鯖は秋から冬にかけて脂が乗り、美味しくなる季節。定番は塩焼きや煮付けですが、サクッと美味しい竜田揚げもおすすめです。今回はガラムマサラを使った、ちょっとスパイシーな竜田揚げレシピのご紹介です。

目次
ガラムマサラとは

ガラムマサラは、複数のスパイスを使ったインドの代表的なミックススパイスです。市販のルウで作るカレーにもガラムマサラをプラスすることでスパイスの奥行きが出ますし、ガラムマサラだけを使う料理もあります。
さまざまなブレンドがありますが、クミン、シナモン、コリアンダー、カルダモン、クローブ、ブラックペッパーなどが使われることが多いですね。香りはカレーパウダーと似ていますが、チリペッパーやターメリックがブレンドされていることは少ないので、辛さや色はカレーパウダーとは違います。
鯖の竜田揚げ、ガラムマサラ風味のレシピ
サクッとした食感と食べたときの風味がなんとも言えない、あとを引く美味しさ。ご飯にもお酒にも合いますし、一口サイズなのでお弁当にもおすすめです。
材料(2人分)

- 鯖(フィレまたは2枚おろしの半身) 2枚
- A) 醤油 大さじ1
- A) 本みりん 大さじ1
- A) 酒 大さじ1
- A) ガラムマサラ 大さじ1
- 片栗粉 大さじ1
- 揚げ油 適量
<付け合わせ>
- レモン(くし形切り) 適量
- フレッシュ野菜(トマト、大葉など) 適量
<トッピング>
- フレッシュハーブ(オレガノ、タイムなど) お好みで適量
作り方

1鯖のフィレは骨を取り、食べやすい大きさに切る(2枚おろしの場合は中骨を削いで切り取り、小骨を取り除く)。
2ボウルに1とAを入れて10分ほど下味をつける。

32に片栗粉を加えて軽く混ぜ合わせ、揚げ油を170度にあたためた油でこんがり色よく揚げる。

4フレッシュ野菜とともにお皿に盛り付け、お好みでフレッシュハーブを添える。くし形に切ったレモンを添えて搾っていただく。フレッシュハーブは、竜田揚げと一緒にいただくのがおすすめ。

ハーブやスパイスは旬の鯖の脂との相性も抜群
鯖は日本各地で漁獲される魚なので、お値段も手頃なのが嬉しいですよね。天然物から養殖、冷凍、缶詰などの加工品までさまざまな形で購入できますが、やはり旬の天然物は脂も乗って美味しいです。魚も野菜と同じように、できるだけ旬のものをいただく楽しみを味覚で感じるようにしたいものですね。
塩焼きや煮付けだけでなく、親油性のハーブやスパイスの香りは脂の乗った鯖とも相性抜群なので、ぜひ合わせて使ってみてください。