宮崎県のご当地グルメとして有名なチキン南蛮。しっとりとした衣としっかりめの味付けなので冷めても美味しく、お弁当のおかずとしてもおすすめです。この記事では、チキン南蛮のレシピとお弁当に入れる時のポイントを紹介していますので、行楽シーズンのお弁当作りの参考にしてください。
目次
チキン南蛮のレシピ(2人分)
チキン南蛮は、鶏もも肉でも鶏むね肉でも美味しくできるので、どちらを使うかが悩ましいところ。宮崎県のお店や家庭でも、好みに合わせてどちらも使われています。ぷりぷりジューシーに仕上げたい時は鶏もも肉を、しっとり&さっぱりと仕上げたい時は鶏むね肉を使用してください。
アツアツを食べたい場合や揚げたてを甘酢に浸す方法で作る場合は、甘酢とタルタルソースを先に作っておくとスムーズです。
甘酢のレシピ
甘酢はチキン南蛮以外にも酢豚や野菜のマリネ、天津飯などに使用できるので、一度作り方を覚えておくと便利です。
材料

- 醤油 大さじ3
- 砂糖 大さじ4
- 酢(穀物酢など) 大さじ4
- 片栗粉 小さじ1/2
作り方
1小鍋に醤油と砂糖を入れ、砂糖がしっかりと溶けるように弱火にかけてよく混ぜます。
2酢を入れます。
3水溶き片栗粉(片栗粉を同量の水で混ぜる)を入れ、とろみをつけたら完成です。

タルタルソースのレシピ
まったりと濃厚なタルタルソースは甘酢との相性が抜群!
材料

- 卵 1個
- 玉ねぎ 1/8個
- マヨネーズ 大さじ3
- レモン汁 小さじ1
- パセリ 適量
作り方
1ゆで卵を作り、フォークなどでマッシュします。
2玉ねぎとパセリはみじん切りにします。玉ねぎの辛みが気になる場合は、水に5分ほどさらして水気を切ります。
312とマヨネーズ、レモン汁をよく混ぜ合わせたら完成です。

揚げ鶏のレシピ
今回は、鶏むね肉を使用しました。チキン南蛮の揚げ鶏は、衣に卵を使用することでしっとりとした厚めの衣になり甘酢がよく絡みます。
材料

- 鶏肉 300g
- 塩こしょう 少々
- 片栗粉 約大さじ2
- 卵 1個
作り方
1鶏肉を大きめの一口大にカットします。
2塩こしょうで下味をつけます。
3まんべんなく片栗粉をまぶし、溶き卵にくぐらせます。

4170度に熱した油で、こんがりときつね色になるまで揚げたら完成です。
チキン南蛮の仕上げ

甘酢、タルタルソース、揚げ鶏ができたら、仕上げていきましょう!
好みに合わせて仕上げの方法を変えてみてください。
しっとり系
しっとりとした衣に味が染み込んだチキン南蛮がお好みの方は、揚げ鶏が揚がったらアツアツのうちに甘酢に絡めます。甘酢が入ったボウルに、揚げたての揚げ鶏を入れて混ぜ合わせればまんべんなく染みわたります。
さっくり系
揚げ鶏のさっくり感を残したい方は、食べる直前に甘酢とタルタルソースをかけるといいでしょう。

チキン南蛮をお弁当に入れる時のポイント
チキン南蛮をお弁当に入れる時のポイントを2つ紹介します。
詰めるのは必ず冷めてから
基本中の基本ではありますが、お弁当に入れる時はしっかりと冷ましたチキン南蛮を入れましょう。温かいまま入れると湿気がこもってべちゃっとするだけでなく、細菌が好む温度帯が長く続き、食中毒を引き起こす原因になります。
タルタルソースは別添え
あらかじめタルタルソースをかけると、別のおかずに広がったり甘酢と混ざって見た目が悪くなったりするので、タルタルソースは食べる直前にかけるのがおすすめです。
100円ショップなどでお弁当用の調味料カップが販売されているので、そういったものを使うといいですね。
もし「物は増やしたくない」「買いに行く時間がなかった」という場合は以下の手順でラップに包んで添えましょう。
1深さのある小皿にラップを敷いて、そこにタルタルソースを入れます。

2口を輪ゴムで縛ってピックをつければ、食べる直前にピックで穴を開けて絞り出せます。

大きい卵のかけらがあると出にくいので、この場合はなめらかなタルタルソースにするといいでしょう。