パリっと香ばしい餃子をビールで流し込む…そんな晩酌を想像しただけでも、ヨダレがとまりませんよね。日本各地にはご当地餃子が数多くありますが、今回は、静岡県の「浜松餃子」を紹介します。浜松餃子は、県外にも多くのファンを持つ、浜松市の人気グルメ!特徴や作り方を知って、ご自宅で美味しい浜松餃子を作ってみましょう!
目次
浜松餃子の特徴

浜松餃子の特徴を3つ紹介します。
3年以上浜松に在住して、浜松市内で製造されている
浜松餃子の定義は、浜松餃子学会により、「3年以上浜松に在住して、浜松市内で製造されている」と定められています。
キャベツ、たまねぎ、豚肉をあんに使う
餃子のあんには、その地方の特産品や手に入りやすい食材が使われています。
浜松餃子も同様で、静岡県で生産量の多いキャベツや玉ねぎ、豚肉がメインです。
餃子に玉ねぎが入っているのは珍しいですよね。玉ねぎを入れることで、瑞々しさと自然な甘さがプラスされます。
円盤型&中央にもやしをトッピング
もともと浜松餃子は、屋台で販売されていました。その際にフライパンで一度に大量に焼けるように、円形で焼いたのが今の形になった由来だといわれています。
そして、サービス精神のある商売人が、ぽっかりと空いた中央の穴にもやしを入れて販売し始めました。
すると、もやしが餃子の脂っこさをリセットし、いくらでも食べられる!と話題になり、多くのお店でもやしがトッピングされるようになったのです。
キャベツともやしがたっぷり!浜松餃子のレシピ
さっそく、浜松餃子のレシピを紹介します。
材料(30個分)

- 餃子の皮 30枚
- 豚ひき肉 100g
- キャベツ 1/4個
- 玉ねぎ 1/2個
- にんにく 1片
- しょうが 1片
- 醤油 小さじ1
- 中華スープの素 小さじ1/2
- 塩 小さじ1/2
- ごま油 大さじ1
- もやし 1袋
- 水 200ml
<餃子のタレ>
- 醤油 大さじ2
- 穀物酢 大さじ2
- 砂糖 小さじ1
- ラー油 適量
作り方
1もやしを茹で、半透明になったらザルにあげて水切りをします。
2キャベツと玉ねぎをみじん切りにします。
3しょうがとにんにくをすりおろします。
4キャベツに塩(分量外)を適量かけて馴染ませ、5分ほど経ったら水分を絞ります。しっかりと水切りすることで食感がよくなります。
5豚ひき肉、キャベツ、玉ねぎ、調味料、ごま油を入れてよく混ぜ合わせます。

6タネができたら、餃子の皮で包みます。

タネを入れすぎると包みにくいので注意してください。タネの量は、小さじ1強が目安です。

ふちに水溶き片栗粉(分量外)をつけて、左から4~5個ひだをつけながら包みます。
7フライパンにやや多めのサラダ油を入れて、餃子を円盤状に並べたら中火にかけます。

25cmのフライパンなら、1回で15個焼けます。
8焼き色が付いたら水(100ml)を加え、蓋をして蒸し焼きにします。
9水分がほとんど飛んだら、蓋を開けてごま油(分量外)を回しかけます。
10フライパンにお皿を被せて、一気にひっくり返します。
11餃子のタレは、醤油、穀物酢、砂糖をよく混ぜ合わせ、お好みでラー油を垂らします。
12焼きあがった餃子の中央にもやしをたっぷりと乗せたら完成です。
コツを覚えて美味しい浜松餃子を作ろう!

浜松餃子は、以下の3つのポイントを守れば、誰でも美味しく作れます。
- キャベツはしっかりと水切りします。
- 包むあんの量は小さじ1強が目安です。
- 茹でたもやしをトッピングします。
浜松餃子のタレに決まりはないので、ポン酢、市販のタレ、この記事で紹介した手作りのタレなど、いろいろと試してみてくださいね。