冬の定番とも言える鍋料理。野菜もたくさん摂れますし、ヘルシーでいいですよね。最近はさまざまな味の鍋料理が楽しまれていますが、お腹の調子もよくなり、デトックス効果も高まる『ハーブ鍋』は、いかがですか?
野菜にもそれぞれファイトケミカルが含まれているので、ハーブの世界では野菜もハーブと捉えることもできます。ハーブを使うならブーケガルニを使った煮物・ポトフや、タイ料理などのスープをベースにエスニック風の鍋にもできますね。
目次
ハーブ鍋のレシピ
今回は、風味豊かな和のハーブと西洋ハーブを合わせていただきます。
簡単に作れるタレと自家製の柚子胡椒を添えてめしあがれ。

白くて太い茎のフィノッキオから時計回りにご紹介。
- フィノッキオ(フェンネル):茎の太いフェンネル。冬が旬。
- ルッコラ(セルバチコ):ほのかにゴマの香りがするハーブ。
- しめじ
- 豆腐
- カブ(白)
- ラディッシュ(赤)
- 三つ葉
- セリ
- パクチー(コリアンダー)

自家製柚子胡椒。柚子の美味しい時期。簡単なので作り方を参考にしてください。

作り置きしているタレ。餃子やチヂミなどにも合います。
材料(約2人分)
<具>
- A:豚肉 200g
- A: 豆腐 1丁
- A: しめじ 1袋
- A: 大根 葉に近いほうを5cmほど
- B: セリ 1束
- B: 三つ葉 1束
- B: カブ(半分に切る) 2個
- B: ラディッシュ(半分に切る) 2個
- B: ルッコラ 1束
- B: パクチー 1束(苦手な人は入れなくてもよい)
- B: フィノッキオ(フェンネルの太いもの)1本
<だしスープ>
- 水 800ml
- だしパック 1袋
- にんにく 1片
- しょうが 1片
- ナンプラー 大さじ1と1/2
- 薄口醤油 小さじ1
<タレ>(作りやすい分量)
- 醤油 100ml
- 酢 50ml
- ごま油 小さじ2
- コチュジャン 小さじ1
<柚子胡椒>(作りやすい分量)
- おろし金で擦った黄色柚子の皮(黄色い部分のみ) 3個分
- 塩 柚子皮の10%の分量
- 赤とうがらしパウダー 適量
※柚子胡椒のなめらかさは柚子汁を絞って調整してください。
作り方
1鍋に入れる A・Bの材料を食べやすく切っておく。

豆腐は焼き豆腐にしました。普通の木綿豆腐や絹豆腐でもOK。
豚肉はしゃぶしゃぶ用、だしは今回はあごだし(トビウオ)です。
2鍋にだしを作ります。<だしスープ>の材料をすべて鍋に入れて沸かします。
3煮立ったらだしパックを取り除き、まずAを鍋に入れて、火が通り大根も柔らかくなったら、Bのうちフェノッキオとカブとラディッシュなど太いものを先に入れる。

4食べる直前に残りのBを茎・葉の順に入れて、さっと煮立てたら火を止める。


5器に取り、上記のレシピで用意したタレと柚子胡椒を添えていただく。

最後に残ったスープはハーブのエキスがたっぷり!
肉類も、薬味として使われる三つ葉やセリ、パクチーなどと合わせていただくとお腹もすっきり。セリ科の植物は駆風作用があるので、お腹にガスが溜まりにくくなります。インド料理店に行くと帰りにレジでフェンネルシードをくれるお店がよくありますが、フェンネルもセリ科なので理にかなっているわけです。
普段は脇役のハーブたちも鍋に入れて味わってみてはいかがですか?もちろん最後のスープまでしっかり平らげてくださいね。ハーブのエキスがたっぷり含まれているので、雑炊またはライスヌードルでレモンを添えてエスニック風にいただいてもいいですね。