スイートマジョラムでイワシの香草パン粉焼き #ハーブとスパイスの教科書

スイートマジョラムでイワシの香草パン粉焼き #ハーブとスパイスの教科書

スイートマジョラムの香りを一度知ったら、あなたもこのハーブの虜になるかもしれません。古代ギリシャ神話では『愛の女神アフロディーテが創った香り』という言い伝えもあるぐらい、スイートマジョラムは幸福感とともに気持ちをリラックスさせてくれる香りなのです。

そしてこの香りは、肉料理や魚料理、特に匂いの強い青魚を調理するときに優れた効果を発揮してくれるので、ぜひ使っていただきたいハーブのひとつです。フレッシュでもドライでもどちらも良い香りがしますが、出来ればフレッシュの香りをおすすめします。

(画像出典)PIXTA

スイートマジョラムは、小さな丸みのある葉とコロンとした手毬のような蕾から咲く控えめな花が特徴。葉や花を揉んでみると、素晴らしい芳香成分があたり一面に一気に広がります。

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イワシの香草パン粉焼きのレシピ

そんな素晴らしい香りのスイートマジョラムを使って、ちょっとクセのあるイワシの香草パン粉焼きを作りました。このお料理はタイムやセージ、ローズマリーなどの複数のハーブを使ったり、手作りのハーブソルトで作ったりする場合もありますが、今回はちょうど庭で元気に成長してくれていたスイートマジョラムの出番です。

耐熱皿に直接盛り付けて、オーブンで一気に焼き上げます。

材料(2人分)

  • イワシ 6尾
  • トマト(1cmの輪切り) 2個
  • プチトマト(半分にカット) 6個
  • パン粉 大さじ3
  • 塩 小さじ1
  • ホワイトペッパー 小さじ1/2
  • スイートマジョラム 5〜6本
  • オリーブオイル 大さじ2

※スイートマジョラムはフレッシュがおすすめですが、ドライでもOKです。

イワシの下ごしらえ

頭を落として内臓を取り除いて水で洗う。

イワシの水気を拭き取る。

腹から指を入れて中骨に沿って開き、骨を取る。

塩、コショウ(いずれも分量外)を軽く振る。

作り方

耐熱皿にオリーブオイル大さじ1をひいてトマトを並べ、その上にイワシを重ならないように乗せる。

塩とホワイトペッパーを振り、スイートマジョラムの葉をちぎって全体に散らす。

このとき、焼き上がりのトッピング用にスイートマジョラムの葉を少し残しておきましょう。

全体を覆うようにパン粉を振りかけ、プチトマトをイワシ1切れにつき2個ずつ並べる。

230度に予熱したオーブンで15分ほど焼き、パン粉に焼き色が付いてきたら出来上がり。

レモンを絞っても美味しいです。

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スイートマジョラム

(画像出典)PIXTA

スイートマジョラムはシソ科の多年草のハーブです。別名はマヨラナ、ハナハッカ。副交感神経を優位にしてくれる香りの成分によって、この香りをそばに置いておくと寝つきがよくなると言われています。

スイートマジョラムは、お肉のハーブとして肉の臭みを消してくれると紹介されていることが多いですが、お肉だけでなく、普段よく使うイワシやアジ、サバなど、少し匂いの強い魚をまろやかに仕上げてくれます。和風の料理以外では、私は青魚にスイートマジョラムを欠かすことができません。自家製のアンチョビペーストにも、スイートマジョラムをたっぷり入れて作ります。

鉢植えでも地植えでも育てやすいので、ぜひ、フレッシュなスイートマジョラムの香りを楽しんでみてください。

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