
中国有数の大都市、上海(シャンハイ)。
東方明珠電視塔、外灘(バンド)といった都会的なスポットから、豫園や田子坊などノスタルジックな雰囲気のスポットまで観光地の雰囲気は幅広く、日本から近いこともあってコロナ前は人気の旅行先でした。
同時にビジネスの中心地でもあり、旅行ではなく出張で訪れたことがある人も多いでしょう。
目次
上海料理の特徴は?

上海の名物料理は、土地の名前を冠した上海蟹が有名ですね。
ほかにも、日本にも出店している小籠包の名店「南翔饅頭店」は上海が本店。焼き小籠包も人気です。
料理としては米料理が多いことや黒酢を使った甘酸っぱい味付けが特徴ですが、世界中の観光客やビジネスパーソンが集まる都市ですから、万人の口に合う洗練された料理を出すレストランも多いです。
葱烤排骨のレシピ

今回ご紹介の上海料理は、「葱烤排骨(ツォンカオパイコー)」。
まだまだ日本の家庭料理に登場することの少ない一品ですが、材料・作り方ともにとてもシンプルで、味わいも日本人好みのお料理です。
材料(2人分)

- 豚肉(肩ロースなど) 3枚(100gx3)
- 万能ネギ 3把
- ニンニク 1かけ
- 油 大さじ2
<A>
- 紹興酒 50ml
- 砂糖 大さじ2
- 醤油 60ml
- 水 100ml
作り方
1包丁の背で豚肉全体を叩き(仕上がりをやわらかくするため)、万能ネギは根を落として3等分に切っておきます。
2フライパンに油を入れ、万能ネギと潰したニンニクを入れて炒め、香りが出たらどちらもいったん取り出します。
32のフライパンに豚肉を入れ、中強火で両面をこんがりと焼きます。
4豚肉が焼けたら、混ぜ合わせた<A>と2の万能ネギとニンニクを戻し入れて蓋をし、中弱火で15分ほど煮たら出来上がりです。
ポイント
このお料理のポイントとなる素材は、万能ネギと紹興酒です!
万能ネギ
3把は生の状態ではすごく大量ですが、火を加えると少なく感じますし、このお料理の最大のポイント。ちょっと多すぎるのでは?と思うかもしれませんが、この分量を入れることで油にしっかりとネギの風味が付きます。少ないとこのお料理の醍醐味が感じられないので、ぜひきちんと3把(それ以上でも!)使ってくださいね。
紹興酒
日本酒に替えても良いですが、仕上がりの香りが全く違うものになります。上海を感じるお料理、中国料理として作るならやはり紹興酒を使うことをおすすめします。お料理に使ったのと同じ紹興酒を飲みながら葱烤排骨をいただくのは至福の時間です。
とはいえ、米料理が中心の上海料理ですのでご飯との相性も抜群。調理して出来上がったタレをたっぷりご飯にかける「つゆだく」も絶品ですよ。