【門司港ビールのお取り寄せ】焼きカレーとビールを合わせてホットな時間を

【門司港ビールのお取り寄せ】焼きカレーとビールを合わせてホットな時間を

ビールの季節とは言い難い師走。
どっこい温かい料理と冷えたビールのコントラストはこの季節ならでは!

ビアエッセイストが通販でビールと料理を合わせてみる本コーナー。今月は福岡は北九州市から門司港ビールをお取り寄せ。焼きカレーやソーセージと多彩なスタイルのビールを合わせる。
その先に想像以上の幸せが待っていた!

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ヨーロピアンとレトロ系が強いブルワリー

門司港ってどれくらいの知名度があるのだろうか。「門司港」と聞いて場所ってわかるものなのだろうか。

妙高高原のときも同じことを言ったが、ビール好きにとっては「門司港」というのは耳馴染みのある地名なのであり、即座に「福岡でしょ?」となる。福岡県北九州市で門司港地ビール工房が産声をあげたのは1998年のこと。日本で小規模醸造が可能になったのは1994年からなので、まさに1期生。イベントなどでこれまでに何度も美味しいビールを飲ませていただいた。

ビールの特徴は、強いて言うとヨーロピアン系というところだろうか。特定の国のやり方に大きな影響を受けているブルワリーもあるなか、こちらはドイツやイギリス、チェコなどビール文化発祥の地である欧州各地の正統派ヨーロピアンスタイルをバランスよく追求している。中でも小麦を使うヴァイツェンには定評があり、2度も日本一に輝いた。

それと、運営会社の名前を「門司港レトロビール株式会社」としているように、昔懐かしいビールも造っている。九州最古のビール工場の味を再現した「サクラビール」などなどラベルを見ると、一目でレトロとわかる。

おもしろいところでは、「ギラヴァイツェン」というアイテムがある。
ギラヴァイツェン??それは一体どんな方向性のヴァイツェンだったっけ?と思うかもしれない。実は「ギラ」は福岡県北九州市をホームタウンとするプロサッカークラブ「ギラヴァンツ北九州」から取っている。サッカーチームとブルワリーが共同開発した、なかなかに珍しいビールである。

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定番のソーセージと門司港名物焼きカレー

そんな門司港ビールには楽天に公式通販サイトがあり、フラッグシップのヴァイツェンやペールエール、サクラビールなど様々な種類のビールを購入することができる。

通販サイトでインパクトがあるのが「特製焼きカレー」の文字。焼きカレーとはご飯の上にカレーとチーズをのせてオーブンで焼く、猫舌の人以外からは誰からも愛されるメニューだ。この焼きカレー発祥の地と言われているのがそう、門司港。ご当地料理として親しまれており、「焼きカレーMAP」なるものがあるほど。

そんなわけで、今回は「門司港地ビール工房特製地ビール煮込み焼きカレー」(600円)と「門司港地ビール3本+ソーセージ3種セット」(3,410円)を購入!ビールの3種はヴァイツェン、ペールエール、サクラビールだ。

ソーセージはチョリソー、明太子、ガーリックの3種。各4本入りなのでたくさん食べられるのがまずありがたい。ソーセージ3種とビール3種で9通りの組み合わせがある。最初は一つひとつペアリングの妙を解析しようと飲み食いしながらメモを取っていたが、ボールペンという匙を投げた。本当に全部が全部合う!!

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焼きカレーと個性豊かなビールの響き合い

ヴァイツェンは濃厚系でバナナ香があり、甘い印象から後味はほのかに酸味と素晴らしいバランス。ペールエールは穏やかモルティー系といったところ。イングリッシュペールエールと名乗っている通り、アメリカの個性が光りがちなホップよりイギリスの個性が光りがちなモルトが強調されている。何杯でも飲めてしまいそうだ!
サクラビールはミディアムボディ。こちらもモルトの香りがするがウッディーなキャラクターもある。ドイツはデュッセルドルフの地ビール、アルトのような味わいだと個人的に思った。

さて、そんなビール陣と調理した焼きカレーを合わせてみる。調理と言っても簡単。カレーの上に卵とシュレッドチーズをのせて焼くだけだ。

実は焼きカレー自体にヴァイツェンとペールエールが使われているという。お味は…かなり大人の味で子どもは苦くて食べられないかもしれない。ただ、卵やチーズがだいぶマイルドにしてくれている。大人的には最高に美味い!

この特製カレーに合うのは、やはりペールエール。カレーの辛さをモルトの甘さが包み込んでくれる感じがして、最高なペアリングが堪能できる。ヴァイツェンも負けていなくて、カレーの尖りをしっかり受け止めて優しい味わいに変革してくれる。
カレーとビールってあまりピンと来ない人も多いかもしれないが、焼きカレーのように卵やチーズがのって濃厚になればなるほど、ビールとの響き合いにオリジナリティが出てくる。ぜひとも試していただきたい!

来春のリニューアルを待って楽しもう!

…と美しく締めようと思っていたのだが、大きな問題が発生。

なんと「門司港地ビール工房特製地ビール煮込み焼きカレー」が人気のため在庫がなくなりつつあり、今回それを機にパッケージなど大幅にリニューアルするそうである。再リリース時期は来年の春が目途ということで、煽るだけ煽ったがおあずけ状態になってしまって申し訳ない。

ただ、門司港レトロビール株式会社の方も「必ず復活するのでお待ちください!」とのコメントを寄せてくれたので、私は春を待つ!あ、ソーセージは買えるので待ちきれない方は3種のソーセージ&3種のビールの9通りのペアリングをお楽しみあれ!

門司港地ビール工房:https://mojibeer.ntf.ne.jp/

【当記事につきまして】
ライター矢野竜広が企画し、記事を作成しました。

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