12月に入って年の暮れが近づき街が騒がしくなってくると、なんだかそわそわして気持ちが高揚してきます。年末までにやらなくてはいけないことも多いし、新しい年への期待もあって、年末年始は心も身体も忙しい時期です。
一方で、いろいろと物入りなことが多く、またお祝いごとへの出費については気持ちが大きくなって、いつもよりもお財布の紐が緩んでしまう傾向があります。
今回は年末年始の節約術として、簡単にできる家計を助けるコツについてまとめました。
目次
まとめて購入・調理することで、節約できる

年末年始の食材は、小分けで買うよりもまとめ買いがお得です。まずは必要な食材をリストアップしてまとめて購入しましょう。
早めのまとめ買いで節約できる
年末が近づくと食材の価格が上がる傾向があります。特にお正月用の紅白かまぼこなど季節性のあるものは、ぐっと価格が高くなります。
消費期限との兼ね合いですが、比較的長持ちするような食材や酒類・ジュース、缶詰などは必要な量をリストアップして、早めに購入しておきましょう。
材料を使い切ることができる
まとめて数品を調理することで、ちょっと余った野菜のかけらも他の料理に使いまわすことができます。3時間で20品以上つくる伝説の家政婦さんが話題ですが、見ていると同じ食材を数種類の献立に入れて使い切っていきます。まとめて調理することで食材の余りを防ぐことになり、結局使わないうちに痛んで捨ててしまった、ということが減っていきます。
同じ作業をまとめてできるので、作業効率もアップ!
例えば何かの料理を作ろうと準備したたまねぎのみじん切りは、他に作ろうとしている料理にも必要なことがあります。まとめて食材の下ごしらえをすることで、効率よく調理を進めることができるのでおすすめです。
割高なコンビニ食材を買わなくて済む
家に料理したお気に入りのおかずがあると、余計なものを買わなくてよくなるのが自炊の良い点です。家に食べるもの・食べたいものがないと不足を感じると、コンビニを利用することが多くなるようです。コンビニは近くにあっていつでも買えるので便利ですが、スーパーでの購入に比べると、量が少なく割高です。細々とあれもこれもと選んでいくと、予想よりも金額が跳ね上がります。
家計を打撃する外食を減らせる
家に食べたいものがないと、外食に気持ちが向きます。外食は、家計に響く要因の大きなひとつです。
「今日は家族で集まって行きたかったお店で外食を楽しむ」と予定されているならば、美味しいものを食べ、会話を楽しみ、家族の豊かな時間を共有できる、とても価値がある外食になると思います。
しかし、作るのが面倒、家に何も用意していないから、「あそこにでも行って食事を済ませよう」と惰性で外食にした食事代は、あまり付加価値のない、もしかして使わなくてもよかった支出なのかもしれません。
早期申込みによる割引制度を活用しよう

年末年始はいろいろな行事が重なります。一年の締めくくりとして、日ごろからお世話になっている方へのお歳暮や、年始の挨拶として送る年賀状などは、早めに手配することで、割引の恩恵を受けることができます。申込みの早割りを活用しましょう。
お歳暮
お歳暮を贈る手続きは、早期申込みで10%程度の割引サービスが見込めるようです。送る先が多数あるなら、11月初めには手配を済ませたいところです。送る数に比例して割引額が多くなりますので、送り先や予算を前もって決めて、予定を立てておきましょう。
年賀状
年賀状は若い世代を中心に利用者が減っているようですが、日本の文化として年賀状を送って年始のご挨拶をする風習があり、特にシニア世代には大事されています。年賀状の印刷も、外注を利用するなら早期割引制度は見逃せません。
映画やレジャー施設
年末年始の休暇に家族で映画を見に行く、美術館に行くなどの予定があるならば、前売り券を事前に用意するといいでしょう。1人200円の割引でも家族が5人なら1,000円の節約になります。
クリスマスケーキやおせち
クリスマスケーキやおせちを注文する場合も、早期割引を活用して早めに予約しましょう。
おせちは全種類を食べ切ることがないかも?
おせちは盛り付けが美しく、豪華に見えて目に楽しいのですが、一つひとつを見ていくと、「この食材は苦手だ」「煮物は自分で作ったほうが良かった」「他にもっと美味しいところを知っている」など、案外満足する品目が少ない、なんて感じることはありませんか?
価格と内容を確認して申し込むとはいえ、自分の好きなものや食べたいものだけが入っているわけではありませんので、無駄になってしまうことがあります。
もちろん、満足度の高いおせちは数多くありますし、憧れの名店のものや好みのおせち料理で日本の伝統を楽しむことはステキなことだと思います。決しておせちを注文することを否定しているのではありません。
ただ、注文しておく料理と家庭で準備する料理を前もって計画しておくことで、無駄なく家族が喜ぶお正月料理を食卓に出すことができるのではないかと思います。
まとめ

年末年始の節約術として、「まとめて買う」「早めに買う」「申込みは早期割引を利用する」などを取り上げました。あわただしくなる年末には、事前に準備をしておくことで、お正月休暇に向けた無駄な支出を抑えることができます。
また作り置きをすることで家事の負担も減らすことができます。
浮いた予算と時間を使って家族との時間を楽しんだり、趣味に没頭したり、またはスキルアップの勉強をしたりと、ゆっくりと自分の時間を過ごすようにして英気を養いましょう。