新生活が始まる4月。これからお弁当作りをスタートさせる人も多いのではないでしょうか?かくいう私は娘のためにお弁当を作り続けておよそ13年。時間がない時はよく「牛丼」や「生姜焼き丼」など、どんぶり仕立てのお弁当を作っています。
今回は、冷めても美味しく食べられる「のっけ丼」の作り方を3つご紹介します。また、箸休めになる副菜レシピも併せてお伝えします!

目次
甘辛味でご飯が進む!「ヤンニョム豚玉丼」

甘辛いタレでご飯が進む、韓国の合わせ調味料「ヤンニョム」。鶏の唐揚げに絡めるのが定番ですが、今回は鶏肉よりも火の通りが早い、豚の切り落とし肉を使います。スクランブルエッグときゅうりの塩昆布ナムルを添えて、色合いも鮮やかに仕上げます。
材料(1人分)

【ヤンニョムポーク】
- 豚もも肉(切り落とし肉) 120g
- 玉ねぎ
- 油(炒め用)小さじ1
- ご飯 180g
- 青ねぎ お好みで適量
<調味料> 豚肉下味用
- 酒 小さじ1
- 塩、こしょう 少々
- 片栗粉 小さじ1
<調味料> ヤンニョムソース用
- コチュジャン 小さじ2
- ケチャップ 大さじ1
- 醤油 小さじ1/2
- すりおろしにんにく チューブ1~2cm
- 砂糖 少々
【トッピング/スクランブルエッグ】
- 卵 1個
- マヨネーズ 小さじ1
- 油(炒め用)小さじ1/2
【副菜/きゅうりの塩昆布ナムル】
- きゅうり 1/3本
- 塩昆布 ひとつまみ
- ごま油 少々
作り方
1まずは副菜の「きゅうりの塩昆布ナムル」から取り掛かります。
きゅうりは輪切りにします。ビニール袋に入れて塩昆布とごま油を加え、袋の上からよくもみます。そのまま5~10分ほど置き、軽く水気を絞ってからお弁当に加えます。

2続いてトッピングのスクランブルエッグを作ります。
ボウルに卵とマヨネーズを入れ、よく溶きほぐします。フライパンに油を入れて中火で温め、卵液を流し入れたら火が通るまで加熱します。そぼろの炒り卵のように細かくぽろぽろにする必要はありません。マヨネーズが入っているので、なめらかでしっとりした口当たりになります。全体に火が通ったら、別皿に移して冷ましておきます。


3豚肉の下ごしらえをします。切り落とし肉は大きければ一口サイズに切り、ビニール袋に入れます。酒と塩こしょうを加えてもみこみ、5~10分ほど置きます。この作業は前日に行なっても大丈夫です。フライパンで炒める直前に、袋の中で片栗粉をまぶします。

4玉ねぎはくし切りにカットします。

5ヤンニョムソースの調味料を合わせておきます。

6フライパンに油をひいて中火で温め、4の玉ねぎを炒めます。

7玉ねぎがしんなりしてきたら、片栗粉をまぶした3を加えます。すぐに動かすと粉がはがれてしまうので、焼き色がつくまで動かさないのがポイントです。この時、フタをして1分程度置くと火の通りが比較的早くなります。その後、肉の赤い部分がなくなるまで全体を炒めます。

85のヤンニョムソースを加えて炒めます。

9お弁当箱に粗熱を取ったご飯、8のヤンニョムポーク、2のスクランブルエッグを盛り付けて青ねぎを散らします。端に1のきゅうりを添えたら完成です。
パサつかずふっくら!大葉が香る「めかじきとなすの照り焼き丼」

めかじきは季節を問わず手に入りやすく、骨がないので調理も簡単。パサつきなくふっくら仕上げて、なすと一緒に照り焼き丼にします。最後に加える大葉の香りがアクセントに。副菜はほうれん草のおかか和え。フライパンに残っためかじきのタレで味付けします。
材料(1人分)

