ラテマネーとは?30代、収入があるのに貯蓄ができない人必見です #FPの家計塾

ラテマネーとは?30代、収入があるのに貯蓄ができない人必見です #FPの家計塾

突然ですが、みなさんは貯金をしていますか?
他の人たちは、いったいいくらくらいお金を貯めているのでしょうか?

金融広報中央委員会の令和元年度「家計の金融行動に関する世論調査」によると、30代単身世帯では359万円、2人世帯では640万円でした。これは平均値なので、2000万円の方も0円の方も含まれています。実は30代において貯金に対する意識には、かなりのばらつきがあるんですね。

今回は、貯金を邪魔する意識について考えてみたいと思います。

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貯金を邪魔する意識とは?

そもそも、貯金は収入が支出を上回っていないとできません。収入額によっては貯金にまわるゆとりがなく、貯めることが出来ない人もいます。

一方で、「それなりに収入はあるのになかなか貯金が出来ない」「知らないうちに使ってしまう」という方も案外多くいらっしゃいます。収入が十分にあるのに、どうして貯金ができないのでしょうか。そこには2つの理由があるようです。

お金の管理に無頓着で貯金できない?

お金の管理に無頓着?
(画像出典)PIXTA

お金を貯めることが苦手な人は、お金の管理がズボラなことが多いようです。
みなさんにはこんな傾向はありませんか?

  • ケチケチしたくない
  • そもそも家計の管理をしようと思っていない
  • 毎月いくら使っているのか支出額を把握していない
  • 昇給したのだから、お金には困らないと思っている
  • マイナスにならなければよいと思っている

このような方は、使わなくてもよいものにお金を払って、無駄な出費をしている可能性があります。

プライドが高くて貯金できない?

プライドが高くて貯金できない?
(画像出典)PIXTA

周りに対して差をつけたいと思う方は、なかなかお金が貯まらない傾向があります。貯金が少ない方は、以下に該当しませんか?

  • 高いものが良いものと思っている
  • 一度高いものを使うと、安いものに戻れない
  • ブランド志向で、ブランドもの=良いものだと信じている

例えばジム通いですが、「あの有名なジムに通っている」というところがステイタスだと感じる人がいます。そのジムならではのトレーニング方法で自分を鍛えたい方はその選択が正しいと思いますが、他人からうらやましいと思われたいという気持ちがあって見栄を張っているようなら、見直す必要があるかもしれません。なんのためにジムにいくのか、一度気持ちを確認してみましょう。

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ラテマネーとは?

ラテマネーとは?
(画像出典)PIXTA

ラテマネーとは、日課になっている毎日のカフェ通いで使うお金のこと。転じて、「何気なく使っている本来必要のない買い物」という意味合いがあります。
お金の管理に無頓着な方もプライドが高い方も、ラテマネーが多くなりがちです。

以下に心当たりのある方は、まさに節制、節約のチャンスです。ラテマネーは、意識することで削れるものが多いのです。

カフェで毎日コーヒーを買う

毎朝通うカフェのコーヒーは、自宅で淹れて水筒で持参することができます。そのカフェのコーヒーがとても楽しみなのでしたら、毎週金曜はカフェで買う、と回数を絞るのも良いと思います。

コンビニでペットボトル飲料をよく買う

ペットボトルの飲料代も、毎日の積み重ねで大きな出費となります。水筒を利用するのがいちばんの節約ですが、1本数十円で買える通信販売のペットボトル飲料を家から持参するだけでもいいでしょう。

ランチは毎日外食している

ランチを含め、外食代は支出を押し上げる要因のひとつです。外食ランチは特別なときに楽しむことにして、お弁当持参に切り替えることで、ひと月で大きく支出を抑えることができます。
新型コロナウイルス感染症の影響で外食を控え、支出が減った実感のある人も多いかもしれませんね。

サブスクリプションサービスの利用が多い

定期購読の雑誌代、定額サービスの映画や音楽配信サービスも、ひとつひとつは安価であってもあれもこれもと選んでいると月額、年額に換算すると大きな金額になります。
本当に必要で利用しているもの、元が取れていると思えるものだけに絞りましょう。

ジムやオンラインサロンを利用している

サブスクリプションサービスと同じく、ジムやオンラインサロンの利用料も家計を圧迫します。こちらも、本当に必要かどうか考えて選びましょう。

ビニール傘を買うことがよくある

温暖化のせいなのか、日本でも突然のスコールのような強い雨が降ることがあります。そのたびにビニール傘を買うのは無駄です。外回りが多い方は特に、軽くてコンパクトに収納できる折り畳みの傘を用意しましょう。いつもバッグに入れておくことで、ビニール傘を増やすことが防げるでしょう。

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私の意識改革とラテマネー削減の実践内容を公開

私の意識改革とラテマネー削減の実践内容を公開
(画像出典)PIXTA

ちなみに私自身は以前、お金の管理がズボラである、プライドが高い、のどちらにも該当していました。

私の意識の中に「収入があれば貯金なんて!稼ぎ続けていればいいじゃない」と思っていたところがあったのです。また、アパレル企業に勤めていたのでブランドに目が行く環境だったかもしれません。

私が30代で会社員だったころ、それなりの収入がありました。しかしある日、思うほどの貯金が出来ていないことに気づいて、ハッとしたのです。これではいけないのではないかと思い、いったん支出を洗い直してみました。そして以下のような変更をかけました。

  • 月に3回しか行けていなかったジムを解約して、ウォーキングと自宅トレーニングに変更した
  • 思い切ってイタリアの可愛い自転車を購入し、休日の移動を自転車に変更した
  • 雑誌の定期購読を厳選した(このときはファッション雑誌、今は年4回の会社四季報のみ)
  • 出社時のランチをお弁当持参にした
  • 飲み物も外出時はなるべく水筒で持参し、社内では自分で簡易式ドリップコーヒーにした
  • なるべく自炊するようにした(材料は1週間の献立を見据えてまとめて買い、週末に作り置きをすることで材料の無駄を減らす)
  • 飲み会への参加回数を減らした
  • 本は図書館を利用するようにした

これでなんと、月の支出が5万円減ることになりました。

まとめ

まとめ
(画像出典)PIXTA

大人になるとは、大事なものを取捨選択できるようになることではないかと思います。例えば、「節約できる部分はしっかりとセーブして、でも家に飾るお花は絶やさない」というのは、豊かなで素敵な生活だと思います。

漠然と貯金を始めようと思っても腰が重いものですが、目的を定めると気持ちが変わります。将来家を買いたい、留学してみたい、などお金が貯まった先に実現したいことはありませんか?
夢をしっかり見据えた上で、あなたのラテマネーを減らし貯金を心掛けていきましょう。

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