庭付きの一戸建てや広いテラスのあるマンションに引っ越しが決まると、「おうちバーベキューできる!」と楽しみになるものです。
が、いざ住み始めると、煙やニオイが近隣の迷惑になるのではないかと気になり、なかなか実行に移せない……
そんな悩みを解消できる、画期的なバーベキューグリルが誕生しました!
都会の小さな庭やベランダでも使える、無煙バーベキューグリル「ロウリュ」です。
今回は実際に使ってみた感想をじっくりレポートします。
ぜひ最後まで読んでくださいね。#PR
無煙バーベキューグリル「ロウリュ」
販売サイトはコチラ:https://www.loyly-bbq.com/products/muen-bbq-grill
目次
無煙バーベキューグリル「ロウリュ」とは?
無煙バーベキュー「ロウリュ」の公式サイトには、こんな言葉が書かれています。
都会の
狭い庭やベランダでも
お家バーベキューはできる
「え、ほんとに!?」ですよね。
でもこのロウリュ、煙が出ない特殊構造について特許を取っているんです(特許番号:6856839)。出願中ではなく、登録済!
無煙バーベキューグリルは他にもありますが、「無煙でも簡単に美味しく焼けること」を追求してあり、70年以上の歴史を持つ下町の工場の匠が1台ずつ手作りしています。
その真価はどんなものか、小さな庭付きの賃貸マンションで実際に試してみることにしました。

火起こしはベランダで。

バーベキューは庭でチャレンジ。奥行きは3mほどで向こう側はすぐに民家なので、「バーベキューも花火も絶対無理!」な小さな庭です。
バーベキュー前に草刈りはしました(笑)。
いよいよ火起こし。本当に煙は出ない?
調理中に煙が出ないことには納得できても、気になるのが火起こし。
そのときばかりは煙が出てしまうのでは……?と、ちょっと心配ですよね。
高品質のオガ炭・着火剤を使うのがポイント
実は、火起こしで煙が出るかどうかは着火剤と炭の材質に左右されます。
ホームセンターやスーパーマーケットで売っている格安のマングローブ炭ではモクモクと煙が出てしまうので、ここはケチらずお金をかけてください!

炭は、「オガ炭」がおすすめ。高級な「オガ備長炭」だと、食材がさらに美味しく焼けますよ。いつもなんとなくマングローブ炭だったので正直高いなと思ったのですが、実施に使ってみると長持ちするしとても美味しく焼けるので、価値を感じました。
炭は、ロウリュのECサイトでも販売されています。

着火剤も、煙が出にくい材質を選んでください。
ロウリュの火起こしは、簡単!

ロウリュの火起こしは、着火剤の上に炭を入れた炭箱を置いて行います。
ちょっと緊張しましたが、煙がもくもく出るようなことはありません。

炭箱と着火剤だけでも火は起こせますが、炭箱を覆う「チムニースターター」があるとよりスピーディーです。
※チムニースターターは別売りのアイテムとして現在開発中。今回は試作品をお借りしました。市販品もあります。
※中に熱い炭が入っている状態では、炭箱からチムニースターターを外しづらいです。もう1つの炭箱にすべての炭を移してから外すとスムーズです。

あっという間に、火起こし完了!
ただ、固形燃料が燃え尽きる直前、アルミホイルに火が移ったときに少しだけニオイと煙が出ました。普段隣から漂ってくるカレーや焼き魚のニオイに比べればずっと弱いものですが、万全を期すなら、固形燃料の火は早めに消すといいでしょう。
ロウリュで絶品!バーベキュー料理
無事に火起こしができたので、さっそく焼いていきましょう。

デビューはやっぱり牛肉でしょう!
和牛のちょっといいミスジ肉と、お安い輸入牛の肩ロースステーキ肉を用意しました。

両側に炭、中央は水を入れたトレイの上に網。食材を網の上に置いて蓋をし、輻射熱、反射熱、対流熱を利用した「間接焼き」です。

上下の蓋は開けておかないと、火が消えてしまいます。大きく開けると温度が下がるので、だいたいこれくらいでしょうか。
上の蓋でロウリュの温度調節ができるようになったらプロフェッショナル!
※蓋の開閉は軍手でも大丈夫ですが、炭箱やトレイを動かす際には耐熱グローブを使用してください。
素材の味が引き立つ!