- めかじき 1枚(90g程度)
- なす 1本
- 大葉 4~5枚(1枚は飾り用)
- 油(なす、めかじきの炒め用)各小さじ1
- ご飯 180g
- 白ごま お好みで適量
<調味料>(照り焼きタレ)
- 醤油 小さじ2
- 酒 小さじ2
- みりん 小さじ2
- 砂糖 少々
- 片栗粉 小さじ1
【副菜/ほうれん草のおかか和え】
- ほうれん草 1株
- 鰹節 ひとつまみ
作り方
1副菜用のほうれん草をゆで、軽く水気を絞っておきます。後ほど味付けします。大葉も飾り用1枚を残し、千切りにします。

2めかじきは4~5等分にカットし、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。袋に入れて、フライパンで焼く直前に片栗粉をまぶします。

3なすは6等分にカットします。フライパンに油を入れ、中火で皮目から焼きます。しんなりするまで動かさずに焼くと変色しにくくなります。その後ひっくり返し、全体に火が通ったら皿に取り出します。

4同じフライパンに油を加え、片栗粉をまぶした2を入れて両面色よく焼きます。フライパンの中の油をキッチンペーパーで拭き取ってから3のなすを戻し、調味料を加えます。

5調味料を煮詰めながら絡めます。仕上げに千切りの大葉を加えて合わせたら、めかじきとなすを皿に取り出します。

6同じフライパンに1のほうれん草と鰹節を入れ、残っているタレとよく絡めます。

7お弁当箱にご飯を盛り付け、めかじきとなすを盛り付けます。端に6のほうれん草を添えたら完成です。
ボリュームたっぷり!スパイス香る「パプリカのカレーそぼろ丼」

カレー粉を使って作るカレーそぼろ丼です。肉そぼろは冷めると脂が固まり、白く浮き出てしまうことがあります。お弁当用に買う時は、牛と豚を合わせた合いびき肉や、豚の赤身ひき肉(上ひき肉)など、赤身が多いものを選ぶのがおすすめです。
副菜は「ブロッコリーの粒マスタード和え」です。
材料(1人分)

- 合いびき肉 120g
- 玉ねぎ 1/4個
- パプリカ(赤・黄)各1/2個
- すりおろしにんにく、すりおろししょうが(チューブ)各1~2cm程度
- 油(炒め用)小さじ1
- ご飯 180g
- ゆで卵 1個
- パセリ お好みで適量
<調味料>(カレーそぼろ用)
- ケチャップ 大さじ1
- ウスターソース 大さじ1
- カレー粉 小さじ1
【副菜/ブロッコリーの粒マスタード和え】
- ブロッコリー 2房
- 粒マスタード 少々
- 醤油 少々
作り方
1先にゆで卵と副菜を準備します。お弁当の場合、半熟ゆで卵では傷みやすいので、固ゆでにしましょう。殻をむいたらスライスしておきます。ブロッコリーは鍋にお湯を沸かし、30秒~1分ほどゆでます。粒マスタードと醤油を和えます。

2玉ねぎは角切りに、パプリカは乱切りにします。

3フライパンに油をひいて温め、中火で玉ねぎを炒めます。油がまわったら合いびき肉とすりおろしにんにく、すりおろししょうがを加えて肉の色が変わるまで炒めます。お肉は多少固まりがある方が食べごたえが出るので、一般的なそぼろのように細かくほぐさなくても大丈夫です。

4パプリカも加えて炒めたら、フライパンに出てきた余分な水分や油分をキッチンペーパーで拭き取りましょう。調味料の絡みが良くなります。

5調味料を加え、全体をよく混ぜ合わせます。

6お弁当箱にご飯を盛り付け、カレーそぼろとスライスしたゆで卵をのせてから、お好みでパセリを振ってください。端にブロッコリーの粒マスタード和えを添えたら完成です。
最初は面倒でも、効率よく作れるようになります!

最初は面倒だな……と感じても、続けてみると意外に楽しいお弁当作り。私は写真を撮ってSNSに投稿することを毎日のモチベーションにしていました。
長く続けていくと段取り力がアップし、効率よく作れるようになります。無理のない範囲でお弁当生活を楽しんでくださいね。