「シャワルマ」は聞きなれないかもしれませんが、トルコの「ケバブ(ドネルケバブ)」なら知っているという方も多いと思います。国や地域によって呼び名が違いますが、材料や付け合わせなどが似通ったものが中東地域で広く食べられています。
シャワルマも、そんなケバブに由来するお料理のひとつです。
中東ではファストフード的な身近な料理シャワルマ。お肉の種類は、ラムや牛肉、チキンなど。スパイスでマリネされたお肉にたっぷりのタヒニソースを絡めていただくシャワルマは、味のバランスが良くて栄養価も高い、一度食べるとやみつきになる一品です。
ピタパンに挟んだり、トルティーヤでラップサンドにしたり、あるいはお皿盛りで提供されることもあります。
本来は回転させながら直火で焼くのですが、今回は家庭用にフライパンでローストビーフのように焼いていく方法でご紹介します。
目次
シャワルマのレシピ
お店や家庭によってもスパイスの配合が違うので、ご自宅にあるスパイスでお好みの味わいにしてみてください。前日にマリネしておいて焼くだけなのでとっても簡単に作れます。
お野菜の彩りも良く、ゲスト自身に好きなスタイルで食べていただけるので、パーティー料理にもぴったりですよ。
材料(2人分)
- 牛肉(ブロック) 250g
- お好みの野菜(トマト、レタス、きゅうり等) 適量
- トルティーヤ(またはピタパン) 適量
<スパイスペースト>
- にんにくすりおろし 1かけ
- ナツメグ 小さじ1/8
- クローブ さじ1/8
- コリアンダー 小さじ1/8
- クミン 小さじ1/4
- カルダモン 小さじ1/4
- オールスパイス 小さじ1/4
- 塩 3g
- 胡椒 適量
- プレーンヨーグルト 1/4カップ
- オリーブオイル 大さじ2
- 油 大さじ2
※スパイス類はすべてパウダーです。
<タヒニソース>
- タヒニ(練り胡麻で代用可) 大さじ3
- レモン汁 大さじ1
- にんにくすりおろし 1/2かけ
- 塩 3g
- お湯 大さじ1 ※
※タヒニの粘度によって変わりますので滑らかになるように調整してください。
<ヨーグルトソース>
- プレーンヨーグルト 1/4カップ
- 塩 ひとつまみ
- にんにくすりおろし 少々
作り方
1ジッパー付き保存袋等にスパイスペーストを全て入れて、スパイス同士がまんべんなく混ざるまでしっかり混ぜます。
2牛肉を入れてよく揉み込み、一晩冷蔵庫で寝かせます。
31のスパイスマリネを軽く取り除き、サラダ油(分量外)を引いたフライパンで表面をしっかり焼きます(中火)。
4弱火にし、焦がさないよう注意しながら全体をじっくりと20分~30分ほど加熱します。
5焼けた牛肉をアルミホイルでしっかり包み、さらにタオル等で巻いて30分ほど置き、落ち着かせます。
65をお好みの厚さにスライスし、お野菜と一緒にトルティーヤで包み、タヒニソースやヨーグルトソースをかけていただきます。
タヒニとは?
タヒニペーストは、中東料理のあらゆるメニューに登場する定番。胡麻を使った、中東のお料理に欠かせないソースです。日本でよく使われる練り胡麻と材料は一緒ですが、練り胡麻が「炒り胡麻」を使っているのに対し、「生の胡麻」を使うのがタヒニ。
そのまま使うとモッタリするので、お湯で好みの粘度にすると使い勝手がよくなります。
シャワルマを作る時にはぜひ「タヒニ」もセットでご用意することをおすすめします。