みなさん、ムール貝にどんなイメージがありますか?
パエリヤや海鮮系のパスタに入っている黒い大きな貝、映えるけど冷凍のシーフードという感じ……
なんて思っているなら、それはあまりにももったいない!
モンサンミッシェルで採れる活ムール貝は、白ワイン蒸しにするととびきり美味しいんです。
夏から冬にかけての季節限定の味覚で、12月まで楽しめます。
目次
モンサンミッシェル産ムール貝とは?

モンサンミッシェルは、あのモンサンミッシェル。フランスにある世界遺産としてあまりにも有名ですね。観光地としての名物はふわふわのスフレオムレツですが、ムール貝はモンサンミッシェルの浮かぶサン・マロ湾で採れます。
日本には活ムール貝、つまり生きている状態で空輸されて届きます!

一般的なムール貝よりもひと回り小粒で、旨味がぎゅっと詰まっているのが特徴。磯の香りはありながらも悪い意味での貝臭さはなく、日本の高級レストランでも旬のメニューとして扱っているところがあります。
下処理が簡単!
モンサンミッシェル産ムール貝は、下処理がほとんどいりません。ザルに入れて水道水でガシャガシャと洗うだけ。砂出しも必要ないので、届いたらすぐにでも調理できます。

表面に石のようなものがたまに付いているので、それはタワシなどで取り除きましょう。(そのままだと調理に外れて砕け、砂のようになってしまいます)

ヒゲが付いている場合もちぎります。とはいえ石もヒゲも、1パックに10個もないくらいなので楽々です。
簡単!おすすめは白ワイン蒸し
モンサンミッシェル産ムール貝は、まずは白ワイン蒸しで食べてください。レシピもごくシンプル!
材料(2〜3人分)
- ムール貝(下処理済) 700g(1/2パック)
- にんにく(薄切り) 2かけ
- 白ワイン 100~120ml
- オリーブオイル 大さじ3
- イタリアンパセリ 適量
セロリや玉ねぎ、エシャロットを入れるレシピもありますが、にんにくだけでもOK。にんにくだけで作るときは、青森産などちょっといいにんにくを使うのがおすすめです。
作り方
1フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて中火で熱し、香りが出てきたらムール貝を入れる。

2ヘラでざっと混ぜてオリーブオイルを絡め、白ワインを回し入れて蓋をする。

これは1分ほど経った状態。白ワインが多すぎるとアルコールを飛ばすために長く加熱しないといけなくなり、ムール貝に火が通りすぎるので、目分量ではなく計量してくださいね。
32分ほどして貝が開いたら蓋を外し、刻んだイタリアンパセリを入れてひと混ぜする。

お酒が飲めない人やお子さんが食べる場合は、強火で30秒~1分ほど加熱してアルコールを完全に飛ばしてください。
4お皿に盛り付けて完成。

モンサンミッシェル産ムール貝の美味しい食べ方

モンサンミッシェル産ムール貝の白ワイン蒸しに合うと言われているのは、アルザスの白ワインです。と言っても、アルザスワインは少々お高いので、お好みの白ワインでどうぞ!

フォークや箸でもいいのですが、食べ終えた貝殻をトングにすると食べやすいです。ちょうどいい貝殻を探すのもまた楽しい!

残ったスープをバゲットに浸すだけでも美味しいですが、パスタもおすすめ。塩味は充分なので、茹でたパスタを絡めるだけでOKです。
モンサンミッシェル産ムール貝の買い方

楽天市場やYahoo!ショッピングなどの輸入食材を扱っているオンラインショップで、1.4kg入りのパックを買うのが一般的。注文を受けてから発注してフランスから入荷、その翌週に届くという流れが多いですが、すぐに発送してくれるお店もあります。
価格は4,000円台〜6,000円台で、高いほど粒揃いで石やヒゲの処理も丁寧です(今回ご紹介したのは4,500円)。
冷凍保存も可能
賞味期限は受け取ってから5〜7日ほど。食べきれない場合は冷凍もできます。
耐熱・耐冷の保存袋に入れて空気を抜いて閉じ、70〜80度のお湯に20分ほど浸してから冷凍します。
シャトルシェフなどの保温調理器や炊飯器の保温モードを使うと便利です。
モンサンミッシェル産ムール貝で食卓を華やかに
旨味の詰まったモンサンミッシェル産ムール貝は、小さな子どもから大人まで楽しめます。お誕生日やクリスマス、お正月など、自宅でごちそうを用意したいときにおすすめです。
貝類がお好きな方は、ぜひ一度お試しください!