年末年始に華を添える、おめでたい縁起菓子5選 #トラベルライターのお取り寄せ

年末年始に華を添える、おめでたい縁起菓子5選 #トラベルライターのお取り寄せ

新しい年は幸せな気分で迎えたいもの。なにかと人が集まるこの時期、楽しい話題に加えて気分があがるお取り寄せで華を添えてみませんか。この時期にぴったりのめでたいモチーフのお菓子や、見た目にも美しいお菓子を5つ選りすぐってご紹介します。

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甘くて繊細な懐かしの砂糖細工。まんねん堂の「金花糖」

甘くて繊細な懐かしの砂糖細工。まんねん堂の「金花糖」

戦前は菓子問屋が集まる神田で造られていたという江戸の駄菓子・金花糖。戦後は錦糸町に移って製造していましたが、職人さんの廃業によって一時期途絶えてしまいました。そのときの型を受け継いで復刻したのが、今では希少となった江戸駄菓子の製造・販売をしている「まんねん堂」です。

江戸時代からお正月や祝いの席に欠かせないお菓子だったので、縁起のよい鯛や招き猫などを象(かたど)っています。お砂糖と水を煮込み、木型に流し入れて造られるため、気温や湿度などの外的要因にも影響されやすい、とても繊細なお菓子なんです。そのため、今では造れる職人さんは数えるほどとなってしまいました。

「まんねん堂」では伝統を受け継ぎ、鯛や宝船、福助などめでたいモチーフの金花糖を今でも手作りしています。見た目のかわいさだけでなく、職人さんのていねいな手仕事が活きたお菓子なので、お祝いの贈り物にもおすすめです。

商品お問い合わせ先

公式オンラインショップ:https://kinkato.com/

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和三盆でできた食べる工芸品。象東「年賀祝い箱」

和三盆でできた食べる工芸品。象東「年賀祝い箱」

モナカやおしるこなどを作る菓子舗・象東(ぞうとう)。なかでもひときわ目をひくのが、一口サイズの美しい和三盆糖を使った干菓子です。全国で6~7人しかいない職人が制作した貴重な菓子木型を使用。出来上がった干菓子をお店独自の“和三盆工芸菓子「御陽菓詞(おひがし)」”と呼び、日本の四季の移ろいや文化を表現しています。

「年賀祝い箱」は、その年の干支を象る御陽菓詞。今の時期に購入できるのは丑年のもの。全国にある天満宮の御祭神として祀られる菅原道真公と、お使いの牛の伝承に因んでデザインしたのだそう。このほか紅梅や白梅、鯛、富士山、松竹などめでた尽くしの御陽菓詞になっています。食べると口のなかで最上級の和三盆の甘みが拡がって、幸せな気分になること間違いなし。日持ちもするのでお年賀の品にもおすすめです。

商品お問い合わせ先

オンラインショップ:https://zoto2011.com/

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カラフルでかわいい、幸せのお菓子。菓子工房 遊々椿の「おいり」

カラフルでかわいい、幸せのお菓子。菓子工房 遊々椿の「おいり」

「おいり」は香川県の西部(西讃)に300年以上伝わる、花嫁のお菓子です。嫁入り道具として欠かせないもので、披露宴の引き出物や近所の人にお嫁さんのお土産として配られてきました。初代丸亀城主・生駒親正公の姫君がお輿入れの際に、城下の農家の人がお祝いに五色のあられを煎って献上したことが始まりだと伝えられています。以来、婚儀の際には欠かせない“おめでたい煎りもの”から「おいり」として広まったとか。

今では結婚の引き菓子だけでなく、出産やひなまつり、新築などのお祝いごとに用いられるほか、香川のお土産物としても人気になっています。「菓子工房 遊々椿(ゆうゆうつばき)」は明治創業のおいり専門店。昔ながらの製法で、ついた餅米を天日で乾燥させ、煎って作っています。鮮やかなピンクや黄色、水色のおいりは、さくっと軽い食感。ハレの日であるお正月にもぴったりですが、世代を問わず平時の贈り物としても喜ばれそうです。

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オンラインショップ:https://www.youyou-tsubaki.com/

見惚れる美しさ。亀末廣の「京のよすが」

見惚れる美しさ。亀末廣の「京のよすが」

京都御所にもお菓子を納めていたことで知られる、江戸時代創業の菓子舗・亀末廣(かめすえひろ)。四畳半の茶室に見立てた秋田杉の箱のなかに、四季の風景や花などをモチーフにした干菓子や半生菓子を詰めた「京のよすが」は、一生に一度はお取り寄せをおすすめしたい逸品。春夏秋冬で詰められる中身が変わります(写真は秋のもので、右上の菊の部分には違うものが入っているものも有)。

半生菓子の焼き栗や菊のスリこはく、求肥でできた黄菊、玄米味の押物落雁など一つひとつが精巧でため息がでる美しさ!季節ごとに異なるお菓子が詰められているので、箱の蓋を開けるたびに新しい感動があるお菓子です。

大切な家族と一緒に過ごすお正月にこそ、粋を極めた「京のよすが」を味わってみては。会話が一層弾むことうけあいです。

商品お問い合わせ先

電話:075-221-5110
※注文・地方発送は電話でも受付可。

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金沢に江戸時代から伝わる婚礼の縁起菓子。美福の「五色生菓子」

金沢に江戸時代から伝わる婚礼の縁起菓子。美福の「五色生菓子」

金沢でお祝いの席に欠かせないお菓子が「五色生菓子(ごしきなまがし)」と呼ばれる5つの生菓子です。慶長6(1601)年に、加賀藩の3代藩主・前田利常公と2代将軍・徳川秀忠の娘、珠姫の婚儀で供されたのが始まりだそう。五色とは「日月山海里(にちげつさんかいり)」を表していて、紅い米粉をまぶした白い大福は「日」、白い酒饅頭は「月」、米粉ともち粉を合わせた生地でこしあんを包み、もち米をまぶして蒸した「いがら」が「里」、餡が入ったひし形の餅菓子は「海」、円形の蒸し羊羹「山」で構成されています。

これが婚礼時の祝菓子として広まり、明治以降には庶民の間でも定着したといいます。今でも市内の和菓子屋さんで五色生菓子を注文できるほか、一部では通年取り扱いがあります。

金沢市の「和菓子処 美福」もそのひとつ。生菓子であるため地方発送は難しいお菓子なので、店頭で受け取れる方におすすめします。

※なお、五色の「山」と「里」には諸説があり、ひとつは「いがら」が実った稲穂を表した「里」、蒸し羊羹が「山」であるという説。また、昔は蒸し羊羹が四角で田を表した「里」、「いがら」が「山」という説もあります。

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公式サイト:http://okashi-mifuku.com/

まとめ

まとめ

思いもよらぬコロナ禍で、自由に旅行が楽しめなかった本年。全国の縁起のよいお菓子を取り寄せて、1年の始まりを晴れやかにお過ごしください。新しい年が皆さまにとって幸多き年となりますように。

【当記事につきまして】
ライター大浦春堂さんがおすすめ商品を選定し、掲載許可を得て記事を作成しました。

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