シンプルで奥深い「ワイン塩」の作り方とは?ワイン塩を使ったおすすめ料理も紹介

シンプルで奥深い「ワイン塩」の作り方とは?ワイン塩を使ったおすすめ料理も紹介

料理に欠かせない調味料の一つ、塩。
味を調えたり下味に使ったりと用途の幅が広い調味料ですが、今回は料理の仕上げのタイミングで使うワイン塩(ワインソルト)についてご紹介します。

ワイン塩は見た目がきれいなうえ、ワイン由来のほのかに甘い香りが料理のおいしさをぐんと引き立ててくれます。

今回は簡単にできるワイン塩の作り方やワイン塩を使った料理をご紹介。普段何気なく使っている塩にひとてまかけるだけで、盛り付けや味わいの変化が楽しめますよ。

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ワイン塩とは

ワインと塩
(画像出典)shutterstock

フレーバソルトの種類はとても多く、天ぷらには抹茶塩、からあげにはレモン塩やカレー塩など、アレンジはさまざま。その中で、ワインを軽く煮詰めて塩とからめたのがワイン塩です。
白ワインでも赤ワインでもできますが、赤ワインをベースに使うときれいな色が出て、盛り付けや見た目にも変化が出ます。また、若干ではありますがワインの香りも塩にうつるので、出来上がったワイン塩を鼻に近づけるとほのかに甘い香りがします。

海塩でも岩塩でも、基本的な作り方は同じです。塩の粒子の大きさによっても色の付き方が違うので、好みや用途に合わせて作ってみましょう。

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ワイン塩の作り方

(画像出典)shutterstock

前述したように、ワイン塩は白ワインでも赤ワインでも作れますが、赤ワインのほうがきれいな色がしっかり出ます。ワインを軽く煮詰めてから塩を入れて弱火でじっくり水分を飛ばしていくのがポイント。ワインが乾いた後も煮詰め続けると塩が焦げてしまい、ワインの風味も一緒に飛んでしまうので、火のかけすぎに注意しましょう。
特別な塩やワインを用意する必要はなく、飲み残したワインでもOKです!

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簡単!ワイン塩のレシピ

今回は料理に幅広く使える海塩と、冷蔵庫にあった飲みかけのカベルネ・ソーヴィニヨンという品種の赤ワインを使いました。料理酒用の赤ワインでもきれいな色味が出ますので、料理酒用でも問題ありません。

材料

  • ワイン 100ml
  • 塩 50g

作り方

ワインを小鍋に入れ、弱火でひと煮立ちさせてアルコールを飛ばす。

ポイント:普段使いのフライパンでもできますが、少ない量で作りたい場合はできるだけ底面積が小さいフライパンを選びましょう。

塩を加えてヘラやスプーンで絶え間なく混ぜながらワインの水分を飛ばしていく(7〜10分ほど)。

ポイント:火を強めると香りが飛んでしまうので、とろ火〜弱火でゆっくりと。次第にワインの香りがふんわりと昇ってきます。

しばらくするとこのようなペースト状になりますが、そのままヘラやスプーンで絶え間なく混ぜていきます。

ポイント:ペースト状になりますが、この段階ではまだまだ。弱火で水分をさらに飛ばします。

水分が飛んだら塩がサラサラになるように小鍋を振る。

ポイント:塩同士が結着しないように軽くゆすりながら仕上げていきます。

粗熱が取れるまで風通しの良いところにおいておく。

冷めたら清潔な瓶や入れ物に入れて保管する。

ワイン塩を使った料理

普段仕上げに使っている塩をワイン塩に代えるだけで、見た目も華やかになります。赤ワインの風味とほのかな甘みを感じられるので、幅広い料理に使えますよ。

肉や魚のメインに添えて

牛肉ステーキの赤ワイン塩添え。
ジューシーな肉質にほのかに甘い香りがついたワイン塩はよく合います。そのほか、トンカツにワイン塩を添えた「塩トンカツ」も◎。カルパッチョやフライといった魚介系の主菜にも使えます。肉や魚のタンパク質がメインのお食事にさっと振ったり添えるだけでも盛りつけの変化が楽しめておすすめです。

ローストした根菜×赤ワイン塩

シンプルにグリルした野菜やローストした根菜との相性も抜群。今回は山芋と蓮根のローズマリーローストに赤ワイン塩をまぶしています。
じゃがいもを揚げたフライドポテトにかけても紫の色調が映えるので、パーティーメニューにぴったりです。

バニラアイス×赤ワイン塩

シンプルにバニラアイスに赤ワイン塩を軽くまぶすだけ。これだけでポートワインやアイスワインといった甘口ワインと合わせたい大人のデザートになります。
仕上げにオリーブオイルを垂らすと塩バニラとオリーブオイルのアフォガードに。休日のランチタイム後や週末ディナー後にゆっくりといただきたいアレンジレシピです。

おまけ:雪見だいふくにかけてもおいしいですよ!

白ワイン塩は、ハーブソルト作りにもおすすめ

白ワイン塩も、同様の工程で作れます。白ワインの場合は完成後も色の変化がありませんが、乾燥させたバジルやオレガノを混ぜると緑が混じって見た目もきれいなハーブソルトができます。

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ワイン塩を使って食卓を豊かに!

(画像出典)PIXTA

ちなみに、色調が淡い赤ワイン(ピノ・ノワールやガメイ、マスカット・ベーリーAなど)だと塩の色味はうすいピンク色に、色調の濃いワイン(カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーなど)で作ると紫色に近い色合いになります。作業工程もシンプルで簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください!

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