ブルガリア共和国(通称ブルガリア)は、バルカン半島に位置し大きさは日本の1/3ほど。首都はソフィアで公用語はブルガリア語です。
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ブルガリアってどんな国?
ヨーロッパでありながら南はギリシャやトルコと隣接しているため、東西の文化が行き交うエキゾチックな雰囲気が漂う国。その東西文化の歴史的背景を象徴するかのようにブルガリアには多宗教の歴史的建造物が立ち並び、一度にカトリック・プロテスタント両キリスト教、ユダヤ教にブルガリア正教、イスラム教などの教会や寺院を観て回れるのは世界でも珍しく観光ポイントの一つとなっています。
また、日本同様に700ヶ所ほどで温泉が湧き出し、その殆どが掛け流し状態で提供される贅沢な温泉大国ブルガリア。入浴やスパとしてだけでなくプールなどで楽しめる他、各地で温泉水を汲むことができます。
また世界有数のバラの産地で、国を代表する産物はヨーグルトよりもバラです。毎年収穫時期の6月初頭にバラ祭りが開催され、パレードや国内および近郊諸国から招かれた舞踊団がそれぞれの民族衣装を着て、伝統舞踊や演奏を披露するなど国をあげての一大イベントです。
このバラ祭りではバラに関する商品が多く出店されるため、バラグッズを購入目的で訪れる観光客も多くいます。世界中で人気のあるローズオイルの世界シェアはなんと70%。高価なローズオイルやローズウォーターが格安で手に入るのも嬉しいかぎりです。
ブルガリア料理の特徴は?
ブルガリアというとヨーグルトと結びつける方が多いと思いますが、まさにその通りで世界一ヨーグルトを消費する国。ヨーグルトの種類も山羊・牛・羊・水牛とバリエーション豊かで料理からデザートまで幅広く毎日取り入れられています。
ヨーグルト消費国ということからもわかるように、酪農も盛んで野菜や果物も豊富。ヨーロッパ圏内とはいえ文化同様料理も中東の影響を受けているものが多く、トマトやナス、ひき肉などを使った料理や煮込み料理が中心となっています。
タラトル(タラートル)のレシピ
今回ご紹介するお料理「タラトル」は、ヨーグルトを使った夏の栄養ドリンク的な簡単スープ。 エキゾチックさを感じる、いつもと違ったヨーグルトの味わいをぜひ楽しんでくださいね。
材料(2人分)
- きゅうり(5㎜角のあられ切り) 1本
- くるみ 10g
- ディル(みじん切り) 2~3本
- にんにく(すりおろし) 1/4かけ
- プレーンヨーグルト 1カップ
- 水 1/2カップ
- 塩 ひとつまみ
- オリーブオイル 大さじ1/2
<トッピング用>
- くるみ 適宜
- オリーブオイル 適宜
作り方
1くるみはビニール袋に入れて叩いて細かく砕いておきます。
2ボウルにきゅうりと塩ひとつまみを入れ全体をよく絡めます。
32のボウルに残りの材料を入れてよく混ぜ合わせます。
4器に取り分けたらくるみをトッピングし、オリーブオイルをひとたらしすれば出来上がりです。
ポイント
3のあと、30分ほど冷蔵庫で寝かせるとにんにくの風味が全体に馴染みます。