ニュージーランドは日本と同様四季があり、北島と南島に分かれる2つの島で構成された細長い国土が特徴の国。その距離、約1,600km。
人口より羊の数の方が多い国で、公用語は英語、ニュージーランド手話、マオリ語です。マオリ語といえば、ラグビーW杯でニュージーランド代表オールブラックスの選手が披露したハカで「カマテ!カマテ!」とマオリ族が戦いに行く前に行なった民族舞踊で使われていた言葉なので、日本でもすっかり有名になりましたよね。
観光の特徴としては、何といっても海に囲まれた自然豊かな大地を利用した壮大なアクティビティ。海から空に至るまでの四季折々の絶景が一年中楽しめます。
目次
ニュージーランド料理の特徴は?
ニュージーランドは豊富な食材に恵まれた国。有名なのはやはり羊肉ですが、海産物も魅力です。そして食材だけでなく、ワインやコーヒー、クラフトビールといった嗜好品もまた世界中を魅了していますね。
食文化としては、海に囲まれた国のため日本と似通った部分がみられます。
そのひとつが今回ご紹介するホワイトベイトフリッター(Whitebait Fritters)です。
ホワイトベイトフリッターとは?
ホワイトベイトとは日本でおなじみのシラスです。
南島の西海岸やウェストランド地方の特産で、大体8月~11月が漁解禁期間。
この時期は「ホワイトベイト解禁!」とまるでお祭りのようにスーパーに並び、お店のメニューにも登場します。
しかしこれ、とっても高級魚的お値段!
でもこの美味しさは格別なので、この間に一度は食べておきたいメニューです。
日本の「シラスオムレツ」の玉子をふんわりさせたような感じを想像するといいでしょう。
日本と違うのは、フレッシュなホワイトベイトを使うこと。生きているホワイトベイトを使うこともあるほど鮮度にこだわっています。
玉子を食べると言うより「ホワイトベイトを食べる!」、そんな印象なので、玉子は少なめにしてホワイトベイトをたっぷり使うのがこの料理の特徴です。
パンに挟んだり、ニュージーランドワインのお供にしたりして愛される季節限定料理なので、この期間にお店で見かけたらぜひとも注文していただきたいお料理です。
塩胡椒とレモンが定番ですが、お醤油をひと垂らしするのもやはり良く合います。
レシピ
では、 ホワイトベイトフリッター のレシピをご紹介しましょう。
材料(2枚分)
- 玉子 1個
- 生シラス 100g
- 塩 ひとつまみ(指3本分で掴んだ量)
- 小麦粉 大さじ1/2
- 牛乳 大さじ1
- 油 大さじ1
- レモン 1カット
* 生シラスが手に入らなければ塩抜きしたシラスを代用してみてください。
作り方
1玉子を卵白と卵黄に分け、卵黄は溶き、卵白は硬くならない程度に泡立て器でホイップします。
2溶いた卵黄に塩、牛乳、小麦粉、生シラスを入れて全体を混ぜ合わせます。
31の中に2を加え優しくふんわりとゴムベラで混ぜ合わせます。
4油を入れたフライパンを中火にし、フライパンが温まったら3の半量を乗せ、表面だけが焦げてしまわないようにやや弱火でしっかり中まで火を通します(両面)。続けてもう1枚焼きます。
5お皿に乗せてレモンを絞っていただきます。