パセリをたくさん使う料理といえばコレ。さっぱりとしてこれからの季節にもおすすめの中東(アラブ)のサラダ、タッブーレ(タブレ)です。
本来は、もっとパセリがたくさん入るのですが、そこはお好みでアレンジ OKです。一緒に野菜もたっぷり摂りましょう。
また、タッブーレには、ブルガー小麦というクスクスに似た、小さな粒状の全粒のデュラム小麦を蒸して粗挽きにしたものを使いますが、今回は代用として、手に入りやすいもち麦とキヌアとアマランサスを使用します。
味の決め手は、レモンとにんにくと塩、そしてパセリとミントの爽やかな風味です。肉料理や魚料理とも相性がいいですよ。

目次
材料(2人分)
<A>
- キヌア 大さじ1
- アマランサス 大さじ1
- もち麦 大さじ3 ※1
<B>
- きゅうり 1本
- トマト 1個 ※2
- 赤玉ねぎ 1/2個
- イタリアンパセリ 5〜6本 ※3
- フレッシュミント 5本 ※4
※1 今回は紫もち麦を使いました。
※2 今回はミニトマトを1パック使いました。
※3 しっかりした茎と葉が望ましいです。また、普通のパセリ(モスカールドパセリ)を使う場合は、香りが強めなので少なめの量から試してください。
※4 今回はペパーミントを使いました。
<C>
- エキストラバージンオリーブオイル 大さじ2
- レモン果汁 1/2個
- 塩・胡椒 適量
- オールスパイス(あれば) 少々

作り方
1【Aを先に茹でておく】鍋に水ともち麦を入れて加熱し、沸騰したら中火にしてキヌアとアマランサスを入れる。再度沸騰したら弱火にし、1分ほど煮て火を止めて冷ましておく。
2Bの野菜とハーブ類を洗ってしっかり水気を切ったら、粗みじん切りにしてボウルに入れておく。そこに1を入れて全体を混ぜ合わせる。

上から時計回りで、きゅうり、赤玉ねぎ、イタリアンパセリ、茹でた雑穀(キヌア・アマランサス・もち麦)、ペパーミント、ミニトマト。
3Cを加えて混ぜる。

4味を見ながら仕上げ、できあがり。

焼いたバケットにタッブーレをたっぷり乗せて、上からチーズをふりかけたら最高に美味しいオードブルに。口の中にかすかに残るミントの香りが爽やかで、つい手が伸びてしまいます。
ポイント

オールスパイスはなくてもいいですが、入れたほうが味が引き締まります。ホール(丸い固形のもの)でなくてもお店のスパイス棚にある粉末でもかまいません。
添え物のパセリにも役割がある


セリ科のパセリは、添え物やトッピングとして使われることが多いですが、ベータカロテンが豊富に含まれているので抗酸化作用にも優れています。また、クロロフィルの濃度も高く、血液サラサラ効果も期待できるでしょう。
添え物としてのパセリだって、彩りだけではありません。食後の口臭予防や消化促進にも役立つので、出来るだけ食べきっていただきたいものですね。
中東や地中海沿岸の地域では、主にイタリアンパセリを使います。パセリには、葉っぱが平たいイタリアンパセリと、葉っぱのちぢれたカーリーパセリ(モスカールドパセリとも呼ばれる)がありますが、できれば葉が柔らかく、風味の良いイタリアンパセリがおすすめです。ベランダ菜園でも育てやすいですよ。