
スコットランドはイギリスを構成するカントリー(※)のひとつで、北西ヨーロッパに位置するため夏でも⽐較的涼しい気候です。
そして今年ほど「スコットランド」という名前を⾒聞きしたことはなかったのではないでしょうか。ラグビーワールドカップですっかり⽇本⼈にもお馴染みとなりましたね。
でも実は、スコットランドは以前から⽇本⼈にもよく知られたカントリーです。
⾸都のエディンバラは映画化もされた世界的ロングセラー⼩説「ハリーポッター」誕⽣の地なので、ハリポタファンにとってはスコットランドはよく知った国かもしれませんね。中でも“ホグワーツ魔法魔術学校”のモデルとなったと⾔われるエディンバラ城は有名観光スポットでありランドマーク的存在となっています。
※イギリスは、イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドという歴史的経緯に基づく4つのカントリーによって構成されています。

さらに朝の連続テレビ⼩説のテーマにもなったスコッチウィスキー。
⼤正時代にスコットランドに渡り、⽇本の気候でウィスキーを作りあげていくというストーリーでした。
スコッチウィスキーはその名の通りスコットランドのお酒で、その深い味わいとグラスに満たされる芳潤さにウィスキーファンは魅了されてしまいます。
目次
スコッチブロスとは?

スコットランドは⽺を使うお料理も多く、今回ご紹介のスコッチブロスもそのひとつ。
⽺料理というと⽇本ではジンギスカンが有名ですが、このスコッチブロスはお野菜と煮込むだけのとてもシンプルなお料理です。
野菜の旨みに押麦のとろみ、ラムの優しい⾹りにつつまれて⾷べ進めるほどにホッとする家庭料理です。
ちなみに「スコッチエッグ」という料理を知ってる⽅は多いかと思いますが、これはスコットランドの郷土料理ではなくイギリス料理なんですよ。
レシピ
では、スコッチブロスのレシピをご紹介しましょう。
材料(2人分)

- ラムチョップ 2本
- ラムもも⾁ 100g
- にんじん(⾓切り) 1/2本
- セロリ(⾓切り) 1/2本
- ⽟ねぎ(⾓切り) 1/2個
- リーキ(⾓切り)(⾧ネギで代⽤可) 1/2本
- 鶏がらスープ(チキンコンソメ で代⽤可) 400ml
- オリーブオイル 少々
- バター ⼩さじ1
- ⽩ワイン ⼤さじ1
- 押麦 30g
- 塩こしょう 適宜
レシピではラムチョップとモモ⾁を使っていますがお好みの部位だけでもかまいません。
作り方
1 にんじん・セロリ・⽟ねぎ・リーキを全て同じ⼤きさの⾓切りにします。
2 フライパンにオリーブオイルをひいて軽く塩胡椒したラム⾁の表⾯を強⽕で焼き、焼き⽬がついたらいったん取り出します。
このとき、中まで⽕を⼊れる必要はありません。
3 鍋にバター、1の野菜を⼊れしんなりするまで炒めます。
4 3 の鍋に⽩ワインを⼊れアルコールを⾶ばしたら2 のラム⾁と鶏がらスープ、押麦を⼊れ、蓋をして弱⽕でコトコト30分ほど煮込みます。
5 スープがとろりとしてきたら塩胡椒で味を調えて出来上がりです。

ラム肉以外でもできる?
「おいしそうだけど、ラムは手に入りにくい」
「素敵なお料理だけど、実はラムが苦手」
そんな方は、牛肉・豚肉・鶏肉で作ってみてください。
本場はラムですが、煮込み料理に向く部位ならおいしい一皿になります。
でも個人的には、あのラムの優しい香りのスープをぜひとも飲んで欲しいなぁ〜と思っています!