相手の好みで選んでもらえる。
軽くてかさばらないし、選ぶのが楽しい。
と、贈る人にも贈られる人にも好評のカタログギフト。
一方で、「贈った・贈られたという実感が薄いからなんとなく淋しい」と言う人もわりといますよね。でも今、カタログギフトはものすごく進化しているんです。
今回は、それぞれ特徴ある3種類のグルメカタログギフトをご紹介します。
目次
同じ“カタログギフト”でも、全然違う!

今回選んだのは、「家庭画報」「dancyu(ダンチュウ)」「DEAN & DELUCA(ディーン&デルーカ)」の3種類。すべて6,000円台のカタログギフトです。表紙からしてそれぞれのカラーがはっきりしていますよね。

ページを開くと、「え?これがカタログ?」という感じ。これは家庭画報。

お醤油でさえクールに見せる、DEAN & DELUCA。

dancyuは作家、村松友視氏のコラムが3本。ちなみにコラム的な読み物はどのカタログにもあり、グルメ雑誌や旅雑誌を読んでいるようでした。

一部同じ商品も掲載されているのですが、使われている写真や紹介文は全然違います。この泉州水茄子の場合、素材の力強さが伝わる左がdancyu、穂じそのあしらいが上品な右が家庭画報です。
ではそれぞれ、ご紹介していきましょう。
家庭画報 グルメギフトカタログ <やまぶき>

ゴールドの箱に高級感がある、家庭画報のグルメギフトカタログ。表紙はまるで雑誌ですね。風呂敷包みのタイプもあります。

他の2冊にない特徴は、レストランの食事券とフラワーギフト(プリザーブドフラワー)が含まれること。レストランは「パークハイアット東京」だけですが、実際に出かける体験が選択肢にあるのは嬉しいですね。

全体的に和のグルメが多め。風光明媚な風景写真や古き良き日本の伝統を感じるようなイメージ写真も多く、旅行気分を味わえました。盛り付けされた状態の写真で紹介してある商品がほとんどなので、年配の方でも理解しやすく選びやすいカタログだと思います。
選んだのはこちら!「火鍋」

お肉にしようか、郷土料理的なものにしようかと悩んだ結果、選んだのは北海道の火鍋。家で作ったこともあるのですが、スープの奥深さが物足りず……。家庭画報セレクトの火鍋の実力が気になって、こちらに決めました。

ラム肉、ホタテ、つぶ貝、甘えびのセットはボリューム的にも大満足。

花椒にナツメにクコの実…、見るからに身体に良さそうな薬膳スパイスミックス!

スパイスは全量入れましたが、予想より辛さは控えめ。でも、複雑なうま味で期待以上の美味しさでした。大ぶりで食感の良いホタテやつぶ貝、甘えび、臭みのないラム肉にも感激しました。
dancyu グルメギフトカタログ <CA>

dancyuのグルメギフトカタログは、木箱入り。風呂敷包みもあります。素材のフレッシュ感が伝わる表紙ですね。サンマと白菜ではなく、サヨリとチコリというのもdancyu的(な気がする)。

さきほどの泉州水茄子や表紙からもわかりますが、素材そのものが訴えかけてくる写真を使った商品紹介が多かったです。こちらも和の商品が中心。旬の収穫期に届く露地栽培のフルーツもありました。

調理器具はどのカタログにもありましたが、鉄のフライパンというのがやっぱりdancyu!“まずは、この「鉄のフライパン」で目玉焼きを焼いてみてほしい”なんて、フライパンを選ぶと決まっているかのような文章も独特の世界観です。
食に詳しいだけでなく、料理自体大好きだという方に贈りたいカタログギフトです。
選んだのはこちら!「伝承の鮭料理詰合せ」

どれもこれも美味しそうでしたが、「このカタログを見なければ知らなかったものを食べてみたい」と思い、「新潟村上 伝承の鮭料理詰合せ」をチョイス。工房の静けさが伝わってくるような写真にも惹かれました。

3種類の詰合せで、どれも原材料は「鮭、塩」のみ。同じ食材で、こんなに違う3種類になることにまず驚きます。

ガツンと塩味の効いた「鮭の塩引き」ですが、パリパリの皮はしょっぱすぎず絶妙。生ハムはスモークサーモンとは別物で、飲み込んだあとに鮭と塩味が追いかけてくるようでした。

「鮭の酒びたし」、なんとも美味しそうなダジャレ!お正月にもいいですね。用意した日本酒に浸しながら、ゆっくりした時間を堪能できそうです。
DEAN & DELUCA ギフトカタログ <ホワイト>

DEAN & DELUCAのギフトカタログは、表紙からしてスタイリッシュ!

和の商品もありますが、ラインアップは洋が中心。このパンケーキセット(ブレックファストコレクション)なんて、まさにDEAN & DELUCAという感じです。

調理器具にコールドブリューコーヒーセットがあるのもさすが。「自分ではなかなか買えないけれど、もらえるなら欲しい」、そう思うような商品が並んでいました。
商品も写真もとてもオシャレなので、20~40代全般にウケそうなカタログギフトです。
選んだのはこちら!「イタリアンソルトコレクション」

ブレックファストコレクション、ギフトカタログ限定二段重と最後まで悩みましたが、思い切ってお塩を選びました。トリュフソルト、フェンネルソルト、ポルチーニソルトの詰合せです。

トリュフソルトはかなり定番になってきていますが、フェンネルソルトとポルチーニソルトという初めての体験ができるのも興味をそそられるポイントでした。

ステーキフリットのフライドポテトにトリュフソルトをパラパラ。コンビニの冷凍食品がバルの味になります。ポルチーニソルトは、ステーキにかけてみました。こちらも美味しい…!
オムレツやカルボナーラにも使ってみたいです。

フェンネルソルトはベーコンとチーズのケーク・サレに振りかけてみました。また、豚ひき肉と一緒に練って小さなサルシッチャを作り、ピザのトッピングにも。魚介類のカルパッチョにも合いそうですが、豚肉との相性も抜群です。
贈る側にも、贈られる側にも選ぶ喜びがある
3冊のカタログを見ながら、「家庭画報は伯母が好きそうだな」「DEAN & DELUCAはあのママ友にいいな」「dancyuは食通のあの人が興奮しそう!」と、それぞれ違う人の顔が浮かんできました。
カタログギフトであっても「どれを贈るか」という選ぶ喜びがあることに今回気づきました。引き出物や内祝用のカタログギフトを探している人は、まずはカタログ選びから楽しんでみてくださいね。
商品情報
家庭画報:https://item.rakuten.co.jp/antina/c/0000000651/
dancyu:https://item.rakuten.co.jp/antina/c/0000000110/
DEAN & DELUCA:https://item.rakuten.co.jp/antina/c/0000000353/
カタログの内容は、商品ページにリンクのある電子ブックでも見られます。
【当記事につきまして】
hitotema編集部が企画・購入し、掲載許可を得て記事を作成しました。