新しく買い直したものの、全く使いこなせないMacよりお届けする2021年最後のお話。
10年慣れ親しんだMacは私の不注意でキーボードが壊れ（詳しくは前回の記事を）、最新Macでモリモリ書いちゃうぞ！と張り切るも、キーボードの配列位置が微妙に変わっていたり、改行しようとキーを押すと何故だか「￥」に変換されたり、その前に指紋認証のキーっていつの時代からそのポジションに？（そしてそれはまあまあな頻度で確認を要求される）など、あまりの進化…変化っぷりにまだまだ戸惑うばかり。
それでもこの先長い付き合いになるわけだし、なんとか馴染まなくては…と、「ああ、もうっ！」なんて言いながら、寄り添う努力を毎日コツコツ続けています。
でも馴染めないのはパソコン使いだけの話ではなく、この2021年に起きた様々な変化も全く同じで、どう進み、どう馴染み、どう耐えれば健やかな日々が来るのか…を慎重に悩み、選択してきたような。
そんな中で、ある日要請された「不要不急」「三密」「飲食店でのアルコール販売の停止」、人生においてこのようなルールが発令される日が来るとは想像もしていなかったけど、
一方でこれらの項目が私を生かしていたものだったと気付かされたりもして、当たり前と思っていたことが見直せた、貴重な時間だったなあなんて、振り返るとしみじみ思うことがいっぱい。
仕事現場の変化もそう。
スタッフがたくさんいることにどこか安心していたけど、最少人数でのリモート収録は、話も通りやすくスムーズだし、「邪魔だなあ…」と抵抗のあったアクリル板での間仕切りにもいつからか違和感は無くなり、「なんだか守られている！」と思えるように。
「仕事に集中したいから」とロケ現場までの移動は、手配していただくロケバスに乗せてもらうことが多かったけど、一人運転しての現地入り、東京〜長野間、クリア出来たのも大きな成長！
同じく一人で向かった愛知県豊橋でのドラマ撮影、前日の夕飯にと入った「いちょう」さんでは名物“豆腐田楽”を。会話がないことで、より味に集中して頂けたのは“豆腐親善大使”としては、幸せだったなあ…。
（ちなみにこちらは、約9年ぶりのドラマ撮影で挑んだ、東海テレビで新年1月2日、午後２時より放送予定『家族の写真』でした。観られるエリアの皆様、ご家族でのんびりお楽しみいただけたら、嬉しいです）
そしてもう一つ、ライフワークとして大切な場所でもある畑にも大きな変化が。
「日焼けしたくないし、虫もねえ…」
長くそう言われてきた畑だったのに、「行ってみたい！」とのメッセージが増えたり、例年以上にたくさんの取材依頼をいただきました。
（熱く語りすぎて微妙な表情でごめんなさい）
これまで以上に「家でのご飯をどう食べるか？」を考える時間が増えたことで、「畑なら人もいない、風の流れがある場所で、野菜や土にも触れられる！」と思ってくれたのか、買って作るではなく、採って食べる楽しさを知って、みんなニコニコ。「野菜作りを見ちゃうと、無駄なく食べようって思う！」なんて嬉しい言葉まで！
わざわざどこかへ行くのではなく、「家の近くでリラックス！」そう思ってくれていたらいいなあ。
かくいう私も家ご飯を楽しむために、普段の食事に白米だけでなく、発芽玄米酵素を取り入れたり（ねっとりした食感も、腹持ちの良さもお気に入りです）、野菜を盛り付けるための器を数枚、購入しました。
寺園証太さんの備前焼には、ほうれん草のナムルや玄関先で育てたイチゴを添えてみたり、
木工作監、吉川和人さんのトレイに載せたのは、お友達からのお土産とお茶を。
食器棚に入りきらない食器や布巾を置きたいな…と、
鹿児島で見つけた、編みかごを購入したり。
手探りながら「当たり前にこれが普通」を一旦休んだり離れたことによって、新たに見えた物やこと、この気づきや出会いがまもなく始まる新しい一年において、健やかな方向に成長していくといいなあ。その中でまたこれまでのよう、大好きな人たちと一緒に過ごす、おいしい時間が戻ってくれば…とも心から。
この一年もお付き合いくださり、ありがとうございました。
どなたもどうぞ良き年末を、そして素晴らしき年始をお迎えくださいませ！！
