オーストリアの首都ウィーンといえばモーツァルトやシューベルトをはじめとするクラシック音楽の都。さらにマリーアントワネットが住んでいたシェーンブルン宮殿やあらゆる世界の名品が貯蔵されている美術館や博物館、豪華絢爛な国立図書館が観光スポットとして有名です。
街を歩いていると公園や道端で音楽を奏でる方がたくさんいて街中が音楽に溢れているという印象があり、 美しい街 を優雅な気持ちで散歩できます。
目次
オーストリア料理の特徴は?
首都ウィーンにはカフェがとても多く、この「カフェ文化」は「無形文化遺産」に登録されています。
カフェというと簡易的なお店をイメージしがちですが、ウィーンのカフェは歴史を感じる建物や宮殿、美術館のような、昔ながらのスタイルで“豪華でありながらとても落ち着いた非日常を感じる贅沢な空間”を醸し出す特別な存在です。
ウィーンのカフェとして日本では「ザッハー」と「デメル」の「ザッハトルテ」が有名ですが、どちらが本家かという歴史的対決は現在「ザッハー」が本家ということで落ち着いているようです。
多民族国家でありハプスブルク家の歴史と深く結びついているため”洗練された融合料理”を有するオーストリアの料理。お菓子とともに料理も歴史ある名高いメニューが多数並びます。
今回は一番有名なウィーンの名がついたウィンナーシュニッツェル(Wiener Schnitzel)をご紹介いたします。
ウィンナーシュニッツェルとは?
ウィンナーシュニッツェルは、「ウィーン風カツレツ」という意味のとてもシンプルなお料理です。「ミラノ風カツレツ」という似た郷土料理が存在していることを考えても、やはり融合料理という意味を感じることができます。
ウィンナーシュニッツェルをオーストリアの本場で注文するとお皿からはみ出るほどの大きさで提供されることも多く、その大きさにまずはびっくりすると思います。
さっぱりとした仔牛を叩いて薄くしているだけですし、細かいパン粉の衣とバターの香ばしさにレモンのさっぱり感がプラスされ、意外とペロリといただけてしまう大人から子供まで人気のメニューです。
レシピ
では、ウィンナーシュニッツェルのレシピをご紹介しましょう。
材料(1人分)
- 仔牛のモモ肉(牛ヒレ肉で代用可能) 150g
- 卵 1/2個
- バター 20g
- カットレモン 1個分
- 小麦粉 適量
- パン粉(細目がが理想) 適量
- 揚げ油 適量
- 塩胡椒 適量
*肉叩きや肉叩きの代わりになるものがなかったり、薄くするのが面倒な時は薄切り牛肉を数枚重ね合わせたりして代用してみてくださいね。
作り方
1お肉をラップやクッキングシートで挟み、肉叩きや麺棒等で薄く伸ばしたら塩胡椒をします。
21のお肉を小麦粉、溶き卵、パン粉の順でつけていきます。
3フライパンに2cmくらいの油を入れて揚げ焼きにし、きつね色になったら油を切っていったん取り出します。
4フライパンに残った油を捨てたらバターを溶かし入れ、軽く焦がしたバターの風味を3の両面に浸み込ませます。
5レモンをかけていただきます。