まるごと1玉のキャベツを買ったら何を作りますか?キャベツには野菜炒め、お好み焼き、サラダ、スープなどさまざまな調理法がありますが、まずは外側の大きな葉でジューシーな肉ダネを包んだロールキャベツを作ってみてはいかがでしょうか。この記事では基本的なロールキャベツのレシピに加えて、上手な巻き方や煮崩れしないコツも紹介しています。今晩の献立の参考にしてくださいね。
目次
きれいに葉をはがすコツ
ロールキャベツを作るときの第一関門は、葉をきれいにはがすことです。無理やりはがそうとすると破れてしまいますが、下記の方法を実践すれば簡単かつきれいにはがすことができます。
1キャベツの芯に切り込みを入れます。

2芯の周りを叩きます。

3キャベツをひっくり返し、次に葉先を軽くたたきます。
4ゆっくりとはがせばきれいにはがれるはずです。

それでもはがれにくい場合は、葉先から水道の水をかけゆっくりと手を差し込みながらはがしましょう。
葉と葉の間に水が流れ込むことで、自然とはがれていきますよ。
キャベツの上手な巻き方のコツ
煮込んでいる内に巻きがゆるくなったり、形がいびつになったりするという失敗は多いです。見た目も完璧なロールキャベツにするためには、以下のポイントをおさえて作りましょう。
肉ダネが飛び出さない巻き方
1キャベツの葉を茹でて、根元の芯の部分を葉と同じ薄さになるように包丁で削ぎ取ります。

硬い芯を薄くすることで巻きやすくなります。
2水分を軽く拭きとり、芯の部分を手前にして広げます。
3肉ダネを手前に置きます。
4キャベツと肉ダネがしっかりと密着するようにクルっとひと巻きし、片側を折り込みます。

5巻きが緩まないように丁寧に最後まで巻きます。
6左の余った葉を指で中に押し込みます。

まな板の上に立てて押し込むと型崩れしにくいです。
煮崩れしないためのコツ
きつめに巻いて成形しても、煮込む間に緩んで型崩れしまうという失敗はよくあります。
そうならないためのポイントを2つ紹介します。
ジャストサイズの鍋を選ぶ
鍋に隙間ができないように詰めることで、鍋のふちやロールキャベツ同士が支えあい形が安定します。

ぴったりの鍋がなく隙間ができる場合は、キャベツの葉を詰めましょう。
弱火で煮込む
強火で煮込むとスープが対流し、鍋の中でロールキャベツが踊るので煮崩れの原因に。スープを一度沸騰させたら、すぐに弱火にしてじっくり煮込みます。
コンソメスープで煮込むロールキャベツのレシピ
見た目も美しいロールキャベツにするコツが分かったら、早速作ってみましょう。
材料(4個分)
<ロールキャベツ>

- キャベツ 4枚
- 合い挽きミンチ 150g
- 玉ねぎ 中1/2個
- 卵 1/2個
- パン粉 大さじ3
- 牛乳 大さじ3
- 塩こしょう 少々
<スープ>

- 水 300ml
- ベーコン 30g
- コンソメキューブ 2個
- 塩こしょう 適量
作り方
1キャベツの葉を4枚はがします。
2キャベツの葉を熱湯で5分ほど茹でてしんなりとさせます。
3芯の部分が葉と同じ薄さになるように包丁で削ぎ取ります。
4削ぎ取ったキャベツの芯、玉ねぎをみじん切りにします。
5ボウルに4.と合挽きミンチ、卵、パン粉、牛乳、塩こしょうを入れて粘りが出るまでよく混ぜます。

65を4等分し、俵型に成形します。

7キャベツで肉ダネを巻きます。
87を鍋に並べ、水、コンソメキューブ、2~3cm幅にカットしたベーコンを入れて強めの中火にかけて沸騰させます。
9沸騰したら弱火にして50分ほど煮込みます。
10スープの味見をしながら塩こしょうを加えて、味を調えたら完成です。
食事は見た目で美味しさがアップする?

包んでいるキャベツが破れていたり形がいびつだったりしても味は変わりません。しかし、お店のロールキャベツのようなきれいな見た目だとさらに食欲が刺激されませんか?
- 芯の周りを叩いて葉をきれいにはがす。
- 芯を削ぎ落して隙間なくしっかりと肉ダネを巻く。
- ぴったりの鍋を使い、弱火で煮込む。
このポイントを押さえて、見た目もきれいなロールキャベツを作ってみてください。写真のように飾り切りのニンジンなどを添えても彩りがよくなりますよ。