2019年版の節約術!キャッシュレス決済の還元ポイントでらくらくお得 #FPの家計塾

「増税」と聞くと、私たちはなるべく買い物を控えよう、と心理が働きます。買い控えが続くと、今度は景気が落ち込んでしまうことが心配されます。
そこで、政府は今回の増税による景気落ち込みを防ぐために、いくつかの対応策を打ち出しました。

その中のひとつが、「キャッシュレス決済によるポイント還元制度」です。
他には「軽減税率制度」や「プレミアム付き商品券」「車の購入に対する支援」「住宅購入に対する支援」などの施策が、消費増税とともにスタートしています。

今回は、私たち消費者全員に関係する「キャッシュレス決済によるポイント還元」について、わかりやすく説明いたします。

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キャッシュレス決済とは

キャッシュレス決済とは
(画像出典)shutterstock

キャッシュレスとはなんでしょうか。
現金を使わないということですが、モノを買ったり食事をしたりサービスを受けたりした後の支払いを、現金以外の方法で決済することを言います。簡単に言うと、クレジットカードなどで決済にすることです。

私たちが支払い時に、現金を使用せずに「キャッシュレス決済によるポイント還元制度」に沿って決済した場合、支払額(税込)に応じてポイントが還元されるという、とてもお得な制度なのです。このポイント分は政府が負担します。期間が限定されていて、消費増税スタートから9 ヶ 月の期間、2020年6月末まで継続します。

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「〇〇ペイ」だけじゃない!

「〇〇ペイ」というコマーシャルを見聞きして、スマホアプリだけでもたくさん発行されていて、一体どれがいいのかわからないと感じる方も多いと思います。
そもそもキャシュレス決済は、〇〇ペイを使った決済だけが該当するわけではありません。クレジットカードでも、交通系カードでも良いのです。

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それでも気になるスマホアプリ

それでも気になるスマホアプリ
(画像出典)shutterstock

大胆なポイント還元が魅力のスマホアプリ決済。PayPay(ペイペイ)、LINE Pay(ラインペイ)、 楽天Pay、メルペイ、ファミペイなどが有名ですね。
それぞれの会社が利用特典を設定していますが、政府の設定した5%(コンビ二など一部の小売店では2%)のポイント還元率に加えて、アプリ会社が利用額に応じてポイントを還元するので、ポイントの二重取りができると言われています。

ちなみにアプリ会社はポイントを大盤振る舞いしていますが、今現在の経営状態は赤字です。赤字覚悟でポイントをばら撒いています。なぜでしょうか。
私たちから見ると、「はじめから使っているシステムが慣れもあって使いやすい、だから継続して使う」という利用者の人の心理があります。ですからアプリが普及し始めた今、各社キャンペーンを繰り広げて、利用者の獲得を狙っているのです。

ポイント還元を受けると受けない場合との違いは?

さて、現金のみで支払いをした場合と、キャッシュレス決済の場合を比較したら、どれほどお得になるのでしょうか。おおまかに試算してみます。

毎日使う食材や日用品の買い物やサービスにおいて、月に5万円分キャッシュレス決済をしたとします。政府のポイント還元期間の9ヶ月で45万円の購入に対して、すべて5%還元と仮定すると3万円相当のポイント還元が見込まれます。

現金から支払い方法を切り替えるだけで、これだけの節約ができるのです。利用しないのはもったいないですよね。

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キャッシュレス決済のデメリットは?

キャッシュレス決済のデメリットは?
(画像出典)shutterstock

メリットについては、ポイント還元分のお得になるということが挙げられますが、デメリットはないのでしょうか。
挙げるとするならば、ひと月にいくら使ったのかを管理しにくいという点です。
キャッシュレス決済の方法は、たくさんあります。管理しにくいというのは、実際に自分の財布からお金が引き出される時期が、決済方法によってばらばらだからです。

キャッシュレス決済を引落としのタイミングによって分類してみると、3つに分けられます。

前払い

プリベイドカードなどがこれに当たります。前もってチャージしておいて(前に払っておく)、決済するものです。交通系のカードやコンビニのカードなどがあります。

即時払い

今、購入したモノを支払って、今引き落とされるのが即時払いで、現金と同じです。銀行のデビットカードでの決済がこれに当たります。

後払い

これはクレジットカード払いのことです。当月利用分は翌月の設定日に引き落とされるので、後払いと呼ばれます。信用(クレジット)があるから、まとめて後で支払えるというものです。

※スマホアプリを利用する〇〇ペイなどでは、チャージ方法を現金(銀行口座引き落としを含む)・クレジットカードから選べることが多いです。現金でのチャージなら前払い、クレジットカードでのチャージなら後払いとなります。

いま手元にある金額の中でやりくりする手法は視覚的にもわかりやすいので、現金で家計を管理している家庭は多いかもしれません。キャッシュレス決済方法の中でいくつかを併用する場合などはいつ、自分のふところからお金が渡っていくのか(引き落とされるのか)をチェックしてみましょう。
数ヶ月の間、レシートをしっかりと管理して、購入日で追っていくことにプラスして、引き落とされるお金の流れを監視してみるとよいと思います。

まとめ

まとめ
(画像出典)shutterstock

キャッシュレス決済を選ぶことで、期限がくるまではしっかりとポイントを貰うようにしたいです。
利用するキャッシュレス決済の方法を数種類に絞っておくなど、管理しやすい方法を見つけましょう。その手間をかけても、ポイント還元は2020年6月までの有力な節約術だといえます。

キャッシュレス決済は、慣れてみると意外と簡単です。
年末年始は特にお買い物が増える時期。今年だけのお得な節約術、しっかり利用しましょう。

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