なすは夏野菜というイメージが強いですが、旬は5〜10月と長く、その中で9〜10月に収穫されるものは“秋なす”と呼ばれます。秋なすは穏やかな日光を浴びて育つため、皮が柔らかく甘みのあるなすに育つそうです。
秋なすの美味しさを活かすには、シンプルな料理がおすすめ。
そこで今回は、めんつゆを使って簡単に作れる、なすの揚げ浸しのレシピを紹介します。
おいしいなすの見分け方や油の吸いすぎを防ぐ方法もお教えするので参考にしてください。
目次
美味しいなすの見分け方
美味しいなすの条件は以下の通りです。
- ヘタの下の部分が太い
- ガクについたトゲがかたく尖っている
- 皮が濃い紫色で、つやつやしている
- 皮にハリがあり、触った時に弾力がある
これらの特徴は、新鮮でよく熟している証拠です。
ヘタのすぐ下の白い部分は柔らかく美味しいので、ヘタを切るときに一緒に切り落とさないように注意しましょう。
なすはなんで油をたっぷり吸うの?
なすは油との相性がよく、油を吸うとトロッととろける食感になります。また皮の紫色がきれいに発色し見た目がよくなるというメリットも。
しかし、油を吸いすぎると油っこさやカロリーが心配ですよね。
なすは熱すると水分が蒸発し、その代わりに油を吸収します。約9割が水分のなすは、油を多く吸ってしまうのです。
つまり、なすの水分を減らせば油の吸収を抑えられるということ。
なすの水分を減らすためには、カットした断面に塩を振りかけ10分ほど置きます。するとなすから水分が抜けるので油の吸いすぎを防げるのです。
水分はキッチンペーパーなどで拭き取りましょう。
必ずしも必要な処理ではなく、今回のレシピではこの処理を行っていません。
油の量が気になる場合は上記の処理を行ってください。
めんつゆを使ったなすの揚げ浸しのレシピ
油で揚げることでアクの渋みがなくなるので、水にさらす必要はありません。しかしなすは空気にふれると変色するので、カットしたらすぐに調理をしてください。
材料(2人分)
- なす 2本
- めんつゆ(2倍濃縮) 50ml
- 水 100ml
- 大根 5cm
- しょうが 適量
- 大葉 2枚
作り方
1大根としょうがはすりおろし、大葉は細切りにします。
2ボウルにめんつゆと水を入れて混ぜ合わせます。
3なすのヘタを切り落としたら縦半分にカットし、横に3等分します。
4皮目に深さ5mmほどの切り込みを格子状に入れます。
5フライパンに深さ3cmほどの油(分量外)を入れて170度に熱します。
6なすを入れて1分半したら、裏返してさらに1分半ほど揚げます。
7なすがしんなりしたら油をよく切り、お皿に盛り付けます。
8上から2をかけて、大根、しょうが、大葉を盛り付けたら完成です。
ひんやり冷やして食べても美味しい
暑い日には、冷蔵庫でひんやり冷やして食べるのもおすすめ。
冷たくして食べる場合は、つゆをボウルに入れその中に揚げたなすを浸した状態で冷やすと、味がよく染みて美味しいですよ。
めんつゆなら味がブレることがなく簡単においしく作れるので、ぜひ今晩のおかずやおつまみに作ってみてください。