いんげん豆は、6~9月が旬のマメ科インゲンマメ属の植物。いんげん豆には、骨を丈夫にするビタミンKや筋力・脂肪燃焼アップに欠かせない必須アミノ酸が豊富に含まれるので、特に幼児や成長期の子どもが積極的に摂りたい食品です。
いんげんといえば、緑色のさやごと食べる豆をイメージする方が多いですが、実はいんげん豆にはいろいろな種類があります。
赤褐色をした金時豆(赤いんげん豆)や豆表面にうずらの卵のような模様が入ったうずら豆、白色をした楕円形の大福豆(白いんげん豆)などもいんげん豆の一種です。
また、若いさやごと食べるものをさやいんげん、完熟した実を食べるものをいんげんまめと呼びます。
目次
いんげんの正しい下処理の方法
ごまあえのレシピの前に、いんげんの下処理のコツから。
お店で食べるような絶妙の色と食感に仕上げるには、下処理が重要なのです。
口触りをよくするコツ

筋は口の中に残り口触りがよくないので、必ず取り除きましょう。筋は側面のくぼみのところにあるので、くぼみ部分を完全に切り離さないようにしてヘタを折り、溝に沿って引っ張ります。
逆側の筋も同じ要領で取ってください。ただ最近は品種改良が進み、市販されているもののうち9割は筋がありません。ヘタを引っ張った時にすぐに切れてしまう場合は筋がないので、この処理はしなくてOKです。
色を鮮やかにするコツ
いんげん50gに対して小さじ1/2の塩で板ずりをします。塩を揉み込むことで色鮮やかに茹であがり、味もしみ込みやすくなります。
食感をよくするコツ
いんげん独特のしゃきしゃき食感を残すために、茹ですぎには注意が必要です。2分ほど茹でたら、余熱で火が入る前に氷水に10秒ほど浸して冷まし、しっかりと水切りしてください。
レシピ
では、いんげんのごまあえのレシピをご紹介しましょう。
材料(2人分)

- いんげん 50g
- 塩 小さじ1/2
- 薄口醤油 大さじ1/2
- 砂糖 小さじ1
- すりごま 大さじ1
作り方
1 いんげんの筋とヘタを取ります。
2 塩で板ずりをします。
3 鍋にたっぷりのお湯をはり、2分ほど茹でます。

4 氷水で10秒ほど冷やし、ザルにあげて水をしっかり切ります。

5 いんげんを3等分にカットします。
6 調味料とすりごまをよく混ぜ合わせます。
7 カットしたいんげんに6を入れてよく和えたら完成です。

ポイント
いんげんのごまあえは、温かいままでも、冷やしても美味しく食べられます。また冷凍保存もできるので、お弁当のカップに小分けにして冷凍すれば、お弁当や夕飯にもう一品ほしいという時にとても便利です。冷凍する場合は、茹で時間を1分~1分30秒ほどに短縮してくださいね。
ごまはすりごまでもいいですが、いりごまを炒り直してからするとさらに香ばしくおいしいですよ。