ふんわりとして赤ちゃんのほっぺのようにモチモチの、『アルプスの少女ハイジ』の白パン。
ハイジはこの白パンを、お金持ちのクララの家で初めて食べてびっくりします。
そして思い描いたのは歯が悪くてかたいものが食べにくいと悩んでいたペーターのおばあさんのこと……。おばあさんがいつも食べていたのはかたい黒パンだったので、ぜひこのふわふわの白パンを食べてもらいたい、と思うのです。
ハイジは食事のたびにこっそり白パンを持ち帰り、クローゼットに隠していきます。
のちにハイジの隠した白パンはバレてしまうことになるのですが、ハイジの優しい心を感じられる有名なシーンですね。
ふんわりもちもちとしたやわらかな白パン。白く作るコツは低温でじっくりと焼き上げることです。
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目次
材料(6個分)
- 強力粉 230g
- 塩 3g
- 砂糖 30g
- ドライイースト 3g
- 牛乳150ml
- バター 10g
作り方
1ボウルに強力粉、塩、砂糖、ドライイーストを入れてスプーンで混ぜます。
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2牛乳を入れて、ざっくりとスプーンで混ぜ合わせます。
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3生地を台に取り出して、こねます。
4手につかなくなり、表面がなめらかになってきたらバターを加えてさらにこねます。
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5ボウルに入れてふんわりとラップをします。
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630~45度の温かい場所で生地が2倍以上になるくらいまで一次発酵させます。
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7生地を6等分して手で丸め、そのまま15分おきます(ベンチタイム)。
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8生地を軽く丸めなおします。
9菜箸などで、生地の中央をぎゅっと押しつぶします。
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10天板にクッキングシートを敷き、生地を並べます。
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1130~45度の温かいところに30分ほど置いて二次発酵させ、茶こしで表面に強力粉(分量外)をふるいます。
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12150度に予熱したオーブンで14分ほど焼きます。
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ふわふわもっちり白パンは、優しい味わい
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そのまま食べてもほんのり甘くて優しい味わいの白パン。
冷めても美味しいけれど、温め直すなら電子レンジで10秒ほどかけるのがおすすめです。トースターだとせっかくの白パンに焼き色がついてしまうためです。
半分に切ってクリームチーズとジャムをはさんでデザート風にしたり、スクランブルエッグやベーコンをはさんでサンドイッチにしても美味しいですよ。
結婚してから、よくパンを作るようになりました。「バリッとクープの開いたフランスパンが焼きたい!」と思い、何度も作ってきましたが毎回撃沈……。 やはり業務用オーブンでしか焼けないのか、と思うこともありましたが、苦節7年、ハードパンが焼[…]
【参考文献】
ヨハンナ・シュピリ(著), 松永 美穂 (訳)『アルプスの少女 ハイジ』KADOKAWA, 2021年