アウトドアブームに沸いた2020年。今年から冬キャンプデビューされる方もたくさんいらっしゃることでしょう。
今回はそんな方におすすめしたいアイテムをご紹介。おすすめアイテム以外に、こたつの作り方や寝床の作り方、初心者におすすめのキャンプ場の条件なども解説したいと思います。 初期費用を抑えたいなら、キャンプ場でのレンタルやおうちにある物を活用できますよ。
目次
初心者向け冬キャンプ、7つの必須アイテム
まずは絶対にコレは必要!というマストアイテムからご紹介します。
1石油ストーブ

暖を取るには、何かしらの暖房器具が必要です。薪ストーブやガスストーブ、電気ストーブなど、さまざまな種類のストーブがありますが、石油ストーブは比較的扱いやすいので、初心者におすすめ。昔、実家で使ってた~なんて方もいらっしゃるでしょう。同時にサーキュレーターを使用するとテント全体が温まります。キャンプ場によっては、レンタルしているところもありますよ。
※石油ストーブは換気しながらご使用ください。
予算の目安:2~5万円(レンタルの場合は1泊2日2~3千円程度)
おすすめ商品はこちら
- アルパカ ストーブコンパクト(TS-77JS-C)
- コロナ 石油ストーブ対流型(SL-5120)
- トヨトミ レインボーランタンストーブ(RL-250)
2シュラフ

シュラフには、人の身体に添って密着する形の「マミー型」と、お布団に近い形をした「封筒型」があります。また、適応温度や素材(ダウン素材/化学繊維素材)などそれぞれ特徴がありますが、冬キャンプに適しているのは
- マミー型
- マイナス5℃以下対応
- ダウン素材
です。但し、雪山キャンプでなければ
- マミー型
- マイナス5℃以下対応
- 化学繊維素材
を選んでも大丈夫です。
予算の目安:1~2万円
おすすめ商品はこちら
- コールマン タスマンキャンピングマミー L-15
- イスカ アルファライ700X インディゴ
- ロゴス neos 丸洗いアリーバ・2
3毛布

お子さんと一緒にシュラフ(封筒型)に入りたい、今持っているシュラフを使いたい方という方は、おうちの寝具もフル活用しましょう!
シュラフに毛布を足せば、さらにあったか。寝具以外にも、毛布はさまざまなシーンで活用できます。但し、雪山キャンプをする場合はしっかりとしたシュラフを用意してくださいね。
予算の目安:2~5千円
4湯たんぽ

シュラフの中には、湯たんぽを。寝るときだけでなく、テントの中で暖を取るアイテムとしても重宝します。低温やけどを避けるため、寝る直前に身体から湯たんぽを離してくださいね。
予算の目安:2千円
5銀マット

銀マットはオールシーズン活躍するアイテムですが、特に冬は地面からの冷気のシャットアウトにおすすめ。使い方は、後述する「冬の寝床はこれで完璧」をお読みください。
予算の目安:1~2千円
6焚火台

焚火台もオールシーズン活躍してくれますが、冬は特に欲しいアイテムです。寒い屋外で、焚き火で暖を取りながらホットワインを1杯、という楽しみ方も。BBQグリルにもなる、1台2役の焚火台は便利です。
予算の目安:5千円~1万5千円
おすすめ商品はこちら
- キャプテンスタッグ ヘキサステンレスファイアグリル M-6500
- ロゴス LOGOS the ピラミッドTAKIBI
- スノーピーク 焚火台 S/M/L
7カセットコンロ

お湯を沸かしたり、ちょっとした料理を作るのに便利なカセットコンロ。冬は、テントの中で鍋やおでんを楽しむのに必須のアイテムです。おうちで使っている物でOKですよ。
予算の目安:3~8千円
あると便利な2つのアイテム
では次に、ここまであればもっと快適で便利になる!というアイテムです。
1電気毛布

シュラフや毛布があっても寒い……そんな時の安心アイテムは、電気毛布!電源のあるキャンプサイトを選ぶ必要はありますが、これがあるだけで断然あったかいです。寝る時以外にも大活躍してくれますよ。
敷くタイプと掛けるタイプがありますが、敷くタイプの方がフレキシブルに使えます。寝るときは設定温度を低くし、直接触れないよう低温やけど対策もしてくださいね。
ホットカーペットはキャンプ場の消費電力では使えない場合が多いので、消費電力の少ない電気毛布をチョイスしてみて!丸ごと洗えるタイプがおすすめです。
予算の目安:2千円~1万円
ポータブル電源

電源サイトを予約できないこともあるので、持っておくと便利なのがポータブル電源。スマホの充電はもちろん、電気毛布などにも使えます。災害時にも活躍してくれるアイテムなので、一家に1台あると安心です。1泊のキャンプであれば、バッテリー容量500~800Whあるものがおすすめ。
予算の目安:5~7万円
おすすめ商品はこちら
- SmartTap ポータブル電源 PowerArQ コヨーテ
- Jackery ポータブル電源 700
冬の防寒はこれで完璧!2つのアイデア
ご紹介したアイテムを使った、冬キャンプのアイデアもご紹介しておきましょう。
冬の寝床の作り方

インナーマットやインフレーターマットは、オールシーズン必要なので持っている方は多いはず。そこに上述したアイテムをプラスして、冬の寝床を作りましょう。
冬の寝床はテントの上に、インナーマット→銀マット→インフレーターマット→敷きタイプ電気毛布→シュラフ→必要であれば毛布、と重ねれば完璧!電気毛布がなければ、湯たんぽをシュラフの中に入れてみて。電気毛布の位置は、使用感や温度をみながら調整してください。
使い古しのカーペットや毛布などがあれば、余分に持参しておくと便利です。
なんちゃってこたつを作ってみよう!

冬キャンプはこたつをセッティングしてぬくぬくしましょ!こたつの作り方は簡単。
1テントの中に、銀マット、カーペット、電気毛布を敷いてベースを作ります。
2キャンプ用のテーブルにシュラフ(または毛布)を被せる。
3その上に、天板を乗せる。
電気毛布で温まりますが、湯たんぽを入れるとさらに暖かくなります。こたつの天板は、足をたたんだ状態の別のテーブル、または、アウトドアワゴン用の天板などがおすすめです。
冬キャンプデビューするキャンプ場、4つの条件とは?

冬キャンプデビューをするのに、いきなり雪山に行くのはちょっとハードルが高いです。まずは、比較的雪の降らない平野部で挑戦しましょう。下記4つの条件のあるキャンプ場を選んでみるといいですよ。
1雪が降らない(または積もらない)
2冬グッズのレンタル品が揃っている
3入浴施設がある
4電源付きである
ポータブル電源がある場合でも、電源付きの方が安心です。2020年度の冬は、冬季営業するキャンプ場が増えていますので、ぜひ、ぴったりの場所を探してみてください。
最後に
冬キャンプをしてみたけど、何度行くかわからないし、そのためにキャンプグッズを揃えるのは……という方もいらっしゃいますよね。私もその1人でした。
でも、「キャンプはこれを使わなきゃいけない」という決まりはありません!
冒頭でもお伝えしましたが、キャンプ場のレンタルアイテムやおうちの物をフルに活用して、徐々にグッズを揃えていくといいですよ。あえて寒い中に温かい空間を作り出し、その中でぬくぬくする幸せ。ハフハフ食べながら感じる、鍋のおいしさ。夏キャンプでは味わえない、冬キャンプの魅力にハマってしまうかもしれません。
【当記事につきまして】
hitotema編集部が企画、ライター中島誠子さんがおすすめ商品を選定し、記事を作成しました。