アジアとヨーロッパにまたがり、魅惑の世界遺産や文化が今も世界中を魅了するエキゾチックな国、トルコ。親日国なので、日本からの旅行者も多い国のひとつです。
たとえトルコを訪れたことがなくても、世界遺産であるイスタンブールの歴史的な街並みやカッパドキアの奇岩をテレビや雑誌で見たことがある人は多いのではないでしょうか。
目次
トルコ料理の特徴は?
トルコ料理は世界三大料理(他は中華料理・フランス料理)のひとつとされていますが、その理由は歴史と深く関係があります。
14世紀からオスマントルコ帝国として地中海一帯を支配に置いていた関係で、広範囲に及ぶ各国の料理文化が取り入れられました。そして独自の融合料理として発展し世界に伝わっていったのが現在のトルコ料理の基本となっています。
トルコ料理を少し調べれば、面白いネーミングの料理がたくさんあることに気づくでしょう。例えば「お坊さんが気絶するナス」「貴婦人の太もも」「花嫁のスープ」など。まだまだ日本語訳をするとクスッっと笑ってしまうものがたくさんあり、この遊び心あるネーミングもトルコを身近に感じさせてくれます。
それに、ピーマンの肉詰めやロールキャベツなど知らず知らずに定着しているトルコ料理が意外と日本にあるんですよ。近年は「サバサンド」を扱うお店も増えましたね。
さて、今回ご紹介するのは「キョフテ(köfte)」です。
キョフテとは?
キョフテは材料や工程がハンバーグとさほど変わらない、作りやすいお料理です。“小ぶりのスパイス入りハンバーグ”とイメージしていただくと良いと思います。
キョフテは羊肉で作られることが多く、玉ねぎも生のまま、さらに直火焼きで提供される事も多いため余分な脂が抜け、小ぶりながらもお肉感がしっかりと感じられます。イスラム教が多いトルコでは豚を使いませんので、現地で食べると合挽きが主流で肉汁ジュワ~の日本のハンバーグとは違った料理に感じられるでしょう。
以下のレシピでも、お好みでヨーグルトソースやトマトソースをかけていただくとエキゾチックな味わいが楽しめますよ。
キョフテのレシピ
では、キョフテのレシピをご紹介しましょう。
材料(2人前)
- 羊ひき肉(牛で代用可) 300g
- パン粉 40g
- 玉子 1個
- 牛乳 大さじ2
- にんにく(すりおろし) 1かけ
- パセリ(みじんぎり) 大さじ3
- 玉ねぎ(みじん切り) 1/4個
- 塩 小さじ3/4
- こしょう 小さじ1/4
- クミンパウダー 小さじ1/2
- コリアンダーパウダー 1/4
- 赤唐辛子パウダー 1/4(お子様向けには抜いてもOK)
- オリーブオイル 大さじ2
作り方
1ひき肉に塩を加えよく混ぜ合わせます。
2残りの材料全てを加えてさらによく混ぜ30分ほど冷蔵庫で休ませます。
3フライパンにオリーブオイルを入れ、小さめに丸めた2を両面香ばしく焼き色がつくまで焼いたら出来上がりです。