子どもの歯ぎしりは成長の証!治療が必要なケースはどんな時? #歯科衛生士の歯の教室

子どもの歯ぎしりは成長の証!治療が必要なケースはどんな時? #歯科衛生士の歯の教室

子どもが歯ぎしりをしていると、ビックリしますよね。

「歯ぎしりは大人だけじゃないの?」
「歯に影響がありそう」

……と、思う方も少なくないでしょう。
そこで今回は、子どもの歯ぎしりについてわかりやすく解説していきます。

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子どもの歯ぎしりは、基本的に心配不要!

子どもの歯ぎしりは、基本的に心配不要!
(画像出典)PIXTA

子どもでも歯ぎしりの音はギリギリと鳴るので、歯が削れないか、何かストレスを抱えているのではと心配する保護者の方も多いと思います。

しかし子どもの歯ぎしりは基本的に問題なく、ほとんどの場合は「様子を見る」で大丈夫です。なぜなら子どもの歯ぎしりは大人の歯ぎしりとは違って、歯や顎の成長の証だからです。
歯ぎしりが成長の証となる理由は、次からお話ししていきますね。

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子どもが歯ぎしりをする理由

子どもが歯ぎしりをする理由
(画像出典)PIXTA

子どもが歯ぎしりをするのは、次の2つの理由があります。

かゆみや違和感

乳歯が生え始めるのは、生後6ヶ月頃です。
歯の生え始めは、歯茎を押しながら少しずつ生えてくるので、くすぐったい感覚や違和感があります。特に口の中は敏感なので、子どもはかゆみや違和感が気になって歯ぎしりをしてしまうのです。
この場合には、乳歯が生え揃う2~3歳頃には改善するのがほとんどです。

歯並びや顎の位置の調整

5~10歳は、乳歯から永久歯へと生え替わる時期です。
この時期は背の低い乳歯と高さのある永久歯が一緒になるので、一時的に噛み合わせが悪くなることがあります。噛み合わせが悪いと食べ物を噛むのが難しくなるので、子どもは歯ぎしりをすることで歯のバランスを整えているのです。

また、体の成長に合わせて骨格も成長していきます。顎の成長に合わせて永久歯が生えてくるスペースを確保するために歯ぎしりをし、歯と歯の隙間を広げて、調整することもあります。

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治療が必要な状態はどんな時?

治療が必要な状態はどんな時?
(画像出典)PIXTA

歯ぎしりが成長の証でも、以下のようなケースは、乳歯の段階でも治療を検討することがあります。また、永久歯が生え揃った後の歯ぎしりは、大人と同様に歯や顎への負担が大きくなるので注意が必要です。

痛みがある場合

過度な力が歯だけでなく顎関節にもかかると、口を動かす時に痛みが出ることがあります。また、根の先(歯茎の下に埋まってる歯の先端部分)に圧力がかかりすぎると膿が溜まり、歯茎の炎症や痛みを引き起こしやすいです。症状によってはマウスピースを作ったり、根の治療をしたりする必要があります。

歯が極度にすり減っている場合

歯ぎしりでは強い力が歯や顎にかかります。特に乳歯はやわらかいので、強すぎる力が持続的にかかると歯のすり減りが大きくなり、内側の象牙質が露出することがあります。
象牙質はやわらかく、虫歯になると進行が早いので、歯が削れるのを防ぐためにマウスピースを作ることもあります。
歯がすり減っているかどうかは、定期検診時に歯医者さんで確認してもらいましょう。

子どもの歯ぎしりは定期的にチェックしよう!

子どもの歯ぎしりは、成長の証で様子を見る場合がほとんどです。とはいえ、痛みが出たり、歯のすり減りが激しかったりすると治療が必要になります。子どもの歯ぎしりが気になったら、一度歯医者さんで診てもらうと安心ですよ。

また、治療が必要になった場合や「治療は不要だと言われたけど激しいからちょっと心配」という場合は、食生活や生活習慣を見直してみてください。
繊維質やかための食べ物でよく噛む習慣を付けたり、背筋を伸ばして食べるよう気を付けたりすれば、顎や骨が成長し、歯ぎしりの解消につながることがあります。

記事監修:林 徹(歯科医、はやし歯科医院院長)

林徹先生

三重県津市高茶屋小森町356-2林歯科ビル1F
059-234-0118
https://hayashi-dentalclinic.net/
小さなお子様からお年寄りまで、幅広い層の患者さまに信頼していただける医療を提供することを心がけています。

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