人気カップケーキ店「ペギーポーション」のアフタヌーンティー #ロンドン女子の英国日記

人気カップケーキ店「ペギーポーション」のアフタヌーンティー #ロンドン女子の英国日記

こんにちは、フリーライターの山田志桜里です。こちらの連載コラム #ロンドン女子の英国日記 では、私の大好きなイギリスや紅茶についての小話を毎月ご紹介しています。

本日ご紹介するのは、ロンドン中の女子を虜にしている人気カップケーキ店「ペギーポーション(Peggy Porchen)」が手がけたアフタヌーンティー。

メールマガジンで見た写真に一目惚れしてしまい、こちらのアフタヌーンティーをいただくべく、ロンドン中心部にある巨大な公園、ハイドパークの近くに建つ最高級ホテル「ザ レインズボロ(The Lanesborough)」まで出かけてきました。

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ザ レインズボロ

長い間病院であった建物を大改装したという「ザ レインズボロ」は、まさに私たちがイメージする“ヨーロッパのホテル”を具現化したような厳かな佇まい。
最高級ホテルだけあって、入口ではドアマンが爽やかに挨拶をしてくれ、館内に一歩足を踏み入れれば、まさにお城にいるかのような雰囲気に包まれます。

高級感を演出するお洒落な家具が並ぶ廊下を通って、ホテル館内のレストラン「セレステ」へと向かいました。

今回のアフタヌーンティーは、こちらのレストラン「セレステ」と、ロンドンで人気のカップケーキ屋さん「ペギーポーション」のコラボ企画。

ペギーポーションは、食べるのがもったいないほど可愛らしい、華やかなカップケーキやレイヤーケーキが名物で、ロンドンに2店舗を展開しています。日本の百貨店で開催された英国フェアにも出展されていたことがあり、日本のスイーツファン、イギリスファンの間でもよく知られているお店です。

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ホテル内レストラン「セレステ」

セレステの入口には、お花でデコレーションされた自転車とフラワーアーチ!

このパステルピンクとフラワーアーチは、ペギーポーションの代名詞的存在。どの店舗もパステルピンクを基調にした外観、内観となっており、入口には季節によってデザインが変わるフラワーアーチがあしらわれています。

セレステの店内はブルーの壁紙が眩しく、天井からは煌びやかなシャンデリアが。アンティーク風の家具に、真っ白なテーブルクロスとふかふかのソファ。どこを切り取っても宮殿さながらの雰囲気で、思わず背筋が伸びてしまいます。

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ペギーポーション アフタヌーンティー

アフタヌーンティーは、スタンダードなものとシャンパン付きの2種類が用意されていましたが、私はお酒を飲まないのでスタンダードなものを選びました。

ホテルのアフタヌーンティーは、シャンパン付きのプランが用意されていることも多く、誕生日や記念日などの乾杯シーンに重宝されています。

イギリスでは、新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、たくさんの人が使い回すことになるメニュー表の使用を避けているお店が多いのですが、こちらセレステもそのひとつ。自身のスマホでQRコードを読み取って、フード・ドリンクメニューを確認します。

紅茶は嬉しいおかわり自由。最初にいただく紅茶を注文すると、しばらくしてケーキスタンドが運ばれてきました。

中段の華やかなケーキは絵に描いたような可愛らしさで、ケーキスタンドにもお花のデコレーションが。ほんのり温められたスコーンは、温かさが逃げてしまわないように、クロスで包まれて提供されています。

フィンガーサンドイッチ

下段に乗せられているサンドイッチは、全部で5種類。

  • エッグ&クレスマヨネーズ
  • スモークサーモン、クリームチーズ&チリ
  • ミントヨーグルト&キューカンバー
  • コロネーションチキン
  • チェダーチーズ&ピクルス

コロネーションチキンとは“カレー風味のソースで和えた鶏肉”。以前ご紹介したフォートナム&メイソンのアフタヌーンティー(https://hito-tema.net/go-out/14199)でも提供された、古くから愛されている定番サンドイッチです。

