大人とは違う?子どもの歯を強くする食べ物 #歯科衛生士の歯の教室

大人とは違う?子どもの歯を強くする食べ物 #歯科衛生士の歯の教室

「子どもの歯は虫歯になると大変」なんて言葉聞いたことありませんか?子どもの口は小さいので、治療する器具を入れるのも一苦労。ましてや、キーンと鳴る機械の音は、大人でも怖いと感じてしまいますよね。だから、子どもが歯医者を嫌がる気持ちは痛いほどわかります。

虫歯治療をしない強い歯にするには、歯磨き以外で、食事に気を付けることが大事になります。
そこで今回は、子どもの歯を強くする食べ物について解説していきます。ぜひ参考にしてくださいね。

子どもの歯は虫歯になりやすい

子どもの歯は虫歯になりやすい
(画像出典)pixta

子供の歯は、大人の歯に比べて虫歯になりやすいです。それは、日々の食生活や遺伝などに関わらず、ほとんどの子供の歯に言えることです。特に次の2つが、子どもの歯が虫歯になりやすい理由になります。

虫歯に対して抵抗力が低い

乳歯(子どもの歯)は、まだ完成していない歯です。未熟な歯の乳歯は、虫歯に対する抵抗力が低いと言われています。乳歯は元々、虫歯菌が出す酸で歯が溶けやすかったり、虫歯菌に感染しやすかったりする性質を持っているのです。永久歯(大人の歯)とは違う性質を乳歯は持っているので、食べる物によっては虫歯になりやすくなることもあります。

エナメル質が薄い

歯の表面は、エナメル質という身体の中で一番硬い素材で、出来ています。硬い素材で出来ているエナメル質を溶かすのは簡単ではなく、虫歯菌も少しずつしか溶かすことができません。しかし、乳歯のエナメル質は、永久歯の半分以下の厚さです。薄くて柔らかい乳歯は、永久歯に比べて虫歯になると進行が早く、気づいた時には重症化しているケースも少なくありません。

歯を強くする食べ物

歯を強くする食べ物
(画像出典)pixta

何度も言うように乳歯は、未完成の歯です。未完成の歯だからこそ、栄養を吸収しやすいという特徴があります。この特徴を活かして、歯の原料になる食べ物を摂ることが、虫歯になりにくい強い歯にするポイントになります。

カルシウムが多く含まれている食材

  • 牛乳
  • 乳製品
  • 小魚
  • ひじき
  • ごま
  • 小松菜

など

カルシウムには、歯の修復作業である再石灰化を助ける効果があります。また、乳歯の下では、永久歯が顔を出す準備をしています。永久歯が準備中の時にカルシウムが不足すると、永久歯を弱くする可能性があるのです。乳歯やこれから生えてくる永久歯を強くするためにも、特にカルシウムは欠かせない成分になります。

ビタミンAが多く含まれている食材

  • レバー
  • 豚肉
  • かぼちゃ
  • ニンジン

など

ビタミンAは、エナメル質を作ります。また、歯胚といって、歯を作り出す元にも、必要な成分です。ビタミンAが不足すると、歯の成長が遅れる原因にもなります。

ビタミンCが多く含まれている食材

  • レモン
  • いちご
  • パセリ
  • ピーマン

など

ビタミンCは、象牙質を作り出すのに欠かせない成分です。乳歯はエナメル質以外にも、永久歯に比べて象牙質が薄くて柔らかいという性質を持っています。象牙質が柔らかいと、虫歯の進行を遅らせることができずに、神経まで虫歯が侵入する可能性があります。

ビタミンCを多く含む食材を食べることで、象牙質を強くすることができます。また、ビタミンCは、コラーゲンを作り出す成分なので、健康な歯茎を作り出すのにも効果が期待できます。

歯を強くして虫歯になりにくい歯に

歯を強くして虫歯になりにくい歯に
(画像出典)pixta

乳歯は一度虫歯になってしまうと進行が早く、重症化する場合が多いです。虫歯になりにくい歯にするために、乳歯に必要な成分が多く含まれている食材を摂ることがおすすめです。かといって、お子さんの好き嫌いがある場合には、無理やり食べさせる必要はありません。まずは、お子さんが食べられそうな食材から取り入れてみてくださいね。

記事監修:林 徹(歯科医、はやし歯科医院院長)

林徹先生

三重県津市 高茶屋小森町356-2林歯科ビル1F
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https://hayashi-dentalclinic.net/
小さなお子様からお年寄りまで、幅広い層の患者さまに信頼していただける医療を提供することを心がけています。

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