フランス料理、中国料理と並ぶ、世界三大料理のひとつトルコ料理。
前回はトルコ風ハンバーグ「キョフテ」をご紹介しましたが、まだまだ名物料理はたくさんあります。
アジアとヨーロッパにまたがり、魅惑の世界遺産や文化が今も世界中を魅了するエキゾチックな国、トルコ。親日国なので、日本からの旅行者も多い国のひとつです。たとえトルコを訪れたことがなくても、世界遺産であるイスタンブールの歴史的な街並み[…]
今回ご紹介するのは、定番のフィンガースナックである「シガラボレイ」。2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された「ユフカ」という薄焼きパンを使ったお料理です。
目次
無形文化遺産のトルコ名物「ユフカ」とは
トルコ料理といえばケバブが有名ですが、実はほかにも世界的に有名な食べ物があります。それがさきほどご紹介したユフカです。ユフカは小麦粉・塩・卵・水でできたシンプルな薄いクレープのようなもので、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
ユフカを使う料理は、お肉やお野菜をたっぷり入れたものなどバリエーション豊か。また揚げるだけでなく、スープやスイーツなどあらゆる料理に使われています。朝食から夕食まで多くの場面でユフカ料理に出会えるので、トルコを旅すると一番身近に感じる食材かもしれませんね。
ほかにもいろいろ!トルコのパン料理
ユフカと一緒に無形文化遺産に登録されたのは「ラヴァシュ」で、これも薄焼きのパンです。でも、トルコで有名なのはこの2種類だけではありません。
ロカンタ(食堂)に行けばフランスパンのようなトルコパン(エキメッキ)が出てきますし、舟型のピザ「ピデ」や薄焼きのピザ「ラフマジュン」など、美味しい“粉モノ”がたくさんありますよ。
シガラボレイのレシピ
シガラはタバコという意味で、ボレイはボレッキというトルコの定番のパン類のこと。形がタバコ(葉巻)のように見えることからついた名前だそうです。
素材はシンプルでも、チーズとハーブとサクッとした食感でついつい手が伸びてしまいます。簡単に作れるフィンガースナックとしてパーティー料理や前菜としてもおすすめ。
今回はユフカの代わりに、日本で手に入りやすい春巻きの皮で代用しています。
材料(2人分)
- 白チーズ 200g※
- ハーブ(ディルやパセリ) 2~3本
- 塩 1g
- 春巻きの皮(ユフカ) 6枚
- こしょう 適量
- 揚げ油 適量
- 水溶き小麦粉 適量
※白チーズは、フェタチーズ・カッテージチーズ・ハルミチーズなどを使ってください。
作り方
1ボウルに白チーズ、塩、こしょう、刻んだハーブを入れてよく混ぜ合わせます。
2春巻きの皮に1を細長く乗せ、くるくる巻いて最後に水溶き小麦粉をつけて止めます。
3160度くらいの油できつね色になるまで揚げます。温度が高いとチーズが溶け出し、油がはねて危ないので注意してください。