チェダーチーズと合わせてある“ピクルス”とは、玉ねぎをフルーツや香辛料、お酢と煮詰めたチャツネのようなもの。イギリスのチーズサンドイッチには、このピクルスは欠かせない存在です。
そのまま食べると酸味がありますが、チーズのまろやかさと相まって絶妙な味わいを生み出します。

これはスモークサーモン、クリームチーズ&チリ。食パンとほどけ合う柔らかなサーモンと、後から追いかけてくるクリームチーズの味わいが最高でした。

プレーン・サルタナスコーン

まだ温かさが残るうちに……と食べ始めたスコーン。

昔は下の段から順番にという厳しいマナーがあった時代もありましたが、昔のルールはあまり気にせず、好きなものを美味しくいただくのが現代流。プレーン・サルタナ(レーズン)の2種類で、定番の濃紫色のものではなく、さっぱりした甘さが特徴のグリーンレーズンが使われていました。

もったり濃厚な味わいのクロテッドクリームに、ストロベリージャムをたっぷり添えて。余ってしまったフードはお持ち帰りができるので(サンドイッチはNGのお店も多くあります)、お腹がいっぱいになってしまいそうな方は、無理せず食べ進めましょう。

ケーキセレクション

今回のアフタヌーンティーの目玉でもある、ペギーポーションのケーキたち。

  • レモン&エルダーフラワーのタルト
  • ペギーズ ピンクパブロバ
  • チョコレートヘブン カップケーキ
  • ストロベリー&シャンパン カップケーキ
  • レモン、ラズベリー、ローズレイヤーケーキ

繊細なデコレーションで仕上げられたケーキたちは、宝石のような美しさを感じます。

チョコレートスポンジに、チョコレートクリームをたっぷりのせた「チョコレートヘブンカップケーキ」。カカオの風味が残るスポンジに、甘めのクリーム。

トッピングのマカロンが嬉しい「レモン&エルダーフラワーのタルト」。スイーツの甘さでいっぱいになってしまった口の中に広がる、レモンの香りが爽やか。

私の一番のお気に入りだったのは、こちら。

レモン、ラズベリー、ローズを使ったクリームがサンドされたプチケーキです。

形は違いますが、ペギーポーションの本店でも提供されている人気商品で、ほんのり甘いスポンジにローズ香るベリーのクリームがよく合います。

豪華なドギーバッグ

余ったフードは、ドギーバッグ(お持ち帰りバッグ)に入れてお持ち帰りが可能。いつもはホテルのロゴ入りボックスをいただけることが多いのですが、今回はペギーポーションのボックスとなっていました。

お紅茶はお代わり自由!

2時間ほど優雅に過ごしたティータイムの間、ドリンクは何度もお代わりすることができました。
紅茶や緑茶、ハーブティーなど、お茶も様々な種類がありましたが、私がまずいただいたのはホテルのオリジナルブレンドである「レインズボロ アフタヌーンティー(Lanesborough Afternoon Tea)」。

フルボディの深みある味わいに、ローズとフルーツの香り。ミルク負けしない濃い味わいで、甘いスイーツとも相性抜群でした。

他には店員さんがおすすめしてくれた、紅茶のチョコレート ブラウニー、緑茶のルバーブバニラをいただきましたが、なかなか珍しい味わいを楽しめました。

イベント感覚で楽しめるアフタヌーンティー

今回ご紹介したペギーポーションアフタヌーンティーは、11月半ばから、ケーキのデザインや店内のデコレーションがクリスマス仕様にアップグレードされるそう。こちらのザ レインズボロだけでなく、ロンドン市内の様々なホテルやティールームで、季節感やちょっぴり特別な世界観を味わえるアフタヌーンティーが、次々に登場しています。

ロンドンに来られる際には、その時期にしか味わえない期間限定で提供されているアフタヌーンティーをチェックしてみるのもおすすめです。

The Lanesborough x Peggy Porschen Festive Afternoon Tea:
https://www.peggyporschen.com/pages/the-lanesborough-x-peggy-porschen-afternoon-tea

【当取材記事につきまして】
ライター山田志桜里が企画・取材依頼し、記事を作成しました。

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