暑くなってくると食べたくなるのがアラブ料理。アラブ系のレストランはそう多くはないので、おうちで作って食べるのが手っ取り早いですね。アラブでよく使われているハーブやスパイスを使うことで美味しく簡単に作れますよ。
中でも、ひよこ豆を使って素揚げするファラフェルは、今ではアラブ料理の枠を越えて世界のベジタリアンやビーガンに大人気です。ヘルシーで食べ応えのあるファラフェルをハーブとスパイスで美味しく作りましょう。ヨーグルトとタヒニ(練りごま)でつくるソースをつけていただきます。
目次
アラブ料理でよく使われるハーブやスパイス
アラブ料理でよく使われるハーブは何と言ってもパセリです。以前にタッブーレのレシピをご紹介しましたが、このファラフェルでもたっぷり使います。そしてコリアンダーリーフ。日本ではパクチーと言った方がなじみがありますね。こちらもよく使われます。
そのほか、ミントやレモンも欠かせません。
スパイスは、クミン、コリアンダー(シード)、シナモン、オールスパイスなど。
どれも暑い国ではよく使われているハーブやスパイスです。日本の夏も年々暑さが厳しくなってきているようなので、こういうハーブやスパイスの使い方にヒントを得るのもいいかもしれませんね。
ファラフェルのレシピ
ファラフェルは地域によって、そら豆のみ、ひよこ豆のみ、そら豆+ひよこ豆とさまざまなパターンがあります。
今回は、ひよこ豆のみのレシピでご紹介します。ひよこ豆なら、通年作れますね。
材料(3~4人分)
- 乾燥ひよこ豆 100g
- 揚げ油 適量
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- にんにく 1片
- 玉ねぎ 1/2個
- フレッシュパセリ 1袋
- フレッシュコリアンダー(パクチー) 3~5本
- クミンパウダー 小さじ1/2
- コリアンダーパウダー 小さじ1/2
- チリパウダー 小さじ1/2
- ブラックペッパー 小さじ1/3
- 塩 小さじ1/2
- 片栗粉 大さじ1
作り方
1ひよこ豆は一晩水につけたあと、ざるにあげて水を切っておく。
21のうち1/3をやわらかくなるまで20分ほど茹でて、水切りしたらフードプロセッサーでペースト状にする。
3フードプロセッサーに<A>を加えて回す。
4残りのひよこ豆も入れて回し、粒が残るぐらいで止める。
54を別の容器に移して20分ほど寝かせる。
65をひと口サイズの大きさに丸める。
7170℃の油で揚げ、表面がこんがり色づいてきたら取り出して油を切る。
8レモンやパセリを添え、彩りよく盛り付ける。
ヨーグルトタヒニソースのレシピ
塩味のヨーグルトとごまの風味とミントの相性が見事なハーモニーを演出してくれて、ファラフェルがより美味しくいただけます。
材料(3~4人分)
- プレーンヨーグルト 1カップ
- タヒニペースト 大さじ1 ※
- 塩 小さじ1
- ミントの葉 みじん切り 大さじ2
※タヒニペーストは、生のごまをすりつぶして作られる調味料。
日本の練りごまは焙煎していますが、味は似ているので代用可能です。
作り方
すべてをよく混ぜ合わせれば完成です。
アラブ料理は異国の味でも日本人に合う
アラブ料理は、日本で私たちが使う食材を少し違う組み合わせで料理するものが意外とあるかもしれません。普段パセリは脇役としての存在なのに、そのパセリをこれでもかとたっぷり使ったり、ヨーグルトはどちらかというとデザート感覚なのに、そこに塩を入れたり、ごまの味を加えたり、ミントを使うことも新鮮に感じるでしょう。
だからこそ異国の味を楽しめるのかもしれませんね。これがまた日本人の口にも合うので、ぜひ作ってみてください。