約10分。煙は出ず、炭も食材も見えないのでごく静かでしたが、ロウリュ内のステーキは完璧な焼き上がり!

続けて、和牛は5~6分。これまた美味しそう…!
蓋をして焼きますが、間接焼きなので焦がしてしまう心配もありません。「焦げない」も、実は大きなポイントです。
そして、肝心のお味は……
和牛は、めちゃくちゃ美味しい!もともといいお肉ですが、バーベキューでちゃんと美味しく焼くのって、意外と難しいものです。噛めば噛むほどお肉の旨味が広がって、ほんの少しのお塩だけで絶品でした。
一方の輸入牛ステーキは、焼き具合は完璧なものの、お肉の臭みを強く感じました。
ロウリュには素材そのものの味を引き出す力があるので、ちょっと贅沢なお肉で楽しむのがよりおすすめです。
塊肉や厚切りステーキも焼ける!

厚さ3~4cm以上の塊肉も、バッチリ無煙調理できました。
牛ステーキ(今回はニュージーランド産のナチュラルビーフ!)と、豚肩ロース肉です。
豚肩ロースはスーパーで買う時に「大きすぎるとロウリュに入らないかも…」と思い、300gほどの小さめを選んでしまったのですが、余裕でした。次回はもっと大きな塊で挑戦したい!

「10分ほど加熱し、中心温度が60℃になればアルミホイルで包んで休ませる」のが基本レシピですが、温度計を持っていないので念のため15分加熱しました。

20分ほど休ませてからカット。美しいピンク色ながら、きちんと火は通っていて、完璧な仕上がりでした。
ビア缶チキンもできる!
焼肉用の薄いお肉だけでなく、ボリュームのある肉料理ができるのもロウリュの魅力。

流行のビア缶チキンは、網を外して水を張ったトレイに直接ビア缶を立てます。
チキンが水に浸かってしまわないように注意!
※ビア缶チキンとは、下味をつけた丸鶏の中に缶ビールを挿し込み、それを炭火にくべることで、中をビールの蒸気で蒸し焼きにするキャンプ料理


ちょっと長め、20分間加熱してみました。しっとり、ほろほろに焼けました!
白身魚もふっくら、プランク料理
木の板の上に食材を置いて焼く「プランク」もできます(ほんのりスモーキーな香りが漂うので、絶対にニオイを漏らしたくない場所では避けましょう)。

公式サイトにはサーモンプランクのレシピがあり、サーモンが美味しいことは確実そうだったので、別の魚でチャレンジ。

ロウリュと一緒に送っていただいた木曽杉のプランクで、サワラとタイ。
脂の乗ったサワラが美味しそうだけど、あっさりした白身のタイはパサつくのでないか―――
と思っていましたが、タイもふわふわ。プランクの香りもあいまって、バーベキュー料理とは思えない贅沢な一品になりました。
野菜も美味。パプリカは炭の上で…!

素材の味がぎゅっと濃くなるロウリュでは、もちろん野菜もより美味しくなります(この写真のそら豆は、ちょっと焼き足りず…。もっと黒くなるまで焼いてください)。

おすすめのパプリカは、網ではなく炭の上でじっくり焼きます。詳しくは、公式サイトのレシピを参考にしてください。


新玉ねぎも、ホイルに包んで炭の上に置いておくだけでトロットロになりました。これはとろける美味しさ。
ただ、ホイルから新玉ねぎの汁が漏れ、炭箱の下で焦げ付いてしまいました。炭からも少し煙が出てしまったので、汁が漏れるような野菜を焼く場合はホイルは二重にしたほうが良さそうです。
ロウリュは“カリッ&ふわっ”が得意!

高い熱伝導率で、短時間で間接焼きにするロウリュ。水を張って軽く蒸し焼きにもなるので、「カリッ」と「ふわっ」を両立させたい調理に向いています。
特におすすめなのは、意外にもアメリカンドッグ。外側はカリカリ、中はふわふわで、ビックリするくらい美味しいです。
生地が厚めのナポリ風ピザ、厚揚げやがんもなどもごちそう級!

皮がカリッ、身がふっくらになる手羽先も、ぜひ試していただきたい食材。12分ほどでほどよく焼けますが、あえて20分焼いてカリカリにしても違った美味しさが楽しめます。
次ページ:ロウリュBBQを楽しむコツ