沖縄グルメの中でも、全国的にメジャーなタコライス。「蛸(タコ)が入っていないのにタコライス?」と不思議に思ったことがある方は多いのではないでしょうか。
この記事では、タコライスの誕生秘話や特徴、本格的で美味しいタコライスのレシピを紹介します。
食欲をそそるスパイシーなタコライスは、真夏日のランチにもぴったりの1品です!
目次
タコライスはタコスから派生したグルメ

(画像出典)PIXTA
タコライスは、沖縄の飲食店「パーラー千里」の店主がタコスからヒントを得て考案しました。
タコスは、とうもろこしの粉で作ったトルティーヤという生地にひき肉や生野菜、チーズなどを挟んで食べるメキシコの国民食。タコライスは、このタコスの具材をご飯に乗せた料理です。
安くてボリューム満点のタコライスは米軍基地内で評判を呼び、次第に沖縄県民にも浸透したといわれています。

(画像出典)PIXTA
タコライスは、温かいご飯の上にケチャップやチリパウダー、ウスターソースなどで味付けをした合い挽きミンチ(タコミート)とレタスやトマトといった生野菜を乗せるのが基本スタイルです。
しかし味付けやトッピングに明確な決まりはなく、合い挽きミンチではなく牛ミンチを使ったりアボカドやポーチドエッグをトッピングしたりと、お店によってさまざまなアレンジが加えられています。
タコライスのレシピ
特別な香辛料を使わなくても、ミックススパイスであるカレー粉を使うことで、簡単に本格的で深みのある味わいになります。
材料(2人分)

- 合い挽きミンチ 200g
- 玉ねぎ 1/2個
- にんにく 1片
- 塩こしょう 少々
- オリーブオイル 小さじ1
- ご飯 2膳
<A>
- ケチャップ 大さじ2
- ウスターソース 大さじ1と1/2
- 酒 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- カレー粉 小さじ1
- チリパウダー 小さじ1/2
<トッピング>
- レタス 2枚
- ミニトマト 4個
- アボカド 1/2個
- 細切りチーズ 20g
作り方
1レタスは太めの千切り、ミニトマトは4等分、アボカドは皮をむき1cm角にカットします。

2玉ねぎとにんにくをみじん切りにします。
3フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火にかけ、にんにくの香りが立ったら玉ねぎを加えて半透明になるまで炒めます。
4合い挽きミンチを入れて中火にし、ほぐしながら炒め塩こしょうをします。

5いったん火を止めて余分な脂をキッチンペーパーで拭き取り、再度点火し、<A>を加えて汁気がなくなるまで炒めます。これでタコミートの完成です。

6お皿にご飯を盛り、レタス、タコミート、トマト、アボカドをバランスよく盛りつけます。
7チーズをトッピングしたら完成です。

タコライスはアレンジを楽しんで!
沖縄のご当地グルメは独特な調味料や食材を使うものが多いですが、タコライスは身近な食材で作れます。
調味料の水分がなくなるまでしっかりと火を入れることで、合い挽きミンチに味が絡み、野菜やご飯と一緒に食べた時にバランスがよくなりますよ。
チリパウダーを多めに入れてピリッと刺激的にしたり、野菜を多めにしたりして、お好みのタコライスを作ってみてください。