物も獲れるグルメ大国なんです。素材を生かしたシンプルで旨みを感じるお料理は、日本人にも馴染みやすい味。
これからもいろいろご紹介したいと思っていますが、今回は、豚肉とキノコを使った「カヴァルマ」をご紹介しましょう。
目次
カヴァルマとは?

カヴァルマはブルガリアを代表する家庭料理で、本来は寒い時期に土鍋で作るお料理です。好みのスパイスを入れたり、家に残った野菜や豆を加えたり、卵を落としたりと、家庭によってバリエーションはさまざま。最後にプレーンヨーグルトを乗せていただくのもアリです。
私は、夏に作る時はタラトルとセットでサッパリと、冬ならそのままホッコリと、というように、同じカヴァルマでも季節によって楽しみ方を変えています。
味付けは塩のみですが、旨味がたっぷりなのはやっぱりキノコのおかげ。キノコ好きにはたまらない一皿です。日本もキノコの種類は豊富なので、お好みのキノコで入れて作ってみてくださいね。
材料(2人分)

- 豚肉(角切り) 250g
- 玉ねぎ(みじん切り) 1/2個
- ポロネギ(下仁田ネギで代用) 1本
- お好みのキノコ 150g※
- オリーブオイル 大さじ1
- トマトペースト 30g
- パプリカパウダー 大さじ1/2
- 塩、胡椒 適量
- パセリ(みじん切り) 大さじ1
<A>
- 白ワイン 100ml
- ローリエ 1枚
- 塩 4g
- 胡椒 適量
- 水 200ml
※今回はエリンギ・ホワイトマッシュルーム・しめじを使っています。
作り方
1鍋にオリーブオイル、豚肉を入れて火にかける。
2豚肉の表面に焼き色がついたら、玉ねぎ、ポロネギ、キノコを加え、玉ねぎが透き通るまで炒める。
3トマトペーストとパプリカパウダーを加え、全体に馴染ませる。
4<A>を加えて蓋をし、弱火で30分ほど煮込む。
5塩、胡椒で味を調えて器に盛り、パセリを乗せる。
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