入学や就職で環境が変わる4月。これからお弁当を作ろうと考えている方も多いのではないでしょうか。
我が家にも娘がおり、ここ数年は毎日お弁当を作っています。
だいたい3~4品を作っていますが、時々「あと一品どうしよう?」と悩む日があります。そんな時、冷凍してあるお弁当おかずがあると助かります。
今回は、冷凍可能なお弁当おかずを3つ紹介いたします。
目次
おいしく安全に。自家製冷凍5つのポイント
急速冷凍する市販の冷凍食品と違い、傷みやすいのが自家製冷凍。水気はしっかり切り、出来上がったらなるべく早く冷まして冷凍保存するのがコツです。
以下の5つのポイントに気を付けて作っていきましょう。
1下ごしらえの水分はしっかり切る。解凍後も水分が出たら拭き取ろう。
2熱いままのおかずは冷凍NG。粗熱をしっかり取ってから保存する。
3空気に触れさせないよう保存する。
4清潔な器、箸、スプーンを使う。
5 熱伝導の良いアルミバットや保冷剤に挟み、早めの冷凍を目指す。

バットや保冷剤は、100円ショップで購入できますよ。
鮮やかで見栄えもバッチリ!ほんのり甘い『キャロットラぺ』

『キャロットラペ』はフランスの家庭料理。鮮やかな色で、お弁当がパッと華やかになります。子ども向けに、ほんのり甘めの仕上がりにしています。大人用ならマスタードをほんの少し加えても。朝食やおつまみにもおすすめです。
材料(作りやすい量)

- にんじん 1本(200g前後)
- 塩(塩もみ用) 小さじ1/2
- 砂糖 小さじ1
- オリーブオイル(またはサラダ油) 大さじ1/2
- 酢(りんご酢がおすすめ) 小さじ2
- レーズン(お好みで) 20g
作り方
1にんじんは5cm程度にカットし、5mm幅に千切りします。スライサーやにんじんしりしり器を使っても。薄く切るよりも、ある程度太さがあった方が解凍後も食べ応えが保たれます。

2塩をふってよくなじませ、5分程度放置。その後、水気をよく絞ります。

3砂糖、オリーブオイル、酢を入れよく混ぜます。

4水気を絞ったにんじんをフリーザーバッグに入れ、3とレーズン(お好みで)を加えます。袋の上からよくもみ、味をなじませます。

5袋を均一にし、空気が入らないように閉じて冷凍します。2週間ほど日持ちします。
冷凍と解凍のコツ

お弁当カップに小分け冷凍もできますが、こちらの方が味がなじみやすいのでおすすめです。
解凍時は必要分だけをパキッと折ってお皿に。電子レンジ500Wで10秒ほど温め、お弁当用カップに盛り付けます。気温が高い日なら冷たいままお弁当に詰めても大丈夫です。
作り方のコツ
今回は酸味がまろやかなりんご酢を使用しましたが、米酢やレモン汁、オレンジジュースでもOK。また、オリーブオイルは冷凍すると黄色っぽくなりますが、解凍すれば元に戻ります。気になる方はサラダ油を使っても。さまざまなアレンジが可能です。
ごはんが進む魚メニュー。『ぶりの竜田揚げ』

塩焼きや照り焼きが定番の「ぶり」。下味をつけて揚げるとお肉のようなジューシーさが楽しめます。冷凍、解凍も味や風味が変わりにくいのが嬉しいポイント。
材料(作りやすい分量)

- ぶり 2切れ
- 塩 2つまみ程度
- しょうが(すりおろし) 少々
- 醤油 小さじ2
- みりん 小さじ2
- 片栗粉 大さじ1
- 揚げ油 適量
作り方
1ぶりは3~4等分に切り、塩を振ってなじませ、5分程度置きます。

2キッチンペーパーで水気を拭き取り、袋やボウルに移します。

3しょうが、醤油、みりんを入れてぶりとなじませ、10分ほど置きます。

4調味料の水気を切り、片栗粉を薄くつけます。

5180℃の油で片面およそ2分ずつ、色が付くまで揚げます。

6バットなどで油を切り、冷めてからフリーザーバッグに入れて冷凍します。2週間ほど日持ちします。
冷凍と解凍のコツ

ぶりは重ならないように入れ、しっかり空気を抜いてから冷凍保存します。 解凍時はお皿に移し、電子レンジ500Wで1個当たり10秒で解凍してください。
ふんわりやわらか、チーズ香る『ポークピカタ』

イタリアから伝わった『ポークピカタ』。卵液で包み、蒸し焼き状態にするのでやわらかくジューシーに食べられます。今回は解凍度も風味が楽しめるよう、粉チーズを多めにしています。
材料(作りやすい分量)

- 豚ロース肉(生姜焼き用)200g(約5~6枚)
- 卵 2個
- 小麦粉 大さじ2
- 粉チーズ 大さじ3
- 塩、こしょう 少々
- 油(炒め用) 大さじ1
- ケチャップ(食べる時に)
作り方
1豚ロース肉の両面に塩・こしょうを振り、よくなじませます。
21に小麦粉を薄くまぶします。

3卵に粉チーズを加え、よく混ぜます。

43に2を両面しっかり付けます。

5中火で温めたフライパンに油をしき、4を焼きます。

6焼き色が付いたらひっくり返します。弱火にして3~4分程度、火が通るまでじっくり焼いたら完成です。

冷凍と解凍のコツ

粗熱が取れたら1枚ずつラップに包み、フリーザーバッグに入れて冷凍します。2週間を目安に食べ切りましょう。解凍は1枚当たり、電子レンジ500Wで20秒~30秒程度。温めすぎると豚肉が固くなってしまうため、様子を見ながら追加してください。 お弁当に詰める際に、ケチャップを塗ってくださいね。
自家製も市販も。冷凍食品を上手に役立てましょう!

お弁当のおかず、「もう一品何にしよう?」と悩んだ時に、頼れる自家製冷凍。市販の冷凍食品も上手に使って、無理なく楽しく、おいしいお弁当を作っていきましょう!